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スクショで振り返る2013

akagi
– 発艦前の赤城飛行甲板 – 今年の最初の頃はIL-2のリペイントしてた –

いや~、今年もあっという間だったな。
25歳過ぎると加速度的に速くなるみたいなことを言われてたんだけど、ホント・・・身に染みて感じている今日この頃。
子供の頃はもっと一年が長かったですよね。
ところで、2013年は皆さんにとってどんな一年だったでしょうか?
楽しい事もあれば辛い事もあったと思いますが、過ぎてしまえばアレですよねぇ。

ま、一年に一度くらいは過去を振り返ってみるのも良いんじゃないかなって事で、このblog的な事を中心にSSで一年を振り返ってみた。

ets2
– ETS2 – 春先頃はガチムチに夢中だった –

私の2013年は精神的に疲れる事が多くてアレでしたね。
本格的に自分の部署が出来て、結構大所帯なので最初は人心を掌握するのに神経を使いまして・・・年上の人とかもいるので。
やっぱり自分にはリーダーは向いてないかな?なんて弱気になった事もありましたが、今はなんとかなってるので良かったかな。

仕事が忙しくなった分ビデオの製作とか時間が掛かる事が出来なかったけど。
ぶっちゃけると非公開の物は作ってたんですよ。
内輪向けのとかね。
公開する物を作らなかったと言うだけなんです。
未公開のはクオリティ的に楽なので。

il-2
– 烈風の登場は嬉しかった。なんちゃって343空の烈風と352空の雷電のリペ –

今年の初めの頃はIL-2のリペしてて、艦攻、艦爆、あとは雷電とか塗ってましたかね。
春先からETS2にハマり・・・夏の前あたりは烈風効果でIL-2の烈風のリペイントをしてた。
8月頃は大和のリペイントなどに夢中になり、秋にかけてファントム塗ったり・・・で、なぜか11月ごろからF1ブームになりLotus 100Tを塗りました。
リペイントばっかりやな・・・来年はリペインターとしてデビューするか(嘘)
それにしても、こうして通しで見てみるとホント熱しやすく冷めやすい性格が良く出ていますよね。

あっちに興味示してみたり、こっちに興味を示してみたり。

そんな中でもF-1ブームは自分的にもビックリでしたね。
ゲーム自体もアレだけど、厳しい競争の中を必死に頑張る中嶋さんやホンダの技術者達の姿に感動したからかもしれません。
でも、まさかF1のリペイントにまで手を出すとは自分でも驚き。

yamato
– ウェザリング前の大和。夏ごろは大和のリペイントに夢中でした –

もっとも、私の場合は下手の横好きなのでアレなんですが・・・そんな事を言ったらゲーム自体も下手の横好きなのでアレなんですけどね。
でも、楽しい。
ゲームで遊んでる時より塗ってる時の方が楽しい。

blogとかもそうなんですけど、寝る前の一時間と決め手チマチマ作業するのが良い感じなんですよ。
好きな音楽を聴きながら書いたり塗ったりってのが良いみたい。
料理とかもそうなんですけど、やっぱり何かを作るってのが好きみたいですね。

その代わりゲームは上達しないけど。

来年は何しようかな。
PS4でも買うか。
ボーナスも出たしね・・・全額貯金しちゃったけど┐(゚~゚)┌

jasdf
– RF4Eもどきと、この時に塗ったRF4EJ –

ホント・・・欲しい物ないんですよ。
貴金属とかあまり興味ないし・・・強いて言えば白物家電を買い換えるのでそれかな~
掃除機とか洗濯機とかね。
洗濯機は買う物決まってるんですよ。
掃除機がねぇ・・・悩む。

掃除するの好きなんで、掃除機にはこだわりたい。
ダイソンにするか、国産のゴミパック式にするかで悩んでおります。

lotus100t
– こないだまで塗ってたLotus 100T –

と言う事で今年の最後のエントリーは実家から書いてみました。
ipad先生大活躍と言う事ですが、使い辛くてイライラしたのはナイショ。
買ってからずっと埃かぶってたからなぁ。

そそ、今年最後のSSを何にするかで悩んだんだけど、アル意味今年一年間悩まされ続けたと言う事でspamのSSで締めたいと思う。
6月~11月までの半年間ですが、こんな感じです。
12月の分が集計には入っていませんが、下の方にチラッと見えてますな。

来年は是非ともspamとオサラバしたい。
これでも減ったんですよ・・・去年は酷かった。
倍ぐらい来てましたかね。

spam
– いろんな意味で今年もspamに悩まされた –

ふぅ~
文字が打ち辛くて疲れた。
ボーナスでMSのやつ買おうかな。

ま、いっか。

と言う事でそろそろお開き。

それでは皆さん良いお年を~ (・ω・)ノ

ドンっと、Look Back!

先日、今年初のみかんが届きました。
今年初って言い方は変か・・・3月くらいまで食べまくってからね。
今秋?それとも11月だから今冬かな?

でも、台風30号がフィリピンに上陸したとかって聞くと冬って感じがしないよね。

やっぱり異常気象なのかな?
それとも今までが異常なだけで地球にとっては今が正常なのかな?
そのうち人類は地球に住めなくなるんやで!コレは天罰や・・・今まで好き勝手やってきた報いなんや!

とかなんとか「中二病にかかったかな?」的な症状を示しつつみかんを食べてた。

今年のみかんは甘くて期待が持てそうだ。
もう少しお安くなったら大量に箱買いして食べまくろうかと思う。
もう何年もの付き合いになる愛媛の農家さんからも「今年のは美味しいよ~」とお手紙が来ていたので楽しみだ。
愛媛、和歌山、静岡。
産地によって味も香りも違うので、これからの季節は楽しみも尽きないのであった。

と言う事で、久々のガチムチだよ。
みんな用意はいいかい?
マッスル!マッスル!

ets2
– スチムーにはデモ版もありますので、試しにやってみるのも良いかも –

と、その前に久々のETS2と言う事でアップデートが色々あったり・・・私が以前やってた頃はVer1.3だったかな??
アップデートする前に確認しときゃよかったね。
オマケにDLCまで販売されていたのでGETだよ!

今回販売されたDLCは東欧諸国のMAPとハロウィン関係のリペイント集。
まぁ、トラックのリペイント集に関して言えばアレですが、お布施と言う事で購入。
MAPに関しては素直に嬉しいね。

んで、アップデートに関して何がどうなったのか知りたいので公式サイトへ。
FIXされたり追加された項目が載っているのでチェックしていると・・・ナント!スピードリミッターを解除できるようになったようです。
今までだと時速90キロでしたっけ?そこでリミッターが効いちゃうんだけど、それが解除できるようになったのは凄く嬉しい。
今のところ遅配は一度も無いのですが、時間的に結構シビアな時もありましたので朗報です。
配送時間の締め切りが近くなると音楽が鳴り出すんだけど、その曲のテンポが速くて焦っちゃうんだよね。

そそ、ETS2を知らないって方もいると思うので軽くご紹介・・・


– ちょっとセクシーな音楽が印象的なETS2 Promo Trailer –

ETS2 – Euro Truck Simulator 2とは、チェコのゲームソフトメーカーであるSCS Softwareが製作したゲームです。
チェコと言えば先日このblogでもご紹介のARMA3を開発したBohemia Interactive Studioもたしかチェコのプラハでしたよね。
プラハと言えばプラハの春と言う事で、共産主義が崩壊していく過程では我国の赤い人達も擁護したり非難したりといろいろあったようです。

話がそれまくりやな。
つい教養が邪魔をしてしまう・・・自分の偏差値の高さが怖い(゚Д゚)ハァ?

