カテゴリー : IL-2

寝落ち狂想曲

ここんとこ週末は毎回スノボ。
自分で言うのもなんですが結構上達した。
夢はハーフパイプだ。

ソチでも目指すか(´ー`)y-~~
待ってろよプーチン!
センターポールに日の丸を揚げてみせようぞ!!

ま、冗談はさておき、例の仕込みの続き。
ここんとこずっと暇を見つけては検索、検索、また検索な日々に少々疲れているのも事実。
何度か寝落ちまでやらかしたり。
寝落ちは気が付いた時の空しさと喉の渇きが辛いので、どうにかそのまま眠れるようにと言う訳でベッドの横にサイドテーブルを買ってみた。
おかげで最近はベッドの中から検索、検索、また検索な日々と言った具合。

先日マンマと寝落ちしたらそのまま朝まで熟睡しててワロタ\(^o^)/
ノートPCは5分でスリープになるように設定したエコ仕様なので、何度寝落ちをやらかしても安心だ。

そそ、病院のベッドで使うテーブルみたいなのあるじゃないですか?
アレはなんて言うのかな?
本当はアレが欲しかったんですよね。

学生の頃の友達が持ってたんですよね。
週末とか「寝たきりゴッコ」とか言って一日中ベッドの上で過ごす時に使ってました。
私も何度か参加させられたんだけど、何が楽しいのか全然わからなかった。

話がそれた。

それでは、70年前の真珠湾へご一緒しましょうか。

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– 中央に巨大な水柱が上がる – 被雷したのは戦艦オクラホマだと思われる –

12月8日の運命の日、眼前に広がる真珠湾を前に、攻撃隊総指揮官の淵田中佐は奇襲成功と判断。
全軍に向けて信号弾を発射したのだが、これを制空隊の板谷少佐が見逃してしまう。
信号弾に反応しない板谷機に業を煮やした淵田中佐はもう一発信号弾を発射。
結果的に、この”2発”の信号弾の発射を確認した急降下爆撃隊指揮官高橋少佐は奇襲失敗と判断。
すかさず強襲に切り替え、猛然と真珠湾へとなだれ込んで行った・・・と、ここまでは以前に書いた。

実は、この展開に焦ったのが雷撃隊指揮官である村田少佐だった。

当初の作戦では雷撃隊が低高度で真珠湾に侵入。
停泊中の敵艦に向けて最初に雷撃を行う手はずになっていたのだが、このままでは先に艦爆隊が攻撃をしてしまう。
低高度で真珠湾へと進入する雷撃隊と鉢合わせにでもなれば艦爆隊の爆撃に巻き込まれてしまう恐れがあった。

仮に巻き込まれなかったとしても、艦爆隊の爆撃により発生した煙によって攻撃目標である戦艦群の視認に困難が生じれば作戦の遂行が難しくなる。
こうして雌雄を決する戦いの火蓋は、本来の予定とは少しだけ違った形で切られる事となった。

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– もう後戻りは出来ない – 真珠湾攻撃隊進入路 –

と言う事で、赤城雷撃隊所属の村田重治少佐機を塗るよ。

が、ネットで検索をするも余りにも資料が少ない。
今回もプラモデルを作ってる人のサイトなんかを参考にするも諸説あって悩む。
もう・・・カオス過ぎ。

メンドクサイから汚しキツメの艦攻にAI-311と書いてお茶を濁そう。
ここまでカオスだとは思っても見なかった。
資料自体が少ない事もカオスっぷりに拍車をかける。

一応整理すると、垂直尾翼の番号はAI-311で間違い無いと思われる。
胴体後部に赤の一本線が入り、機体と同じ色の垂直尾翼には赤い横線が2本入る・・・検索すると一番多かったのでこの説を採用。
それと、主翼下面に数字の11が入る。

AI-311
– 発艦するAI-311 – 色味模索中 –

塗るとかってレベルじゃないね。
やっつけ仕事にも程がある。
当然だが僚機などの機体番号や塗装については分からない。
せめて機体番号だけでも分かればなぁ。
こうしてやる気が削がれていくのだ。

余談だが、現代機のリペは資料が沢山あって塗りやすい。
だが、資料が沢山あるからと言って上手く塗れるとは限らない。
資料の多さに技量が追いつかないのだ。

翻って大戦機のリペは資料が少ないので”正解”が分からない。
適当に塗るにしても、想像する為の蓄積が無い私に取っては非常に厳しい。
それらしく塗ると言うのは口で言うほど容易くは無いのだ。

