人民の人民による人民の為の映画

大阪へは飛行機で行くか新幹線で行くかの二択な訳ですが、皆さんはどちらで行かれることが多いですか?
マイルの事を考えると飛行機なんだけど、道中ノンビリできるので新幹線も捨てがたい。
私の場合は飛行機好きなので羽田をウロウロするのも楽しいのですが、やはり搭乗までの慌しさは少し感じてしまったり。

もっとも、飛行機には新幹線に無い魅力があるのも事実。

離陸の時の”あの高揚感”は何度味わっても飽きないし、着陸の時の飛行機の揺れや接地時の衝撃、そしてなんとも言えない興奮を与えてくれるのがスラストリバーサーの轟音。
あの小刻みで力強い振動や急激に音圧を増すエンジン音は何物にも代えがたいのですが、今回はおとなしく新幹線で行ったのだ。
のぞみだと片道2時間半なので、往復だと映画を2本見られる計算。

つーことで、PACIFIC RIMとWORLD WAR Zを見ました。

pr_wwz
– PACIFIC RIMとWORLD WAR Z –

どちらも公開時に話題作だったので映画館まで見に行こうかと思ってたんですが、知り合いがやってる映画好きが集まるサイトでボロクソ に酷評されていたのでスルーしてたのだ。
おかげであまり期待せずに見れたのですが、それでもやはり微妙な映画だと云わざるを得ない。

PACIFIC RIMに関して言えば、まぁコンセプトがアレなので巨大ロボにあまり興味の無い私がアレコレ言える映画では無いのですが、物語が薄いと言うか、良い意味で王道、悪く言えばワンパターンな子供向けヒーローアニメの実写版という感じで、大きなお友達なんかにとっては良い映画なのかもしれませんね。
そういう意味からすればコンセプトどおりの映画に仕上がっているのだと思います。
巨大なロボットが戦うシーンなども、わざと日本の特撮映画風なテイストで仕上げてる感じがあって、この辺りは”特撮好き”な人には嬉しいのではないでしょうか。
”B級グルメ”のような映画とでも言えば良いのかな・・・”ジャンクフードのような”と言っても良いかもしれません。
一応褒め言葉です。

Godzilla_1954 film
– 元祖怪獣映画 – 1954に公開された怖かった頃のゴジラ –

で、問題なのはWORLD WAR Zの方なのですが、これは見に行く前から聞いていたのでアレなんですが、このゾンビ映画は怖くないんですよ。
もちろんゾンビ映画をどう見るかと言うのは人それぞれでして、「ゾンビ映画はグロイけど怖くない」と言う人もいると思うんですが、私はロメロ監督のゾンビ映画に関しては凄く怖いんですよ。
あのゆったりとした動きが物凄く怖いのです。
なので、いわゆる走るゾンビになってからあまり怖くないと言うのは頷ける部分もあるのでアレなんですが、この映画のゾンビは更に輪を描けて怖くないんですよ。
どうしてかと言うとゾンビが元気過ぎちゃって、元死体と言うか元々人間だったと言うキャラクターとしてのゾンビ本来の魅力的な設定がぼやけてしまってるようも感じました。
怖くも無いし、グロくも無いし、悲哀も無いし、メッセージもあまり伝わってこない。

ブラピのブラピによるブラピの為の映画。

未見の方もいるのでアレですが、「そりゃお前チートだろっ!」って感じの展開になるんですけど、それを見た時は思わず噴出しそうになりました。
一応続編もあるらしいので、そこでこのチートがどのような感じで処理されていくのかが楽しみではありますが・・・
ただ、このチートなんですが、チートにせざるを得ないと言うか、この映画のゾンビって今までの走るゾンビを完全に凌駕してまして、まるで元アスリートなんじゃないの?ってくらい運動神経が発達してるので一般人じゃ太刀打ちできない訳ですよ。
だからチートにせざるを得ないのだと思うのですが、この手のバカ向けハリウッド映画における「強さのインフレ」は、結局製作者側の首を絞める事になると思うんですけどね・・・