平たく言うとトラックを運転して荷物を運ぶゲーム。
で、仕事をこなすとお金と経験値がもらえる。
その経験値でドライバーとしてのレベルが上がり、お金を貯めることでトラックが買える。

自前のトラックが買えないうちは日雇いの仕事を探す事になる。
日雇いの場合は燃料代からメンテナンスの費用に至るまですべて雇用主が持ってくれるんだけど、自前のトラックの場合は全部自分で用意しないと駄目なのだ。
なので最初は日雇いに精を出すのが一番ですが、銀行に借金して安いトラックを買ってしまうのも一つの手だと思う。
因みに私は無借金経営するべく銀行からの借入金は一切無し。
ひたすら日雇いで汗を流しておりました。

job
– 職探しの図 – 日雇いの仕事はいろんなトラックに乗れるのが嬉しい –

で、ここからが本番と言うか、自前のトラックを手に入れてからも荷物の配送は続けていくのでやる事は一緒なんですが、社員を雇う事が出来るんですね。
ガレージの大きさによって雇える人数に違いはありますが、最初の段階で自分を含めて3人まで、ガレージを改装すると5人まで増やす事が出来ます。
こうなると会社経営シミュレーション的な感じになってきますが、そんな本格的なモノではないので自分も社員と一緒になって額に汗して荷物を運びます。

会社は複数持つ事も可能で、全国に営業所を開設することも夢では無いようです・・・が、社員にもレベルがあって経験を積む事でレベルアップしていきます。
育成方法を誤まると仕事もしないで遊び呆けてばかりいる不良社員が増えて経営を圧迫し始めます。
それに、当然ですが社員には給料を支払わないといけないですし、トラックの購入資金、燃料代、事務所の開設費等、いろいろと出費もかさんでしまいますので注意が必要だったりします。

magnum express inc
– 全てはここから始まった・・・漢のガレージ。

先日のパッチで現在はVer1.7が最新です。
上にも書きましたが、以前はMODでしか対応していなかった速度リミッターの解除もオプションから選択できるようになっています。
このように、ユーザーが”欲しい”と思う機能がMODと言う形でユーザーにより具現化され、それが有益であればその後公式がパッチによりゲームを改良して行くと言う良いサイクルが出来上がっているようです。
決して大手では無い、噂によるとマンションメーカーに近いような会社らしいですが、このようにマメなパッチによってユーザーをフォローしてくれるのは良い会社なのだと思います。

ゲーム自体も地味ですし、グラフィックもそれを売りにした最新鋭のゲームに比べれば地味なのですが、時折見せる風景の美しさには素晴らしい物があります。

もし、私のblogを読んでETS2に興味を持った方はプレイされる事をお勧め致します。
フライトシマーには向いてるじゃないかな?
脳筋系のLOMACとかIL-2のユーザーなんかだと派手なドンパチとか無いのでアレですが、MSFSのユーザーなんかは結構ハマルんじゃないかと思ってみたり。
エアライン系の遊びに近いですし、VFR系のパイロットさんなんかにもお勧め出来るんじゃないかな。
DEMO版がスチムーにありますので試してみたい方はどうぞ。

ets2_52
– DLCはこの部分のMAPみたいです –

そそ、ちょっと浦島状態だったりしますので情報収集の為に久々に2chに行ってみました。
“ETS2″で検索するとすぐにスレッドが出てきました。
どうやらスレタイを改善したようです。

んで、よさげなMODが紹介されていたのでゲット。
荷物の種類を増やすパックのようです。
因みにMODの追加は物凄く簡単です。
LOMACやIL-2もこのくらい簡単だと嬉しいのですが・・・
と言う事で選んだ荷物がコチラ

ets2_2
– 新型VOLVOが超カッコイイ! あと、新型のIVECOもカッコイイ! –

重量75tの機関車です。
今までの最大重量が25tでしたのでコレは3倍の重量です。
750psの新型ボルボでも大変です。

もっとパワーのある車が欲しいですが、バニラ状態では750psがMAXなのです。
MODを入れると1000psのエンジンとかもあるそうですね。
1000psと言えば零戦に積まれていた栄とほぼ同じですし、昔のF-1エンジンもそれくらいあったそうです。
1987年のシーズンに登場した過給圧4バールのホンダ製1500cc V型6気筒ツィンターボエンジンが1000馬力以上だったと言われています。
過給圧4バールってのも凄いですが、1500ccで1000馬力ってのも凄いですな。

因みにこのターボチャージャーのタービンブレードなどを製作していたのはF-15JやF-2のジェットエンジンなどでも有名なIHI石川島播磨重工業です。

またしても偏差値の高さが邪魔をする・・・知識の泉が溢れてしまうんだな∩( ・ω・)∩
まぁ、こないだ読んだ本の中に書いてあった事なんですけどね。
たぶん来月には忘れていると思う。

と言う事で、知識自慢のアホと化す前にお開き。

ets2_3
– スリーポインテッド・スターが眩しいメルセデスのエンブレムを本物に変えるMOD - 

MOD開発者の皆さんありがとうっ!
教えてくれた2chネラーの皆さんもありがとうっ!

I’m back!

金曜の夜は会社にアルバイトに来てる学生さん達主催の飲み会にご招待されて来ました。
バイト君・バイトちゃん達の内定祝いって事なのですが、私が忙しくて中々参加できなかった事もあって、ナント!昨日で5回目の飲み会だと言う事でした。
祝いの宴にかこつけて、ただ飲みたいだけなんじゃないかとの声もチラホラとありましたが、内定もらった後は私もバラ色だったので気持ちもわかります。
昨年に続きバイト君・バイトちゃん達全員の合格を祝して所属長と言う事で締めの挨拶なんぞを僭越ながらしてみたり。
あとはささやかながらお祝いの品をプレゼントしてみました。

ボールペンなんですが・・・酒樽のアレです。

んで、今日は母校の応援と言う事で神宮まで野球を見に行ってきました。
結果は連敗と言う事でアレでしたが・・・┐(゚~゚)┌

余談ですが、私は高校野球とか嫌いでして・・・つっても野球やってる高校生が嫌いと言う訳ではなく、彼ら高校球児達を興行のネタにして金やら名誉やらは自分達で独占している”大人”な連中が大嫌いなのです。
まぁ、語りだしたら長くなるのでアレですが、なにか白球を追う純真無垢な青少年達・・・みたいな”大人”達が持つイメージを彼らに押し付けて金儲けしてるとこなんかは、まるで70年前に己の理想や大儀と言う名の爆弾を抱えさせて特攻させた”大人”な人達となんら変わらないのでは?と思ってたりします。
朝日新聞が一枚噛んでる辺りなんかデジャブかよってノリだしね。
文字通り”選手生命”を絶たれる高校球児たちもいる訳で、もう少し日程的な事で体の負担を軽減させるとか、参加校などへの興行収入の分配などやるべき事は山ほどあると思うのですが皆さんは如何お考えでしょうか。

もっとも、当の高校球児達も大人が作り出したそのイメージに相乗りしているのも事実だったりしますよね。
裏でタバコ吸ったり後輩をイジメたりしてるのはバレバレなんだけどね。
いっそのこと審判の判定に文句言ったり乱闘とかあっても良いんじゃないかと思ったりしていますがどうなんでしょう。

とか何とか言いつつ、こないだ買ったゲームの話。

arma3
– ARMA 3 – これが例のゲンゴロー戦車 –

ARMA 3買いました。
90式戦車の動画を作る・・・と言う事で言えばARMA 2の方が良いのでしょうが、自衛隊MODを製作しているチームの方のサイトを見たら、ゆくゆくはARMA 3にも対応していく予定のようなのでARMA 3にしてみました。
それに、グラフィックとか凄いので、最新のグラフィックエンジンを体験してみたかったと言うのもあります。

私が持ってるゲームって古いゲームばかりなので・・・ガチムチは新しいけど。


– JGSDF 機動戦闘車 MCV Maneuver Combat Vehicle –

で、ARMA 3ですが、結論から言うとこっちも私には無理だな。
難しいし、何して良いのかわからないし。
敵の位置とか全然分からないうちに殺されるし。

なにかLOMAC無印を最初にプレイした時の、あの無力感にも似た敗北感がハンパ無い。
自慢じゃないけどLOMACで最初に撃墜されたのは意気揚々と出撃して5分も経ってなかったと思う。
敵の姿を一度も見ないうちに墜とされたのだ。
それも何度も何度も・・・普通なら飽きるだろ。
「ゲーマーってのはマゾか暇人のどちらかだ」とは言い得て妙。

arma3_1
– 光の感じが素晴らしい –

グラフィックは綺麗ですね。
設定を最高レベルにするとさすがに重いですが、フライトシムが遊べるPCなら余裕ってレベル。
あとは音が良いですね。
特に乾いた銃声の音が怖いくらいリアルです。
跳弾する時の音とかね。

音楽とかも控えめで、戦場などを極力リアルに再現しようと言う考えなのだと思います。
なので、ゲームと言うよりは戦場シミュレーターと言った方がしっくり来るかもしれません。
と、実際の戦場を経験した事が無い私が言ってみる。