故に仕込みとは、私にとって鬼門なのだ。

週間IL-2の翔鶴を塗る

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– EMBRACE – 川島さん待ってるよっ! –

先日届いたBBSのニューアルバムEMBRACEを聴きながら今私はコレを書いている。
ざっと聴いた感じだと7曲目のDrifterが良い感じ。
ここ数年の間に発売されたBBSのアルバムの中では最高の出来栄えなんではないだろうか・・・因みに私はOUT LOUDが一番のお気にだったりする。

ちょっと仕事が忙しくてなんもやってなかったけど、出来の良い音楽との出会によって消えかけていた私のビデオ職人魂に火が灯ったのだ。
そうは言っても、先日の件もあるので飛行機のリペイントはペンディング中。

なので、短時間で作業が終わる翔鶴をリペイント。

まぁ・・・塗ると言ったって飛行甲板をちょっと変えてマーキングを変える程度なのでアレなんですが、とりあえず艦影が同じなので塗ることにした。
カクさんの出撃シーンなんかも撮れるしね。
ついでに瑞鶴も塗ってみようかな。
それこそ甲板のマーキングを変えるくらいだけどね。
軍艦色とか微妙に違ったりしたのかな?

デアゴる_翔鶴
– デアゴる・・・意外とアレだな?と気がついてもついつい最後まで買ってしまう –

翔鶴と言えば、日本が最初に建造した本格的な大型空母(正規空母)と言う事で、赤城、加賀での試行錯誤を経て完成を見たその艦影は非常に美しいのが特徴だと思います。
大きさ的には赤城、加賀クラスにも引けを取らないものの非常に引き締まって見える艦影はとてもスタイリッシュで印象的。
人間に例えればば細マッチョ系って感じかな?
女も男も美しさには適度な筋肉が必要なのはモデルさんとか女優さんとか見てるとわかりますよね。
腹筋でも始めるか・・・(´д`)

モテ要素には身長と言うのがありますけど、背は高くてもデブはノーサンキューなのと同じって感じかな。(デブ専は除く)
※赤城や加賀がデブだとは言ってません!

艦橋周りのデザインなんかも洗練されてて近代的なイメージがある。
それに、日本の空母の中ではこの翔鶴型が一番活躍したように思う。
実働3年と言うのは、最前線で戦い続けた大型の艦艇としては珍しい。

逆に言えば、それだけ旧日本海軍にとっての太平洋戦争と言うのは、大変厳しい戦いの連続だったと言う事なんだと思います。

残念ながら翔鶴は1944年6月のマリアナ沖海戦で、瑞鶴の方もまるで後を追うかのようにして同年10月のエンガノ岬沖海戦で沈没。
稀に見る美しさを誇った”姉妹”は、1944年の異国の海でこの世を去った。

翔鶴
– これがデフォの翔鶴 – 昭和12年の横須賀工廠にて –

迷彩の模様はそれらしく描かれているので、それなりに調べてからペイントされた物だと思われる。
実際にこんな感じの色で迷彩を描いた例ってあるんですかね?
迷彩と言うと例の瑞鶴に施された緑色っぽい感じのが最初に浮かびますが・・・

そそ、瑞鶴って川崎重工業神戸造船所で作られたんですってね。
軍艦の造船所と言うと呉とか横須賀とか佐世保くらいしか知らなかったのでちょっとビックリでした。

瑞鶴迷彩
– 瑞鶴1944年当時に施された迷彩模様 –

今回色々調べていて当時の写真とか結構拝見しましたが、改めて思うのは「70年前によくもまぁこんなものを作ったな」と。
戦う為に生まれてきた船ですから機能美と言う点からすればある意味”究極の形”なんだと思うんです。
微妙な曲線とか見ると「どうやって作ったの?」って感じがして、逆に最新鋭のイージス艦とかの方が作りがシンプルなんですよね。

そういう意味からすれば当時の船をモデルデータに起こすのは結構大変な事なのかもしれません。

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– 乾ドックの翔鶴 – 艦首の細くなった部分はまるで日本刀のようだ –

