カテゴリー : Pacific War

リベラルと言う名の幻想

なんだか最近おかしな事ばかり起こる。
一国の首相が辞めると言ったとか言わないとかで揉めてるんだとか。
まるで小学生レベル(´。`)はぁ・・・呆れちゃうよ。

復興もままならないうえ、原発だってまだまだヤバイってのによ(*゚д゚) 、ペッ
ホントにどうしようもない。

そういえば学生の頃に左巻きの教授がこんなこと言ってたのを思い出した。
「左翼は責任を取らない」

なんでこんなに日本人は劣化してしまったのだろう。
いつから日本人はこんなにまで権力に恋々としがみつくようになったのだろうか。
とても明治維新を成し遂げた民族と同じ民族だとは思えない。
どこかで日本人が持つ”何か”が変わってしまったのだ。
と、こんな事を悶々と考えながら大和をいじってた。


– 建造当時、世界最強と謳われた戦艦大和。通は46サンチ主砲と呼ぶらしい –

日米決戦の切り札として建造された大和。
皮肉な事ではあるが、この世界最大の艦載砲の公式試射の翌日に太平洋戦争は開戦したのだとか・・・でも結局その主砲を敵艦に向けて撃ったのは一度だけだったらしい。
大半の時期をトラック島の泊地で過ごし、大和ホテルなどと揶揄されていたのだと言う。
決戦兵器として温存したとも考えられるが、運用が極めて難しく”持て余した”状態だったのは否めない。
しかしながら海軍の象徴としての大和という側面もある。
「まだ大和があるのだから、この戦争も勝てる」と言った希望のような物を兵士に与える効果もあったのではないだろうか。
逆に言えば、簡単に大和が沈んでしまったのでは海軍の士気の低下にも繋がる。
いわゆる”天皇陛下から賜った大和”を、一兵器として扱う事の出来なかった当時の日本人の価値観も、大和を使いこなす事が出来なかった一因だったのかもしれない。

いずれにせよ大和は戦争末期まで生き残った。


- こういうシーンがもう少しあれば印象も大分違ったかもしれない –

辺見じゅん原作の映画”男たちの大和”は、キャスティングから何から何まで酷い映画だった。
弟の春樹氏が私財を投じて作ったとされる大和の実物大セットが公開前から話題になったが、戦闘シーンをはじめ、そのセットを”如何に使う”かを優先したシーン作りには正直吐き気がするほどの嫌悪感を抱いた。
一見迫力のある戦闘シーンも映画プライベートライアンの真似なうえ、ただ派手なカットを繋いだだけなので映画の1シーンとして整理されておらず、メリハリの無いシーンが続くだけだった。
いわゆる”引き”のカットが圧倒的に少ないのも問題で、大和の置かれた状況がわかりづらく、セットでの撮影カットばかりを繋げるので、止まっている大和が攻撃を受けているような印象しかなかったのは残念だった。
それに、まるで大和一隻が戦っているような印象しか残らないのも問題ではないだろうか。
周りにいて大和を必死に守った9隻の事も少しは描いて欲しかった。


– 傷つき左へ傾いた大和と、それを必死に守ろうとする冬月 –

傾きを増して沈み行く大和のシーンも映画パールハーバーから頂いた感が強く、申し訳ないが感情移入できなかった。
ただ、大和が一気に傾きを増し横転爆発するシーンは、バックに流れる荘厳なBGMと相まって上手く纏めたと思う。
と、素人が偉そうにサーセン┐(゚~゚)┌

辺見じゅん(著)”戦艦大和発見”の中に、”俺たちの大和100人の証言”と言う章がある。
生存者の証言を集めた物だが、完成当時の大和に乗り込んだ兵が甲板のあまりの美しさから靴を脱ごうかどうか迷ったという記述などがあり、当時の日本人が持つ純朴さを表しているようで興味深い。

他にも、三番主砲砲員長 奥谷美佐雄氏の四月七日の証言では、「12時前に戦闘配食でおにぎりを食べた」とあり、その後「何度も主砲を旋回させたが、一度も”撃て”という命令は無かったと書かれている。- 中略 – 空しく時間が過ぎて、「三番砲塔固定せよ」と命令が下って外へ出たら浸水していた。」とある。


– 更に喫水を深め傾斜を増した大和。最後は6ノットにまで落ちたと言われている –

同じく三番砲塔が戦闘配置だった梅村清松氏の証言。
”艦が傾いてきた時、伝声管から坂本上曹が「砲塔長、火薬庫が熱くなってきました。」と言ってきた。上下二箇所ある火薬庫はすでに被爆していました。私は「わかった、注水にあたらせる」と返事をしたが、すぐにまた、「ずいぶん熱くなってきました!」と言ってきたんです。「注水するから、待ってろ!火薬管のフタを閉めろ」フタをしても爆発する時はするのだが、「わかりました」と返事があった。「上へあがってこい」と命令したが、それっきりだった。”

副長として大和最後の戦闘に参加した能村次郎氏の証言。
傾斜が酷くなりましたので、私は防空指揮所の有賀艦長へ。「注排水指揮所も破壊し、傾斜復元が不可能になりました。総員を最上甲板に集めてください」と、第二艦橋伝令所の電話をとりまして申し述べました。艦長から「お写真はどこにあるか」と言われ、天皇皇后両陛下のお写真は、主砲発令所長である服部信六郎大尉が私室に入り、中から鍵を掛けてお写真に殉じましたことを伝えました。
まもなく、「総員最上甲板」という号令が、艦内全般にかかったわけでございます。

こうして祖国を守る為に、または愛する人や郷里を守る為に、そして沖縄を攻撃する米軍を倒す為に大勢の日本人がこの戦いで命を落としたのだ。
翻って今の日本である、当時の人たちの事を”野蛮な人間”として見下し、”国のために犬死した愚かな者達”と評し、散々小馬鹿にして来た世代が今の日本の政権を担っているのだからやり切れない。