後はですね・・・操作がね難しい。
いろんなキーを使うんだけど、「どれがどれだっけ?」な状態なので、間違う事もシバシバ。
敵の一斉射を受けて岩陰に隠れてるのに、「立つ」コマンドを押してしまいKIAとか、”スコープを覗く”と言う動作が独特で、その操作に手こずってるうちにKIAとかね。
こう言うのは覚えるまではストレスが溜まってしまいますね。

arma3_3
– いきなりコレですわ – 私のせいじゃないですけど・・・ –

日本語版じゃないので全編英語。
とりあえずINFANTRYを選択していざ出撃。
銃撃してる時とかに英語で指示されても対応できませんな。
こっちは操作するだけでも必死なんだからさ。
そうこうしている内に味方に被害が・・・しばらくすると生きているのは私だけと言うことに。

怖いねぇ。

急いで小さな岩陰に隠れたんだけど敵からバンバン撃たれてしまい、おもわず「いい加減にして!」と言いたくなったほど。
銃撃の乾いた音と、敵が発砲しながら迫ってくるのが超コワイ。
さしずめブラックホークダウンのゴードンとシュガートがやられた後のデュラントの心境だったと言ったら言いすぎでしょうか。

arma3_4
– ヘリも乗れます –

造形的にも意外と細かいですね。
テクスチャーで誤魔化すような事はしてないようです。
こりゃMOD作る人も大変やで。

一応操縦も出来るようですね。
やり方知らないから一ミリたりとて動けなかったけど。
真面目に説明書を読んでから出撃すればよかった。

既にこの辺りでかなり飽きはじめてる私。
なのであまり書く事が無い。
合コンとかでツマラナイと口数が減るのと一緒だな。

気を取り直して他のミッションへ。

arma3_5
– お!ゲンゴロウ戦車 – M2A1 Slammer –

鉛色の空をヘリでしばらく行くと我が陣地らしい場所に到着。
灯台が印象的な海沿いの陣地に降り立った私。
向かうは味方の車列。
先頭にはPVに出てきたゲンゴロウ戦車があった。
M2A1 Slammerとある。
ん?刑務所??

いいんかいこの名前で?
他の意味なのかな?
外国人の感性にはついていけませんな。

他にも上で紹介した機動戦闘車みたいなのもいる。

arma3_6
– 待ちくたびれた車列たち –

と、既に飽きはじめてる私は戦車にものらずに近くを徘徊。
建物とかにも入れるし、部屋の扉も全て開閉が可能なのは驚いた。
ハリボテみたいなもんだと思っていたので・・・
試しに灯台の扉も開けたら開いたので入ってみたり。
螺旋階段をズンズン上っていったら上に出た。
そこから下を覗いてみたら私の帰りを待つ味方の車列が・・・

作戦?

私は平和主義者なので(゚ε゚)ぴゅ~♪

グラフィックは綺麗ですね。
ただ、シェーダーの問題なのかわかりませんが、曇り空の下の表現は前時代的と言えなくもないですね。
逆に明るいところの表現は凄く綺麗です。
やり過ぎず、それでいて地味でもない。
実写を意識した映像表現には好感が持てました。

まぁ、グラフィックが売りなゲームでもないようなので、このレベルなら及第点なのではないでしょうか。
それよりも戦場シミュレーターの方が売りらしいのですが、残念ながら私は評価できない分野なのでサーセン。
ただ、”その場にいる”と言う感じは凄く強いゲームだと思いました。
敵に囲まれて逃げ場が無くなった時などは本当に怖いと感じました。
そういう意味では戦場の厳しさと言うか、兵士を英雄的に描きがちな昨今の映画やゲームなどとは一線を画した作品に仕上がっているのではないでしょうか。

そうは言っても操作が難しいし・・・即アンインストールって感じでは無いけど追々考えようと思います。

やはり俺の出番かな・・・

magnum
– B.A.MAGNUM – MAGNUM EXPRESS CEO でも飛行機だけはかんべんな –

遂にあの男が帰ってくる。
ガチムチトラック野郎MAGNUMが帰ってくる!
次週ガチムチトラック野郎MAGNUM SEASON 2をお楽しみに。

アスピリン片手のジェットマシーン

雷電風
– 痛くない機その1雷電風 – 352空が機材を変更したと言う架空の設定 –

Photoshopが新しくなったのでプチリペイントブームな予感。
CS3からの移行なので戸惑いながらの作業なのは否めないが・・・

そそ、今回は単体品のを買ったんですが、以前使ってたCS3はいわゆるマスコレって奴だったので、他にもいろんなツールが入ってて凄かった。
インストールすると容量が10GB位あって正直邪魔だったけどね。
普通に買うと30万円くらいでしたっけ?
私のはアカデミック版と言うやつだったので、かなりお安く買えるってことでマスコレにしてみた訳。
Flashとかも時間があれば勉強してみたかったんだけど・・・

要するに学割って事なんだけど、何かとお金が無い学生にとってはありがたい制度ですよね。
出来れば古いバージョンとかを学生向けにどんどん無料で配布してくれると良いんじゃないかと思ってみたり。
それこそこの無償バージョンをクラウド化して学生のみ自由に使えるようにするとかね。
コストはサーバーの管理費のみだし、何ならサーバーが空くであろう深夜のみ無償で利用できるとか・・・学生の頃ってお金は無いけど時間はあるじゃないですか?
購入した人達からクレームとか来るのだろうか?

古くなったとは言えせっかくの資産なんだし、せっかくのインターネットなんだからさ。

紫電改風
– 痛くない機その2紫電改風 – 343空が機材を変更したと言う架空の設定 –

唐突ですが、こないだ母の日だったじゃないですか。
久々に実家で家族が揃う事になりまして、二番目の姉は海外に住んでいるので来れなかったんですけど、兄がスカイプを用意してくれたので画面越しでしたが参加出来ました。
ネットって凄いですね。
ほんとインターネットって凄いなって思いました。
海の向こうにいる人と簡単に繋がれるんですからね。

でも、改めて思ったのは実際に会う事の重要性と言うか、直接肌を触れ合う事はネットでは無理ですからね。
それに、当たり前の事だけど家族って良いワー
両親にはいつまでも健康で長生きして欲しいと思いました。

と言う事で!久しぶりのガチムチだよ。

truck
– やっぱり夢じゃなかったんだ –

前回までのガチムチトラック野朗MAGNUMは・・・

運命のトラックとの出会いにより覚醒したMAGNUM。
自前のトラックの購入を夢見て必死に仕事をこなし、ようやく購入資金を貯めたまでは良かったが過労から居眠り運転により事故を起こしてしまう。
混濁する意識の中で見たのは最愛の母の姿とかつて別れた恋人の姿・・・そして、兄貴との出会いの場面であった。

どうなるガチムチ!

目を覚ますと俺は病院に居た。
看護婦のキレイなねぇちゃんが俺を優しく看病してくれた・・・と、エロゲ厨並みの妄想に耽ってみたものの現実が違う事は良くあることだ。
残念ながら俺の目の前には男がいた。
「おお!生きてたかコノヤロー!」
「ん?」
そう思った瞬間、兄貴の必殺の一撃が俺のアゴを捉えた。
痛がる俺を見て兄貴は豪快に笑った。
「痛いか?そうか!それは生きてる証拠だ!」
それはあの時に俺が見た兄貴の笑顔と同じだった。

1481aicdv0148pl
– ナースぺろぺろ – エロゲ厨化する俺 –
※キモヲタホイホイ
この画像を貼って以来、深夜から早朝にかけて”エロゲ ナース”で検索してくるアホが後を絶たない。
どんだけエロゲ好きがいるのだろうか?