この写真なんか正に機能美。
こんな凄いのを70年前に日本人だけで作ってたんですよ。
チョンマゲと袴を捨ててから半世紀も経たずにこんな凄い物を作っていたと言う事を思うに、”戦争に対する是非論は置いておくとしても”本当に凄い事だと思うんです。
もちろん、当初はイギリスを始めとする欧米列強から造船技術を学んだ訳ですが、僅かな期間でそれを自分のものにして戦艦大和を始めとする多くの艦艇を自前の技術で造り上げた事は賞賛に値する事だと思うのです。
特に空母に関しては、真珠湾開戦時には日本が最も充実した空母艦隊を持っていた事を考えると、その運用方法なども含めて空母に関する試行錯誤の苦労は想像を絶するものがあったと思います。

翔鶴2
– 艤装作業中の翔鶴 –

飛行甲板に汚しを入れるとそれっぽく見えますよね。
もう少し木甲板を暗い色に変えたものも用意したので、最終的にどちらにするかは決めますが一応作業は終了って感じ。
翔鶴にはカタカナで「シ」を入れて、瑞鶴にはカタカナで「ス」を入れる事も忘れないようにしないとね。

ここんとこちょっと忙しくてblogに時間を取れないので、バババって感じで勢いだけで書いているせいか単純な表記ミスとか増えてて困る。
読んでる人には分からないだろうけど書いてるこっちは文字通り戦場のような忙しなさなのだ。

SS撮ってトリミングしてblogに貼って・・・文字で書くと結構簡単だけど、これだけでも数分は掛かるからね。
たまにblogを書きながら他の事を考えてたりするとミスを起こす。
こないだも蒼龍のSSのファイルネームを翔鶴って書いちゃったし。

翔鶴と瑞鶴
– ほぼ完成状態の翔鶴(手前)と瑞鶴 – 色味模索なし –

軍艦色も若干変えてみた。
瑞鶴の方が若干青味が強くて、色も暗い。
翔鶴の方は明るめの色。

飛行甲板は若干明るめの方を採用してみたけど、コレに関してはちょっと様子見ですね。
ただ、赤城と比べるとかなり明るいので暗くする可能性もあったり。
新造時なので明るめでも問題ないとは思うんだけどね。

木目が結構イイ感じに出来たので満足(´ー`)y-~~

帰艦
– 真珠湾より無事に帰艦した九九式艦上爆撃機 – 色味模索なし –

AIの着艦は見事だなぁ~┐(゚~゚)┌

Tora Tora とらや!

それにしても寒い日が続いていますが皆さんは如何お過ごしでしょうか。
寒さもそうですが空気が乾燥してるのが辛いですよね。
通勤電車の中でも咳きをしてる人が結構多いし・・・お互い健康管理には注意したいものです。

お寒いと言えば・・・安倍ちゃんは小泉さん以上の格差競争社会を目指すのかな?
私は専門家じゃないのでアレですが、テレビで守銭奴系の評論家がアベノミクスを賞賛している点が引っかかるのだ。
選挙前から感じていたアベノミクスの本性が見え隠れしているようなしないような。

テレビと言えば・・・先日テレビを見ていたら気が付いた。
ディアゴスティーにではなくてデアゴスティーニだそうです。
興味が湧いたので調べてみたらイタリア人の地理学者が1901年に創業した会社で、元々は地図なんかを発売していたみたいです。

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– ジョヴァンニ・デ・アゴスティーニさんと言うイタリア人の方の名前だそうです –

つーことで訂正しておいたよ。
最近間違いが多くて中卒ニートなのがバレバレやなっ!

さて、昭和16年の12月8日と言えば、旧日本海軍による真珠湾攻撃が行われた日だ。
その際に、攻撃隊総指揮官の淵田美津雄海軍中佐が発したとされる有名な暗号文が「トラ・トラ・トラ」だ。
なんとも不思議な響きのあるこの言葉は、戦後しばらく経ってから製作された日米合作による映画Tora! Tora! Tora!のタイトルになったほどだ。

ToraToraTora1970
– 当初、日本側シーンの監督は黒澤明だった – それは是非見たかった! –

ちょっと資料の意味もあって久々に見てた。
マイケル・ベイ監督のパールハーバーなどに比べると地味な印象は拭えないが、非常に丁寧かつ中立的な視点で日米開戦を描いている点が優れているし、映画としての完成度も高い。
日本人のシーンを本物の日本人俳優が演じている点も好感が持てる・・・って、当たり前のことなんだけどね。