リベラルなどと言えば聞こえは良いが、インテリぶった”口先だけのあたまでっかち”が、子供の頃の駄々もそのままに体だけ大人になっただけの烏合の衆ではないのか。
だから何も決められず、だから誰も責任を取れないのだ。
目の前で起きた惨状にただ慌てふためくばかりで、政権交代前の威勢の良さはどこへ行ったのかと不思議に思えてくるのだ。

作戦の失敗の責任を取り、艦と命運を共にした艦長以下司令部の潔さを見るに、責任の取り方も知らない男の姿が酷く醜く感じるのは私だけではないはずだ。


– 弾火薬庫の誘爆により沈没する大和。この戦いで推定3,721名が戦死した。 –

一気に秋

寒い、そして雨。
こないだまでの猛暑が嘘のようだ。
おかげで食欲も出てきた。
が、秋にドカ食いしてデブになるのはゴメンなので、徐々に体重を戻すべく食べて行きたいと思う。

さて、久しぶりに「大空のサムライ」をペラペラと読む。
キッカケは「坂井さんが最初に乗った飛行機は何だったのか?」と、ふと疑問に思ったから。
で、霞ヶ浦で坂井さんが最初に乗ったのは三式陸上初歩練習機だそうな。
どんな飛行機なのかと検索したら何件かヒットした。


– 撃墜王 坂井三郎もお世話になった三式陸上初歩練習機 –

この機体で初めて単独飛行を許された時に「バカヤロウッ!」と思わず大声で叫んだそうですが、いかにも坂井さんらしいエピソードで笑ってしまいました。
ところで、練習機と言うと例の”赤とんぼ”が有名なので、てっきりオレンジ色なのかと思っていたら白なんですね。
ただ、検索した中に白っぽくない三式陸上初歩練習機の写真もあったので、部隊によって色が違うのかもしれません。
と言う事で、IL-2に三式陸上初歩練習機は無いんかい?と探してみましたがありませんでした。
まぁ、あれだけ沢山の飛行機が入っているとはいえ、練習機ですしね・・・ちょっとは期待しながら探したんですけどね。

当たり前ですね┐(゚~゚)┌

ただ、似たような飛行機を見つけたので、これを三式陸上初歩練習機に見立ててリペイント。


– 気分は坂井三郎(練習生) カ-525は当時坂井さんが乗った機体の番号 –

一応参考にした色見本はコレ

ん~良く出来たと思う反面、マダマダだなぁと思える仕上がり。
ビデオでチラッと使うだけだから、これでイイカナぁ・・・(゚ε゚)キニシナイ!!

うは!棒(翼を支える棒)が白い・・・これは黒っぽい色の方がイイカナぁ
こうやって見ると”カ”の字も小さいし、尾翼の文字の位置とかも違うなぁ・・・それに日の丸は白フチ有りなのかなぁ

あぁ・・・メンドクサイ。

細かい事をスルのも考えるのも苦手なんですよね(´д`)

と言う事で、おやすみなさい。

人は見かけによらぬもの

昨夜は久々にクラブで飲んでた。
踊らずに、ただひたすら音楽を浴びながら朝まで友人達としゃべってた。
最近、お茶がマイブームなのだと友人の一人が言った。
ケミカルの”Swoon”が大音響で流れる店内で、両肩から背中にかけてタトゥーを入れた男が「お茶を飲むのがマイブーム」と叫んでいる姿はあまりにもおかしかった。

彼は身長が180センチ以上で、かなりのマッチョだ。
愛車はガンメタのシボレー・アストロ。
以前に六本木通りで拾ってもらった事があるのですが、その時は思わず他人のフリをしそうになったのはナイショ(゚ε゚)
ハッキリ言ってガラが悪い。
出会った時は極悪レスラーかと思った。

でも優しいんだよなぁ。
人は見かけによらないのだ。

おかげで10時頃まで寝てしまった。
宅急便の人に起こされなければ昼過ぎまで寝ていたかも。

仕事に関する書籍を中心に10数冊と、CDを数枚買った。
書店を定点観測する為に週一ペースで通っていますが、余程すぐに欲しい本以外はアマゾンで買います。
理由は単純に綺麗だから。
気になる本は携帯で激写して、家に帰ってから注文と言うパターン。
もちろん、今回のように欲しい本が溜まってからのまとめ買いが基本。


零戦撃墜王 空戦八年の記録 – 岩本 徹三 (著)

前々から気になっていた岩本さんの著作。
ビデオ”RABAUL”を作る前に読め!って話ですが┐(゚~゚)┌
まぁ・・・後学の意味も込めて読んでみようかと思っています。


紫電改入門 最強戦闘機徹底研究 – 碇 義朗 (著)

紫電改について知りたかったので買って見ました。
”紫電改入門”と言う、如何にも初心者を対象としたような本のタイトルに惹かれました。
本当は343空について書かれている”源田の剣”が読んで見たいのですが、既に絶版でプレミア価格とか何とか・・・


– 菅野デストロイヤーと呼ばれた菅野大尉。この笑顔からは想像も出来ない –

この菅野大尉と言う人は中々絵になる人と言うか、話題に事欠かないと言いますか、顔も二枚目ですし、生まれながらの主役と言った感じでしょうか。
他にも343空には名パイロットならぬ”名優”が揃っていたような気がします。
もっとも、その多くは終戦までの間に亡くなってしまったわけですが・・・


– 在りし日の菅野 直大尉の乗機 343-A-15 –

いずれ機会があれば、この343空を中心とした紫電改のビデオを作ってみたいと思っています。