その後兄貴は俺が3日間眠っていたことを教えてくれた。
奇跡的に大した怪我は無かったが、頭を強く打ったので今後も検査が必要だと言われた。
「しばらくの間はムショ暮らしだと思ってここで大人しくしていろ」

俺は薄ら笑いでそれに応えた・・・

やはり夢じゃなかったんだ・・・
悪夢なら目覚めと共に消えてくれると思っていたのに・・・だが違ったんだ。
あともう少し頑張れば手に入るはずだった俺のトラックは、俺のミスのせいで遠のいていったんだ。

俺はそんな事をぼんやりと考えながら兄貴の話を聞いていた。
兄貴は俺が寝ていたこの3日間、文字通り欧州中を駆け回って俺が開けた仕事の穴を埋めてくれていた。
もちろんに兄貴にも仕事があるので、暇を持て余したかつての仲間に声を掛け、仕事を振り分け、本来俺が運ぶ事になっていた荷物を配送してくれたのだ。

俺は気になっていたトラックの事を訪ねた。
兄貴によるとトラックは相当壊れていて修理代が高くつくだろうとの事だった。
案の定、WATAMI運輸側からは高額なペナルティを要求されていた。

交渉役を兄貴は買って出てくれていた。
だが、いくら百戦錬磨の兄貴とて悪名高いWATAMI側が用意した悪徳弁護士が相手では苦戦するであろう事は目に見えていた。
交渉は難航することが予想された。

black watami
– 立場の弱い相手に対して使う言葉ではない。これは イジメの構図と一緒だ-

とりあえず俺は、今まで貯めていた全ての金を兄貴に渡す事にした。
それでも足りないようだったが・・・
落ち込む俺の姿を見て兄貴がこう言った。

「金の事は心配するな・・・ただ、払うものは払わないとマズイ事になるのはたしかだ。相手はなんといってもWATAMI運輸だからな。」
俺は無言で頷いた。
「そこでだ・・・実は昔、俺が世話になった人がEdinburghにいるんだが、その人がちょうど今人を探している。しばらくその人の手伝いをやってもらえないか?」
「こんな俺で良ければ喜んで行かせて貰います」
俺は二つ返事でEdinburghに行く事にした。
どのみちWATAMI運輸との話にケリがつくまでは、地元の奴らは誰も俺を雇ってはくれないだろう。
そう、今の俺にはこの街にいる意味が無かった。
兄貴もそれをわかった上での事だろう。
たぶん兄貴の事だ・・・この話も頭を下げて持って来てくれた仕事に違いない。
俺にはわかるんだ。

しばらくして俺は退院した。

今日の私はキゲンがいい♪

それはあんたとはカンケイない♪

前回と前々回のエントリーが内輪で反響が大きくて驚いてみたり。
あの歌をリアルタイムで聴いていた世代の人もいるので熱いやり取りがあって面白かった。
青春時代なんて言うと大げさかもしれないけど、若かった頃の思い出話とか聞けたりするのは良かったかな。

更に・・・サッチャーさんネタの方はかなり盛り上がりましたね。
意外と言ったら失礼ですが、皆さん真面目に私の書いた駄文を読んでくれているみたいで驚いてしまった。
まぁ・・・当の本人の頭の中はトラック一色と言った感じで、タクシー乗ったりするとついついトラックを目で追ってしまったりって感じな今日この頃。

余談ですが都心部では中々大型トラックと言うのにはお目にかかれません。
タクシー乗って首都高など走ってもらうと見れますけどね。
こないだも隣に大型トラックが走ってたのでマジマジと見ていたら、タクシーの運転手さんが「大きいからちょっと怖いですよねぇ~」なんて感じに気遣ってくれました。

たしかに大きいですよね。

truck1
– 南欧の風景とトラック –

そそ、こないだ2chのEuro Truck Simulator 2のスレッドを見に行ったんですが、どうやら専用のスレッドは無いようですね。
トラックゲームの総合スレッド的な感じで、2chで探す場合は”トラックゲー総合スレ”で検索すると辿り着けるようです。
ちょっと探すのにてこずってしまったので書いてみました。

で、トラックとかTruckで検索してたら本物のトラックドライバーのスレッドに辿り着きまして、ETS2に嵌っていなければ全く触れる事の無かったであろう話題に触れてしまい、あまりの面白さに過去ログにまで遡って拝読させて頂いた次第です。
仕事が変わると悩みも変わると言いますか、出てくる話題が私の住む世界とは別世界なので面白かったです。
「○○のサービスエリアはご飯が美味しい」とかルートに関する話題とかね。
後は失敗談と言うか、「こんな目に遭った」的な話とか面白かったですね。

以前のエントリーで書いた「タオル一丁と愛用のT字で~」のくだりもその手のスレッドを読んだ事で知った次第です。

もちろん、業界用語と言うか専門用語が多いので理解できない部分もありましたが、この辺りは飛行機なんかも私の場合は同じなのでね。
わからない単語が出てくるとググれカスの繰り返しなのはいつもの事だったり。

ついでに国産のトラックなんかも調べてみたり。

hino profia
– 日野自動車 プロフィア – 直列6気筒 12,913cc 最大出力520PSのモンスター –

※520PSはネット値

現在我が国の大型トラック製造メーカーは4つあるそうで、日野自動車、三菱ふそう、いすゞ自動車、UDトラックス(日産ディーゼル)だそうです。
各メーカーのホームページなども見てみましたが、国内の道路事情もあるのでしょうが欧州や北米などを走るトラックと比べると一回りくらい小ぶりな感じに見えました。
エンジンの出力なども当然ですが一割から二割ほど低目と言った感じです。
個人的には日野自動車のプロフィアが気に入りましたね。

で、まぁ・・・実はハンドルコントローラーを買おうかと思いまして、先月なんですけど秋葉原に行ってきました。
残念ながら私が欲しいと思っていたThrustmaster社製 T500RSは売り切れていました。
まぁ、あったらあったで買ってしまったと思うので、今思えば無くて良かったかな・・・と。

T500 RS GT RACING WHEEL
– 買おうと思ってたのはコレ –

家に帰って来て冷静に考えたらちょっとねぇ・・・
金額もさる事ながらやはり場所を取るのがね。
ジョイスティックさえも邪魔者扱いしている私なもので・・・絶対に邪魔になると思うので買わなくて正解かなと思います。

一応買う気満々だったんですけどね。
秋葉原の三菱東京で10万円ほどおろしたので・・・
オプションのHシフターもセットで買おうとおもってたので、お店に着くまでは買う気満々だったんですよ。

性格的な事だと思うんですが、机の周りとかゴチャゴチャしてるとイライラしちゃうので駄目なんですよね。
実はTrack IRなんかもこないだ押入れにしまっちゃったんですよ。
因みにラダーペダルは既に押入れの中だったり・・・
机の上はキーボードとマウスと外付けHDDだけと言うシンプルな構成です。
何事もシンプルイズベストかな。

Thrustmaster VG Thrustmaster TH8RS Gearbox for PC & PS3
– Hシフトはコレ –

もっとも、フライトシムなんかもジョイスティックが有るのと無いのとでは雲泥の差って言うのは身を持って経験しているので、ETS2も「ハンコンあれば違うんだろうなぁ~」とは思うんですけどね・・・
ニワカゲーマーなんで箱コンでも良いかなぁ~と、自分に言い聞かせてみたり。

ただ、箱コンでも私的には十分楽しめてるのも事実なんですよね。

一応こんな感じでやっています。
スロットルは右のトリガーで、ブレーキが左のトリガーになります。
空いてるボタンや十字キーがあるので、追々割り当てて行きたいと思っています。

箱コン
– なんちゃってトラック野朗にはコレで十分かも –

と言う事で、知り合いからの「箱コンの割り当てってどんな感じ」と言った質問や、「ハンドルコントローラー買っちゃいなよ」と言った悪魔の囁きに対してメール書くのが面倒なのでここに書いてみました。

しばらくプレイして思うのは、やはり基本がしっかり出来ている印象がありますね。
決して派手な演出とかある訳ではないんですけど、”トラックを運転する”と言う基本中の基本の部分がしっかり出来ているといった感じ。
それと、プレイヤーのレベルに合わせて幅を持たせてある点が優れていると思います。
ハンコンやHシフターなどを使用してちゃんとトラックを運転したいプレイヤーもいれば、私のように箱コンでサクッと遊ぶだけのプレイヤーもいる訳で、そのどちらにも対応しようと言う製作者側の配慮が感じらる点は好感が持てます。

後はMODなどにも積極的に対応していまして、チョット調べてみたらアンパッカーなんかをメーカー側が用意してくれてたりして素晴らしいと思いました。
もしかしたらこのblogでトラックのリペなどしてみたりするかもしれません。

つーことで、使わなかったお金は洋服代になりましたとさ。
丁度春夏物のシーズンだしね。
いい買い物したワー

祈りながら生きる

俺はまるで夢の中にいるようだった。
ふわふわと宙に浮いているような感じだ。
なんとなく近くに人の気配があった。
気がつくと目の前に誰かがいた。
良く見ると母親だった。

「母ちゃん・・・」

1
– 母の涙は、子の不平を洗い去る – アレクサンドロス3世 –

母ちゃんは笑顔だった。
赤ん坊を抱いてあやしていた。
若い男が傍らにいて母親が抱いた子供に何かを話しかけていた。
「父ちゃん?」
良く見ると母親も若かった。
すると抱かれている赤ん坊は俺か?
「元気に育ってさえくれればそれだけで何も望まないわ・・・」
母ちゃんが言った。
それを聞いて父ちゃんが大きく頷いていた。
やがて両親は消えた。
そして俺だけが・・・赤ん坊の格好をした俺だけが宙に浮かんでいた。
しばらくするとそいつは成長を始めた。
ヨチヨチ歩きを始めた俺は、しばらくすると公園で遊んでいた。
学校に上がると教室で喧嘩が始まった。
教師からはこっぴどくしかられた。
教室から追い出された俺はそのまま学校を辞めた。