片や映画パールハーバーの方は日系人俳優マコ岩松のちょっと怪しい感じの日本語と、その後に登場する緑色の零戦の姿に瞬殺に追い込まれたミリヲタも後を絶たずと言う展開で、さすがは子供向け映画の巨匠マイケル・ベイの仕事だと言わざるを得ない。
まぁ・・・極秘の作戦会議を外でやってたり、その会議のそばで子供が凧揚げしてる時点で”そりゃないぜベイちゃん”なんだけどね。

Tora! Tora! Tora!の方にも妙なシーンが無いわけではない。
渥美清さん扮する炊事係りの兵隊が日付変更線を越えるくだりで行われるコメディー的なシーンは正直言っていらない。
あの手の笑いを入れたくなる製作者側の意図が全く理解できない。
たぶん渥美さんのキャラを立てる為なのだろうが、そんな役者の顔を立てることよりも作品性を高める方に注力すべきなのだ。
渥美さん側も迷惑な演出だったのではないだろうか?

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– Tora Tora とらや! – ちょっとわざとらしい田村高廣の演技 –

淵田中佐が眼前に広がる真珠湾を見ながら「トラ・トラ・トラ」と言うシーンも、良い意味でも悪い意味でも日本映画らしいシーンだと言える。
この映画はアメリカ側の役者と日本側役者の演技の違いにちょっと違和感があるのだ。
あちらの役者は結構淡々と演技しているのに対して、日本側の役者は日本映画ならではの大げさな演技が鼻に付く。
普段は表情が乏しい日本人だからなのか、逆にそれを意識しすぎて演技をするのものだから大げさすぎて見ているこっちが可笑しくなってきてしまうのだ。
おかげで淵田中佐演じるところの田村高廣が目をキラキラさせながら言う「Tora Tora とらや!」のセリフを聞く度に、私は”とらやの羊羹”が食べたくなるのだ。

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– Tora Tora とらやの羊羹 –

翻ってオープニングのシーンで大胆に使われている戦艦長門の実物大セットは素晴らしい
オープニングの為だけと言っても過言ではない程の贅沢な使い方は「さすがはハリウッド映画だよなぁ」と感じさせる程の存在感がある。
それに、これだけ”動かない戦艦”を効果的に使ったシーンは他に類を見ない。
”男たちの大和”のスタッフにもちょっとは見習って欲しかった。
敵であるところの日本海軍の”威容”のようなものが表現された実に見事なオープニングだと思う。

まぁ、弱っちい相手に真珠湾でボコボコにされたのではアメリカ人の面子も立たないと言う事もあったのだろう。

日本をちゃんと描き過ぎた・・・
この映画のアメリカでの興行が振るわなかった理由の一つと言えなくも無い。

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– 福岡に作られた実物大の長門のセット –

さて、話を70年前の真珠湾に戻そう。

真珠湾を目前にしても対空砲火を撃って来ない敵に対して、攻撃隊総指揮官の淵田中佐は奇襲に成功した事を確信して全軍に突撃命令を出すべく信号弾を発射した。
ところが、事もあろうかこれを赤城制空隊の板谷少佐が見落としてしまう。
本来であれば奇襲成功の合図と共に制空隊が前へ出て制空権を確保しなければならないのだが、信号弾を見落とした板谷機は一向に前に出ようとしない。
あせった淵田中佐は信号弾をもう一発発射。
この”二発”の信号弾を見た翔鶴急降下爆撃隊指揮官 高橋赫一少佐は奇襲失敗と判断、かねてからの打ち合わせどおり強襲に切り替えるべく猛然と真珠湾へとなだれこんでいった。
打ち合わせでは信号弾一発が奇襲成功で、信号弾二発は奇襲失敗につき強襲に切り替える手はずとなっていたのだ。
この為、作戦の開始が本来の予定より4分ほど早まったらしい。

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– 高橋赫一少佐 – 残念ながら5月の珊瑚海海戦で戦死 –

と言う事で、”カク”さんこと高橋赫一少佐の乗機である九九式艦上爆撃機を塗ることにした。
始めて塗るので資料の意味もあって模型をやってる方のblogなどを見てた。
おかげで高橋少佐機の機体番号はすぐにわかった。
有名な人の機体の番号なので、この高橋機がEI-238である事は半ば定説化していたりするのでほぼ間違いないと思われる。
垂直尾翼の帯も赤の帯で上に一本、下に二本で間違いないだろう。