仲間が出来た。
とびきりの仲間だ。
遊びも覚えた・・・バイクにタバコに酒に薬。
なんでもありの世界だった。
もちろん喧嘩も毎日のようにあった。

– ファンキーモンキーベイビーズではありません –

そんな時に一人の女と出合った。
マブイ女だった。
女はジーナと名乗った。
二人で将来を語り合った。
あの頃は夢もあった。

俺は成り上がるぜ!そう海に向かって叫んだあの日。
夕日に照らされたジーナの笑顔は美しかった。
俺はコイツを幸せにするんだと神に誓ったんだ。

そんなものがいればだが・・・

俺はドックで働いていた。
安い給料でこき使われていた。
ある日、組合がストに入るとその少ない稼ぎすら無くなった。
運にも見放されたと思った。
辛くて悲しい話しだ。

ジーナも一日中食堂で働いていた。
俺たちの生活の為に働いていた。
毎日給料を持ち帰った。
愛のために・・・
2人の愛のために。

彼女が言うんだ。
今までやってきた事にしがみついて生きていくしかないの。
二人で一緒にいられるだけでいい。
愛があればそれで十分よ。
やってみましょう。

一緒にここまでやってきたじゃない。
私達は祈りながら生きるの。
さぁ私の手を取って一緒に祈りましょう。
私たちはきっと上手くいくわ。
私たちは祈りながら生きるしかないの。

だが俺は何もかもうまくいかない人生を呪った。
世間を憎み、親のせいにもした。
そして酒におぼれ喧嘩に明け暮れた。

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– 夢とは、見続けることも追い続ける事も難しいものだ –

夢や希望もどこかへ行ってしまった。
ジーナへの愛も消えかかっていた。

昔の仲間と再会したのはそんな時だった。
俺は盗んだバイクで夜通し走り回った。
ジーナはそれを嫌がった。
荒れた生活には戻りたくないと何度も泣いた。
やがて俺達は喧嘩さえもしなくなった。
それからしばらくしてジーナは家を出て行った。
置手紙も残さずに。
さよならも言わずに。

それから俺は悪い事なら何でもやった。
薬の売人、恐喝に強盗。
ムシャクシャすると夜のハイウェイを走り回った。

土曜の夜のハイウェイダンサー・・・それが当時の俺の呼び名だった。

その日も俺はハイウェイを走っていた。
一人良い気分で走っていた。
「バリバリだぜ」
思わず口をついた。
その次の瞬間、まぶしい光と共に轟音を上げながら一台のトラックが俺の脇を通り過ぎて行った。
「あのやろー!ぶっ○○してやる!」
危うく惹かれそうになった俺はバイクでそのトラックを追い回した。
ほどなくしてトラックは止まった。
そして一人の男が降りてきた。

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– 某ドラマの人ではありません・・・あくまでも兄貴です –

「テメー!ぶっ○○す」
おれは男に殴りかかった。
男は無言で俺の拳をかわすと、俺の顔面に強烈な一撃を入れた。
目の前で火花が散ったようだった。
今まで感じた事の無い重いパンチだった。
その後は一方的に殴られ続けた。
気がつくと俺は道路に倒れていた。

「気がついたか?」
男が始めて口を開いた。
「このままここで死ぬか、それとも俺と一緒に来るか今すぐに選べ」
男の目には冷めた光があった。
殺される・・・俺はそう思った。
「あんたと行くってどこへ?」
すると男は答えた。
「仕事だ」
「仕事?」
「そうだ。仕事をして漢になるんだ」
「漢に・・・?」
俺は一瞬躊躇したが一緒に行く事を決めた。
俺がそう返事をすると、男は手を差し出した。
俺はその手を力いっぱい掴んだ。
「南方だ」
男が名乗った。
「MAGNUMだ」
俺がそう名乗ると男の顔に笑みがこぼれた。
それは俺が初めてみた兄貴の笑顔だった。

気がつくと俺は病院にいた。

– Livin’ On A Prayer –

この曲は1986年Bon Joviが24歳の時に発表したものだ。
デビュー以来、バンドを悩ませ続けて来たアイドルバンド・・・とのレッテルを覆すことに成功したアルバムSlippery When Wetからの文字通りのキラーチューン。
ロックなのかと思ったらブルースと言うかまんま演歌な詩の内容に凄く驚いた記憶がある。

Once upon a time
Not so long ago
Tommy used to work on the docks
Union’s been on strike
He’s down on his luck…it’s tough, so tough
Gina works the diner all day
Working for her man, she brings home her pay
For love – for love

意訳で恐縮ですが・・・

昔々・・・
いや、それ程昔の事じゃない。
トミーは※1ドックで働いていたが、組合がストばかりするもんだから仕事を失った。
運にも見放されて辛いよ・・・とても辛い。
ジーナは一日中※2ダイナーで働いた。
男の為に・・・彼女は稼ぎを毎日持ち帰った。
愛の為に・・・

本来ストとは労働者の権利を守る為に行われると言う建前があるはずなのに、この曲の主人公のトミーはストのおかげで仕事を失ってしまう。
弱者であるところの労働者を守るべきストが、本来の意味での弱者救済にはなっていない事を唄っているのだ。
裏を返せば、ストとかデモとか率先してやりたがる連中は本当の弱者ではないし、弱者の事なんか何にも考えていないと言う事を唄っているのだ。
弱者を食い物にする貧困ビジネスなんて事が言われて久しい昨今ですが、日本のミュージシャンにこんな詩が書けるかねぇ?
せいぜい「貧困を無くしてハッピーになろうぜイェーイ!」みたいなアホな歌を唄って終わりじゃないかな。
貧困を食い物にしている連中の事や、上に書いたような一見弱者の見方を装いながらも弱者を食い物にして金を稼ぐ連中の事なんかを批判する歌は書けないだろう。
反原発が流行れば反原発ソングを唄って満足してるだけで物事の本質を見極めることが出来ない絵日記シンガー達には逆立ちしたってこんな詩は書けないと思うけど皆さんはどう思われましたでしょうか。

※1 Bon Joviが生まれ育ったニュージャージー州はNYに程近く港湾で栄えた街も多い。
  ドックと書かれているが、故郷の状況を鑑みるに港湾労働者を唄ったものだと思われる。

※2 Dinerとは北米などにある簡易食堂のようなもので、しばしば底辺の労働者を表すアイコ  
  ンとして映画や小説などに登場する。
  映画バタフライ・エフェクトでは、主人公の彼女がダイナーで働くシーンがある。
  因みに、この映画内で彼女が演じた職業の中で最も底辺に位置しているのは売春である。

1986年と言えば日米貿易摩擦真っ盛りで、アメリカの製造業は壊滅的打撃を受けていた頃だ。
真珠湾攻撃になぞらえて日本車や電化製品を壊す当時のニュース映像などはYouTubeなどで見る事が出来る。
スーパー301条や、このblog的なことで言えばF-2戦闘機のエンジン供給問題等、この歌が作られた時代背景を考えると大変興味深い。

要するに人生において最も大切なもののひとつは仕事であり、政治家は自国民の雇用を創出し、自国民の生活を守らなければならないのだ。
まぁ・・・”最後は信じる者は己のみ”って感じな訳ですが┐(゚~゚)┌

敵は本能にあり

人間の本能・・・つまり原始的な脳による人の支配には様々なものがあるが、その中でも食欲と性欲、そして睡眠欲は三大欲と言われて特に大切なものらしい。
とかく現代人は睡眠不足だと言われているが、原始時代の人間が一日8時間の睡眠を確保できていたとは到底考えられない。
なぜなら、その時代には今ほど安全なすみかは無かっただろうし、周りには肉食獣や敵対する部族が石斧やヤリを持ってうろついていたと思われるからだ。

そもそも1日8時間と言う睡眠時間の話はどこから来ているのだろうか?
そう思ってちょっと調べてみたら大した根拠は無いらしい。
要するに個人差があるので一概には言えないらしいのだ。

余談だが、毎日1日3食規則正しく食べる事が健康的だと言われているが、こと”自然”と言う点から考えるとこれも( ´・_・`)と言わざるを得ない。
なぜなら、自然の中で暮らす動物が朝起きてすぐに朝食にありつけるはずがないからだ。
サバンナに暮らすライオンが朝5時に起床して6時にはシマウマのご馳走にありつけることなど皆無だと思うのだ。

と、先日食べに行った自称自然派レストランに掲げられた仰々しい能書きにイラっと来たので書いてみた。
あんな料理に12.000円とか誰得だよ。
ホント胡散臭いワー

と言う事でガチムチへ。

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– まだまだだが・・・それでも自分の成長を実感できるのは幸福な事だ –

あれから俺はいろんな所へ行った。
もちろん仕事でだが・・・おかげで俺の錬度も上がった。
金が無ければトラックは買えない訳だが、ドライバーとしての錬度も上げなければ自前のトラックに乗ることは出来ない。
IVECOのトラックにするか兄貴に言われたVOLVOにするかは決めてないが、いずれにしてももう少し頑張らないと金も錬度もまだまだ足りないのが現状だった。
だからこそ俺は歯を食いしばって頑張っていた。

おかげで仕事の依頼も増えた。
中でも距離の長い仕事が貰えるようになったのは嬉しかった。
俺はガチムチトラック野朗だ。
そこらの宅配便とは違う。
漢は長距離を走ってこそナンボだと思っている。

朝はドライブインの駐車場で目を覚ます。
これぞ長距離トラック野朗の朝の醍醐味って奴だ。
やおら俺はタオル一枚と愛用のT字を持って便所へと向かう。
ここが俺達ガチムチトラック野朗にとってのドレッサールームって奴だな。
鬼をも恐れぬ荒くれ者の俺達だが、こと身嗜みに関してだけは気を使ってるんだぜ。

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– おい!テメーコノヤロー!! ぶっ○○してやる! –

だが・・・楽しい事ばかりじゃないのは確かだな。
仕事だから時にはキツイ事もあるし、嫌な野朗に出くわす事もある。
仕事の関係者かって?
まぁそういう場合もあるが、なにより頭に来るのがそこいら中を我が物顔で走り回る一般ドライバーのマナーの悪さだ。
そんな時はつい昔の悪い癖が出ちまいにそうになる。

こないだもとある交差点で成金野朗からの嫌がらせを受けた。
こっちが余裕を持って左折しようとしたら、物凄いスピードで交差点に入ってきやがった。
オマケに「ぶつけてみろ」と言わんばかりに間合いを詰めて来てKONOZAMAよ。
久しぶりにキレたね・・・
「何しやがるっ!テメー降りて来い!」
もう止まらねぇよ。
俺は相手の胸倉を掴むと必殺の”ガチムチIRON FIST”をお見舞いしてやった・・・って夢を見たのさ。

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– モラルの低い野朗が増えたな –

ふっ・・・昔の俺じゃねぇよ。
奴を殴ったところでどうなるもんでもねぇ。
俺は無言でその場を後にした。

俺はもう昔のゴロツキじゃねぇんだ。
今の俺はプロのガチムチトラック野朗なんだ。

その日も俺はいつものように早朝から働いていた。
WATAMI運輸からの急ぎの仕事だった。
「悪名高いWATAMI運輸の仕事なのになぜ引き受けたのかって?」
確かにWATAMI運輸はブラックな事でも有名だ。
だが、時間通りに配送できればギャラは高額なんだ。

俺はその高額なギャラに目が眩んじまったわけさ┐(゚~゚)┌

俺は夜通しトラックを走らせた。
ギャラは高いがさすがはWATAMI運輸だ・・・距離が長いうえに配送時間にも余裕が無かった。
オマケに経費の節約なのか指定されたルートは一般道が多かった。
昨夜も給油以外で俺がトラックを降りた事は一度も無かった。
給油中にトイレに行き、自動販売機で買ったコーヒーがその日の夕飯代わりとなった。
確かに疲れてはいたが、もうこの生活にも慣れていた。
だからその日も大丈夫だろうと思っていた。
あの瞬間までは・・・

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– 完徹3連チャンなんて余裕・・・と、徹夜自慢の厨房と化す俺 –

早朝のハイウェイを南下する俺。
下に比べると信号も無いしカーブも少ないので俺たちにとっては距離を稼ぐチャンスでもある。
いつものようにこの日の俺も一気に距離を縮めようとアクセルを踏み込んでいた。

ギアを12段に放り込み、法定速度ギリギリでクルーズコントロールをセットする。
ラジオからは流行のラブソングが流れていた。
徹夜明けの俺にはまるで子守唄のようだった。
眠い・・・続けざまにあくびが出た。
目の前が暗くなっていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一瞬体がガクンっとなって我に返った。

「あぶねぇあぶねぇ」

俺は自分の頭を、まるで水浴びしたブルドッグみてぇに激しく振り回した。
しばらく行くと休憩所の看板が眼に入った。
「500メートル先に休憩所」と、ある。
入るか?
時計を見ると配送予定時間が迫っていた。
休憩していたのでは確実に遅配になってしまう。
遅配にでもなれば報酬は減らされ、人事評価も下がってしまう。

俺は休憩所を通り過ぎた・・・
しばらくして俺はハイウェイを降りて一般道へと入って行った。

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– ひまわり畑だ – のどかな南フランスを満喫する俺 –

道は下っていた。
緩やかなS字カーブだった。
周りには美しい田園地帯が広がっていた。
小鳥のさえずりが似合いそうな、そんな景色だった。
少しスピードが出ていた。
俺はブレーキを軽く踏んだ。
あっと思った途端に俺の体がふわっと浮いたような感覚になった。
それと同時にトラックの頭が急激に内側に食い込んでいった。
俺は慌ててハンドルを逆に切った。
だが既に遅かった。

そう、何かも遅かったんだ・・・

トラックは道路の反対側へとまるで何かに吸い寄せられるように突っ込んでいった。
俺は必死にブレーキを踏み続けた。
タイヤからは白煙が上った。

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– 俺のトラック人生が\(^o^)/オワタ –

がツン!と言う重い衝撃と共にトラックは道路脇の土手に乗り上げるような格好になった。
それからは全てがスローモーションになった。
土手に乗り上げ、跳ね上がった運転席からは青空が見えた。
3月の良く晴れた日だった。
ゆっくりとトラックは右へと傾いていく。
もう俺にはどうする事もできなかった。
俺に出来る唯一の事は、トラックがその無駄な動きを止めてくれるのをただひたすら祈る事だけだった。
その直後に俺は頭を強く打って気を失ってしまった。

あのトラックが・・・
数ヶ月前に見たあのトラックが・・・
ショールームで見た俺の夢が遠のいて行った。

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– どうなる!?ガチムチ –

ゲームとしては本当に面白いです。
上にも書きましたが成長と言う概念はドラクエなどの成長システムと同じであり、このゲームでのスキルの取得はドラクエで言うところの呪文の取得と同じだと思われます。
トラックの購入は文字通り”強力な武器”の入手と同じなので、ドラクエで言うところの”レベル上げ”のように廃人ゲーマーよろしくひたすら荷物を運ぶ事になる訳です。
と言っても私の場合は30分くらいが限界(飽きる)なので距離の短い仕事の場合は良いですが、距離が長くなるとちょっと辛かったりします。
それでもトラック購入の為に無理して頑張るとKONOZAMAと言う展開となる訳ですね。

実際何度かゲームをしていて居眠りしそうになりました。
特に高速道路に入ると眠くなるんですよね・・・
他にも考え事とかしていて道を間違いそうになったり、他の車と接触してしまったり。
現実の世界での出来事だったら洒落になりませんよね。
交通事故というのは、加害者になるのも被害者になるのも嫌ですよね。

ホントの事言っちゃうと上のエピソードは私がゲーム内で体験したいくつかの事実を基に創作した事故です。
トラックが横転しているシーンはわざと横転させて撮っています。
中々横転してくれなくて困ったんですけどね。

伝説のトラック野朗

なんだか急に寒くなりましたが皆さんは如何お過ごしでしょうか?
夜とかちょっと寒すぎですよね?
花粉のせいなのか風邪ぎみなのか鼻水がツーっとなりそうな危険予感がありましてマスクが手放せない今日この頃だったり。

そそ、先日仕事の帰りに映画”フライト”を観てきました。
デンゼル・ワシントンのファンなもので。
公開中の映画なので内容については書きませんが、映画を観ながらサミュエル・L・ジャクソンとトミー・リー・ジョーンズが主演した映画”英雄の条件”を思い出してみたりしました。
あとはエミリーローズを思い出しましたかね・・・
あの映画ってオカルトっぽい予告編とかキャッチコピーに騙された人がいて公開当初は酷評されたりしてましたが、映画としては良く出来ていますし、逆になぜ日本の配給会社がエクソシストをイメージさせるような宣伝をしたのかが悔やまれます。
映画を観て騙されたと感じた人が多かったようですしね。