が・・・問題は機体の色なのだ。

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– Avioni-X 1/144 99艦爆 11型 翔鶴 EI-238 完成品 –

いくらなんでもこれは無いんじゃないの?
いや・・・私は戦後生まれだし、実物を見たわけじゃないし、この商品のメーカーさんも考証を経てこの色で塗っているのでアレなんですが・・・
他にも、明るいオレンジで塗られた機体もあったりで、EI-238に関してはかなりカオスな展開に眩暈。
個人の作品なので掲載は差し控えますが、明るいオレンジをまるで急場しのぎでスプレーを使って塗ったかのような感じに再現されている方もいたりで、この機体の色に関しては本当にいろんな説があるようだ。
中には私のようにオレンジ色には塗られていなかったのではないか?と疑問を呈する人もいた。

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– スカイマックス 1/72 完成品モデル –

海外のサイトなんかもオレンジ色を採用しつつも懐疑的な意見を言う人が結構多い。
とあるBBSによれば、このオレンジ色の出展は日本?のサイトらしいのだが、残念ながらそのサイトは既に閉鎖していた。
他のサイトのBBSでは真珠湾攻撃時らしいEI-238の姿を捉えた写真が掲載されていたが、その機体は通常の白っぽい感じの塗装のようにも見える。
もっとも、モノクロ写真・・・それもかなり粗い写真なので、垂直尾翼の番号もなんとなくEI-238?と読める程度だし、当然ながら色はわからない。
薄くオレンジ色に塗られていても気がつかないレベルであると言えなくもない。

それに、この写真が本当に真珠湾攻撃時の物なのかもわからないし、本当にEI-238なのかもわからないのだ。

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– とりあえずオレンジなしで塗った –

零戦の色の考証などもそうだし、戦艦大和の考証などもそうなのだけど、新しい資料などの発見により、それまで”真実”とされていたものがあっという間に陳腐化してしまう怖い世界なのだ。

難しいねぇ∩( ・ω・)∩
考えるのメンドクサイからスノボから帰ってきてから決めるよ。
このままビデオの製作を続けるかなども含めて帰ってから考えるよ。
つー事でこれから泊まりでスノボに行って来るよ。
今年の初滑りだよ。

アディオース(・ω・)ノ

週間IL-2の蒼龍を塗る

赤城の方が完成していないのにも関わらず、飽き性な私は蒼龍を塗る事にしたよ!
おんなじ事やってると飽きちゃうんだよね。
刺激が欲しい年頃なのよ。

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– デアゴる – 創刊号は特別価格でお安いが、総額ではとんでもない金額になる –

因みに赤城は総額で150,500円(バインダー込み)だそうだ。
これを高いと思うか安いと思うかは個人の懐具合にもよるが、意外と盲点なのはその制作期間の長さだ。
赤城の場合だと約二年と書いてあったのだが、二年もの間こんなものを作り続ける根気のある人はそうはいないのではないだろうか?
まぁ、模型とか作ってる人は元々根気がある人だと思うので、そう言った意味からすればそれ程大した問題ではないのかもしれないが・・・
断言できるが私には無理だ。

さて、森史朗(著)”運命の夜明け 真珠湾攻撃全真相”を読むと、12月8日の日本時間0時30分ごろ、南雲忠一中将率いる南雲機動部隊は真珠湾北方約400kmの海上に位置していたとある。
11月26日に単冠湾を出撃してから、ただひたすらに東進を続けていた南雲機動部隊は、ハワイを目前にして一路南進を開始した。
ここで疑問なのは艦隊の配置だ。
つーことで、ググれカスの精神でググったらすぐにわかった。
今回も模型を作ってる人のblogには何度も助けられた。
模型をやってる人のblogを見ていて思うのは考証的な決め付けが少ない点だ。
諸説ある事を前提に書いてる場合が多くて好感が持てる。