なので、このフライトもパニック映画だと思って観に行くとガッカリするかもしれません。
いろいろと考えさせられる映画なので観に行く場合はお友達と行くのが良いとお思います。
で、映画を観た後は美味しい食事と美味しいお酒を楽しみながらじっくりとこの映画について話し合ってみてください。

人によっていろんな見方があって面白いと思いますよ。
まさに英雄の条件って人によって違うだろうし、正義に対する考え方も違うでしょうしね。

と言う事で、ガチムチトラック野朗のお話。

ets2_2
– 今日の荷物は特殊なガラスだそうです –

目的地辿り着くと案の定急ぎの仕事があった。
仮眠も取らずに支度する俺。
疲れていないといったら嘘になるが、今はあのトラックを買うことしか頭に無い。
それには金も必要だがドライバーとしての錬度も上げなければならない。
今は働くしかないんだ・・・俺は自分にそう言い聞かせた。

運行前点検も早々に切り上げ、俺は運転席へと乗り込んでエンジンを掛ける。
いつもなら声だし点検を行うのだが今日はそれも省いた。

挨拶も早々に出発する俺。
混雑する市街地を抜け街道へと入る。
ここで夕飯にと買っておいたパンを冷えたコーヒーで流し込んだ。
そういや暖かい食事なんてここ何日も口にしていないな・・・
いつになく冷えたコーヒーの味が苦く感じられた。

ets2_3
– 最近は空の様子で雨が降るかわかるようになってきた –

辺りが急に暗くなると案の定雨が降り出した。
急いでワイパーのスイッチを入れる。
同時にヘッドライトのスイッチも入れた。
無駄な罰金を払うのはもうコリゴリだ。
それに時間を無駄にはしたくなかった。

料金所を通過してハイウェイに入る。
雨は既に小降りになった。
この分だと時期に雨もやむだろう。
急いで距離を稼ぐ。
制限速度ギリギリで俺は走った。

ets2_4
– 料金所では決められた位置で一旦停止・・・停止位置は結構シビア –

まだまだ先は長い。
しばらくすると道が混んで来た。
どうやらサラリーマンの帰宅時間と重なったらしい。
俺はラッシュアワーの時間を避けて仮眠を取る為にドライブインに入る。
急ぎの仕事とはいえ、ラッシュに巻き込まれたらそれこそ時間の無駄だ。
このタイミングを利用して仮眠を取る・・・これぞプロの時間の使い方と言う物だ。
脳筋系と思われがちな俺達ガチムチトラック野朗だが、ちゃんと頭も使ってるんだぜ。

どこかに止める場所は無いかな・・・と、駐車スペースを物色していると見慣れないマークが目に入った。
「ん?あれは・・・」
昔世話になった伝説のトラック野朗!南方の兄貴のトレードマークだ。
それにしてもこんなところで出会えるとは・・・
俺は逸る気持ちを抑えながらも兄貴のトラックに横付けする。

ets2_1
– ん?・・・あっあれは306SQの部隊マークじゃねぇか! –

「兄貴!!」
俺が大声で呼ぶと不機嫌そうな声と共に懐かしい顔が見えた。
「おお!MAGNUMじゃねぇーか」
久しぶりの再会に俺の顔もほころぶ。
「良く俺だってわかったな」
「そのマークでピンと来やした。へへっ」
兄貴が豪快に笑った。

aniki
– 兄貴近影 – 某ドラマの人ではありません –

俺は近況を話した。
ちょっと前に独立して今は日雇いの仕事をしている事。
貯金に励んでいる事。
ゆくゆくは自前のトラックで勝負したい事。
そして、俺は例のトラックの事を相談した。

目標を見つけた俺の事を兄貴はまるで自分の事の様に喜んでくれた。
だがさすがは兄貴だ。
ただ喜ぶだけじゃなかったんだ。
兄貴はこう続けた。
「トラックに必要なのはパワーだ。だがIVECOにはパワーがねぇ。悪いことは言わねぇからVOLVOにしな。」
兄貴からのありがたいアドバイスだ。
今度暇を見つけてVOLVOのショールームにでも出かけてみるか。

それから俺達は昔話に花を咲かせた。
一杯あれば朝まで話せそうな勢いだった。

長居したいのは山々だがお互い仕事がある。
兄貴はこれからドーバー海峡を渡ってロンドンへ向かうらしい。
俺も早く自分のトラックを手に入れてドーバー海峡を渡ってみたいぜ。

西へ東へ

銀座のシネパトスが閉館だそうで何やら寂しい気分になってみたり。
最近は殆ど利用してなかったのでアレですが┐(゚~゚)┌
実は学生の頃の話ですがフランス映画に嵌ってた時期がありまして、その時は良く観に行ってました。

今思えば背伸びしたかったんでしょうね。
ゴダールだトリュフォーだなんて言ってね。
意味も無く「ヌーヴェルヴァーグ」なんて言ってみたりして、覚えたての言葉を使いたがる子供みたいなもんですな。
中には面白いと感じられる作品もありましたけど、長回しとかシーンが単調でね・・・時代なんでしょうが。
あとはフランス映画って無駄に長いじゃないですか?
私が見た中で一番長かったのは5時間以上だったかな?
途中で休憩が入るんだけどアレもねぇ・・・
おしりが痛いから休憩は欲しいんだけど、映画を見るという観点からすれば、ある意味途中で夢から覚めるようなものなのでね。

まぁ、彼らの撒いた種がアメリカン・ニューシネマになり、ひいてはインディペンデント系映画に繋がってる訳ですからね。
要するに多様性と言うことなんですが、そういう意味からすればシネパトスの死は多様性の終わりを暗示しているのかもしれません。

とかなんとか言いながらも話はガチムチへ

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– な、なんの嫌がらせだ – 誰だよ!こんな小さな出口作った奴は! –

あれから俺は文字通り地べた這い回るドブネズミみてぇにガムシャラに働いた。
世間の目だとか格好だとか、そんな事はお構い無しに死に物狂いで働き続けた。
ちょっと無理な事を言われたって金さえ良ければどんな仕事だって引き受けた。

「プライド?そんなものじゃおまんまは食えねぇぜ」
ピカピカの勲章が戦場では何の役にも立たないのと一緒だな。
それもこれも全てはあのトラックの為だ。
あのトラックを買うまでは少々キツイがこの生活を続けるしかない。
俺にはそれしかないんだ。

朝は暗いうちから起きて荷物の配送。
夜はトラックで寝るか、急ぎの仕事があれば寝ないで配送。
文字通りヨーロッパ中を西へ東へと駆け回った。

今日は朝から嫌な天気だった。
西の空がやけに曇ってやがる。
辺りが急に暗くなったな・・・そう思ったとたんに雨が降ってきた。
最初は小降りだったが、気がつくと先が見えないほどの豪雨となった。
慌ててワイパーを使うが間に合わないほどだ。

ets2_2
– 雨は急激に視界を奪う – 鬼をも恐れぬ猛者揃いの俺達だが雨は怖い –

先が良く見えないのでライトを点けようかどうしようかと思案していると、いきなり警察官から「無灯火運転!」と言われ罰金を請求された。
見ると二十歳そこそこのケツの青いシャバ僧だった。
昔の俺なら必殺の睨みとガチムチの二の腕で黙らせるところだが今の俺は違った。

「へへっ・・・ちげぇねぇや」

大人しく罰金を払うと俺は警官に頭を下げてそそくさと車に乗り込んだ。
今は一分一秒も無駄にはできない。
あんなガキを相手にしている時間がもったいねぇぜ。

俺は先を急いだ。

しばらくすると雨は止んだ。
青空が心地よい。
改めて昼間だった事に気がついた。

ets2_3
– 命がけの第三者視点 – この直後、道路は緩やかに曲がっていた・・・ –

一般道からハイウェイに入る。
今日は道が空いていて走りやすい。
ここで一気に距離を稼ぐのが俺達ガチムチトラック野朗のいつものやり方だ。
アクセルを踏み込む俺の足にも力が入る
気分が良い。

このままだと夕方には着きそうだ。
さっきの雨が長く続いていれば夜になっていたかもしれない。
少しでも早く目的地に辿り着ければ休息の時間もそれだけ多く取れる。
急ぎの仕事が無ければだが・・・
まぁ何にせよ安全第一で行くのがセオリーだ。

ets2_4
– 羨ましい – 俺も早くあんな・・・荷物を牽引したいぜ! –

途中で新車を満載したトレーラーが横に並んだ。
荷台にあるのはどれも高級車ばかりだ。
この手の荷物を扱うには何か資格とか必要なのだろうか?
いつも俺が運ぶ荷物は自動車部品とかそんなのばかりだ。
今度調べてみるか・・・

ここんとこの頑張りが評価されたのか、今まで新人扱いだった俺もレベル上がり働き者と呼ばれるようになった。
とは言え、さすがの俺もガチムチ界隈ではまだまだひよっ子扱いだ。
回ってくる仕事だって割りの良いものばかりじゃない。
むしろ割りの悪い仕事ばかりが回ってきやがる。
へっ愚痴を言っても何も変わりゃしねぇな。

さ、お仕事、お仕事。

ets2_5
– 全体地図 – 走破された道路が塗りつぶされていく –

まだまだレベルも低いし、それほど仕事をこなした訳ではないのでアレですが、不満な点もチラホラと・・・
と言うのも、最初の頃から指摘していましたが第三者視点が使い辛い。
もっと言えば、視点そのものは結構豊富に用意されているのだけど、走っている途中でその視点に変えるのはある意味自殺行為だと言える。
なぜなら、視点を変更しても運転操作はし続けなければならないからで、おのずと運転席視点のみでのゲームプレイを強いられてしまう。
スクリーンショットを撮るだけならPauseを押せば良いのだろうが、一時停止をすると余計なダイアログが表示されてしまいそれもできない。

ちょっとこの辺りは不親切だなと思う。

それに、いろんな視点を駆使する事が出来ればユーザーが製作したビデオなども大量に動画サイトに投稿されるようになるだろうし、動画の投稿が活発化することでコミュニティーそのものも活発になれば開発元にとっては良い宣伝になると思うのだが・・・
要するにどうすれば良いかと言えばリプレイ機能をつけてもらえれば良いのだ。
リプレイボタンを押した数十秒前から遡って再生するだけの簡単なものでも良いし、ちょっと凝ってもらって撒き戻し機能など入れてもらえると嬉しかったりする。

まぁ、パッチに期待しつつも気長に待ちましょうかね。
天才Modderによる外部ツールでも良いかも(*^_^*)

苦役自動車

magnum
– 俺の名前はB・Aマグナム、通称コング –

見ての通りのガチムチだ。
大統領でもぶん殴ってみせらぁ。
でも、飛行機だけは勘弁な。

座右の銘は「漢の生き様と書いて漢道と読む」
ハイウェイとは、まさに俺達ガチムチトラック野朗にとっての漢道。
I Wanna Rock!! ガチムチIRON FISTだこのヤロー!

そんな俺を後押しするかのようにラジオからはJudas PriestのPainkillerが流れてきた。
ロブの兄貴のハイトーンボイスが心地良い。

Rob Halford
– 俺が尊敬するロブの兄貴だ – 俺の袖なし革ジャンもロブの兄貴の影響なんだぜ –

自分で招いた遅れは自分で取り戻さなければプロのトラックドライバーとは言えない。
俺は遮二無二前を行くであろう本来の自分を追い求めてアクセルを踏み込んだ。
「安全運転で行けよ・・・」
先日すれ違った名も知れぬトラック野朗・・・通称ガチムチフレンドの言葉が脳裏を過ぎる。
「いけねぇ、いけねぇ」
俺は首を横に振りながら我に返った。
事故が起きてしまっては実も蓋も無い。

「そうとも、安全運転で行かねぇとな」

この俺が運ぶ荷物を心待ちにしている野朗どもがこの世界のどこかにいるんだ。
例えそれがキモヲタだろうが一日千秋の思いで待っている事に変わりは無い。
事故って破壊されたエロフィギュアを奴らに見せる訳にはいかねぇ・・・

「またKONOZAMAかよ・・・」

そんな声を俺は聞きたくないが、まずは無事に荷物を届ける事が先決だ。
どんな非難の声にだって俺は逃げも隠れもしねぇぜ。
言い訳だって絶対にしない。
それに、プロのプライドに掛けてでも、なんとか時間通りに配送してみせるぜ。
もちろん安全運転でな!

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– ちんたら走ってんじゃねぇよ!ついつい昔の悪い癖が出ちまう –

そんな俺の気持ちを逆なでするかのように目の前には開かずの踏み切り・・・そして永遠に続くのかと思わせる長距離貨物列車の長い車列。
今日はついてねぇ・・・抑えていた俺の怒りのマグマが大噴火しそうになった。
「よりによってこんな時に・・・」
行き場の無い怒りがこみあげ、俺は思いっきりハンドルを殴りつけた。
右の拳に鈍い痛みだけが残った・・・ワルだった頃の記憶が、まるで走馬灯のように蘇った。

ちっちゃなか頃からワルガキだった。
15で不良と呼ばれたっけ・・・
ナイフみたいに尖っていた俺は触るものを皆傷つけてた。
だがな、わかってくれとは言わないぜ。
そんなに俺が悪いのか?
「ララバイ ララバイ おやすみよ♪」
母ちゃんの子守唄か・・・

そんな事を思い出したら泣けて来たぜ。
わかったよ母ちゃん・・・ヤケを起こしたら負けだな。
これも神様がくれた試練の一つかもしれないな。

程なくして俺は踏み切りを渡った。

ets2_1
– 料金所はETC非対応 – めんどうだが一旦停止 –

一般道からハイウェイに入る。
ここで一気に距離を稼ぐ。
もちろん法定速度はしっかり守ってるぜ。

しばらくハイウェイを走っていると料金所が見えてきた。
なるべく空いている所を見つけてそこへとなだれこむ。
「ようし!」
ほんの少しのロスで料金所を抜ける事ができた。
このままならなんとかKONOZAMAにならずに済みそうだ。
「待ってろよキモヲタ野朗!」
エロフィギュア満載の俺のトラックが、早春の欧州を駆け抜けて行く。

ハイウェイを降りてから一般道を走る。
焦りは禁物だ。
途中ガードレールに後輪を接触して立ち往生するトラックがあった。
あんな事にでもなったら大変だ。
配送時間も遅延してしまうし、何より借り物のトラックの修理代を請求されちまう。

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– ガードレールに接触したトラック – 後ろは大渋滞だ –

良く見るとWATAMI運輸のトラックじゃねぇーか!
WATAMI運輸と言えば最大手の運送会社だ。
ブラックな事でも有名で、俺も昔何度か世話になった事もあったが「時間通り運べないのなら今すぐここから飛び降りろ!」と社長に言われて辞めたんだっけな。
これは修理代が高くつくな・・・しばらくの間はタダ働きだろう。
カワイそうなドライバーだぜ。
そう言えば俺の先輩も鼻血が出ようが何しようが一週間働かされ続けてたっけな。
先輩・・・元気にしてるかな。

そうだ・・・一つ教えておいてやるぜ!
社長がCMに出てる会社はロクなとこじゃねぇ・・・これマメな。
気をつけよう!甘い言葉とブラック企業!
リピートアフターミー!
「気をつけよう!甘い言葉とブラック企業!」

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– 目的地が見えてきた –

なんとか無事に、しかも時間通りに配送できたようだ。
一時はどうなる事かと思ったぜ。
さすがの俺も今度ばかりは肝を冷やしたのはナイショだぜ。

それにしても・・・あん時ヤケを起こさなくて良かったぜ。
こうやって無事に目的地に辿り着いてみると、真面目にコツコツ働く事が如何に大切かって事に気付かされる。

敷地内に入ると倉庫の人間が笑顔で出迎えてくれた。
軽く会釈しつつホーンを一つ鳴らす。
無言の会話がここにもある。
これぞ働く漢達の無言の会話ってやつよ。
額に汗して働く者にしか感じることが出来ない鉄の絆がそこにはある。

skill
– エコドライブのスキルを取得 –

事務所に入って精算をする。
経費やら何やらを引かれた残りが俺たちの取り分となる。
今日はミスらしいミスも無かった。
案の定満額での支払いとなった。
思った以上の金額に俺の顔もほころぶ。

加えて今までの仕事が評価されたのか俺のトラックドライバーとしてのレベルも一段階アップしたようだ。
こんな俺でも他人から評価されるのは嬉しい。
おかげで仕事に役立つスキルを取得する事になった。
俺は迷わずエコドライブのスキルを取得する事にした。
名前の通りこのスキルを持っていると10パーセント燃費が良くなるそうだ。

見た目も言葉遣いも乱暴だが、実は他人にも地球にも優しいのが俺達ガチムチトラック野朗なのさ。