この場をお借りして謝意を表したい。

nagumo_task_force
– 南雲機動部隊第6警戒航行序列 – モデルアート社製作による図 –

コレを見ると先頭を赤城、そしてその横には蒼龍とある。
てっきり隣は加賀だと思っていたのでちょっと驚き。
加賀だったら赤城を配置して艦橋が写らない様にすれば加賀っぽく撮影できるかなと思ってただけに一瞬困ったのも事実。
そうは言っても困ってるだけでは仕方が無いので、IL-2に用意されたgenericの空母を塗ることにした。
因みにデフォのgenericはこんな感じ。

generic2
– 日本海軍の一般的な空母としてIL-2に存在する迷彩っぽい塗装が施された空母 –

雲龍型などをイメージした物だと思われます。
本格的な迷彩と言うとマリアナ沖海戦時の瑞鶴などに施された迷彩が有名ですが、アレは隠れる為と言うよりは敵艦や敵パイロットなどからの目測を誤らせると言う効果を狙った物だそうです。
効果の程はどうだったのか知りませんが、欧米の艦艇などにも施されているので一定の効果はあったのではないでしょうか。
第二次世界大戦と言うのは未曾有の消耗戦を約6年間も続けたと言う人類史上稀に見る激戦だった訳ですが、そのせいもあって兵器の開発などが加速度的に進化した期間でもありました。
レシプロからジェット、光学式からレーダーなど、技術的な転換期にもなっているのが特徴だと言えます。
勝利の為に文字通りに必死になり、なりふり構わず兵器の開発を行ったが為の産物と言えるのかもしれません。
そういう意味からすればこの迷彩の生まれた背景も頷けるような気がします。

generic
– 飛行甲板が安っぽい感じがして嫌だ –

と言う事で、こやつを蒼龍に見立てて塗ることにした。
3Dモデル的には翔鶴型航空母艦をイメージしたものだと思われる。
なので大きさが全然違うし、細かい事を言えばいろいろあるけど気にしない。
まずは飛行甲板に貼られた木製甲板を再現する事を念頭に作業を開始。
この時も当然ながら模型を作っている人のblogを参考にさせて頂きなながらの作業となった事は言うまでも無い。

今回始めて知ったのですが、模型の世界にもアドオンと言うか追加でグレードアップする為のパーツと言うのが売られていて、その中にはそのものズバリで木製甲板があって驚いてしまった。
板を固定したであろうボルト?らしき物まで再現してある物もあって、いやはやディープで濃密な世界を垣間見たような思いが致します。

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– エッチングの部品もセットになったタイプ –

ま、このパーツを使えば誰でも凄いのが作れると言う程簡単な世界では無いようで、この手のパーツを使う事で余計にモデラー個々の力量が試される結果となってしまうようです。
言わずもがなですが、力量のあるモデラーが作った作品は本当にため息が出るほど素晴らしく、他人様の作品なので掲載は控えますが興味のある方はググれカスの精神でググってみてください。
同じプラモデルでもモデラーによって作り方と言うか加工の仕方がを違っているのが特徴で、道具の使い方はもとより、質感などを表現する方法などに其々の工夫があって本当に驚かされてしまいました。

この辺りはリペイントなどにも共通する事だと思われます。
リペイント自体はPhotoshopなどを使いこなす事さえできれば誰でも塗ることは出来ますが、他人を唸らせる事が出来るのは一部の作品であり、それを可能にするのは極一部のリペインターなのだと思います。
要するにセンスと言う事なのだと思いますが・・・もっとも、私のようにセンスの無い者もリペイントをして楽しむ事は個人の自由なので、こうしてガシガシ塗ってる訳ですが。

木甲板
– 飛行甲板に板が敷かれていく –

相変わらず空母の色に迷いがあるものの板を敷く作業は結構楽しい。
飛行甲板の色に関してはもう少し暗い方が良いかもしれないけど、新造時と言う事でキレイなままでお披露目。
赤城や加賀に比べれば蒼龍は新しいので、あまり汚くする必要は無いのかもしれないが・・・

板の継ぎ目とかが気になるので後で修正する事にして、艦自体の色はもう少し薄い方が良いのではないかと思われる。
ただ、個人的な考えを言えば濃い色の軍艦色の方がしっくり来る様な気がします。
これは”色が好み”と言うよりは、ゲーム内で見た際に濃い色の方が強そうに見えるので・・・

いくら正確に作ってあったとしても所詮はローポリの3Dモデルなので、それを正確な色で塗っても「それっぽく」は見えない。
空母の持つ巨大さや鋼鉄感を強調するには濃い色の方がしっくり来るような気がするのだ。

悩むねぇ~

蒼龍
– とりあえず”ほぼ”完成状態の蒼龍 - 全体的に明るめの軍艦色に変更 –