194bcb6a7030cd536670394029864fd1
– ただ顔が青いだけですが怖い – 1978年公開のDawn of the Dead –

ちょっと最近のハリウッド映画は駄目ですねぇ。
まぁハリウッドに限らずなんだろうけど・・・・実は物凄く良くできたハリウッド映画もあるんですよ。
ただし、日本では未公開なんですけどね。

なんか、最初から別けて作ってるんじゃないかと思ってしまったり。
つまり、お金になりそうな映画は全世界公開作品として作り、そうでない物は国内限定みたいな。
で、意外とこの”国内限定”映画の方が面白いんですよ。

その代わり聞いた事も無いような俳優さんとか監督とかですけどね。

要するに投資家目線で映画を作ってるんですよね。
ど派手なCGと人気俳優を使って如何に公開前に話題作りができるか、逆に言うとどうすれば公開前に話題になるかを優先した映画作りなんですよ。
で、マンマと馬鹿が乗せられて映画館に足を運ぶ・・・話題に乗り遅れまいとしてね。

なんだかどっかで見たような見ないような。

gn-20090914-04
– もっと空いてるプールがあるだろが – 我国の夏の恥ずべき風物詩 –

イチ映画ファンとしては少し悲しいですね。
内容よりも話題性が重要視される。
見る側もだけど、作り手側までも。

ただ、ゾンビ映画として見なければ見方も違って来るような。
要するに、規制の多いハリウッドでは、”人型”の敵を好きなだけぶっ殺せるのはゾンビ以外無くなってしまったと言えなくも無い訳です。
元々野蛮な民族の末裔ですから、いくら綺麗事を言ったところで内包する残虐性はどこかで発散させないとアレな訳ですが、自ら嵌めてしまった枷によってそれも難しくなってしまった。

だからなのか最近では映画のみならずテレビでもゾンビだし、ゲームでもゾンビが引っ張りだこだったりしますよね。
ゾンビの次がアラブ人やナチスで、その次が旧日本軍って感じなのかな。
「でも、これは人種差別ではありませんよ。今のドイツ人はナチスとは無関係ですし、あくまでも旧日本軍の軍人の話ですからね」なんて製作者側の詭弁が聞こえてきそうですが。

自分達の手足とする為に人を奴隷にし、新天地の為に人を殺し、娯楽として動物を殺して来た種族の末裔ですから、良心の呵責に苛まれる事なく、心置きなくぶっ殺せる”敵”を見つけ出してるのに過ぎないわけですけども。

まぁ・・・お暇な方はどうぞ。

test
– FW12 – テクスチャの割り当てがかなり意地悪 –

さて、突然ですがTyrell 019を塗ろうかと思ったんですよ。
FW12って言うウイリアムズの車があるので、これを019に見立てて塗ろうかなと思ったんですが、結論から言うと無理でした。
まぁ、テクスチャを見た瞬間に無理だろうなぁとは思ったんですけどね。
”モドキ”で良いので塗れるとこまで塗ってみようと思ってやってみましたが、ここまでテクスチャの割り当てが変態だとは思っても見なかった。
3箇所使い回しとかね・・・初めて見たわ。

それに、かなり引き伸ばされてる所も何箇所かあったりするので、そこが一体どこなのか探すのに苦労した。
意外なところの、ほんの小さな場所が意外な場所に使われていたりで、ホント嫌がらせかよってレベル。
やっぱりコドマスさんはMODが嫌いなんだと思います。

なんちゃって019
– サイドポンツーンの上と横とリアウイングが使いまわしなので無理だぁ –

まぁ、車その物の形も違うのでアレなんですけどね。
でも意外とカッコイイと思うのは私のセンスがアレだからでしょうか?
ちゃんと塗れたら十分遊べるレベルなんですけど・・・

あ、そそ。
例のレーシングスーツですが、ロゴの色を調整してみました。
小さい画面だとアレですけど、正規の大きさで見るとちょっと”無い”ですね。

それに・・・この画面は優勝した時にしか出てこないので、ロゴの色や位置を確認したい場合はいちいちレースで勝たないと駄目なのだ。
なので物凄くメンドクサイ。
車のリペといい、レーシングスーツのリペといい、コドマスの手痛い仕打ちに打ちひしがれる今日この頃。

nakajima
– もうちょっとロゴマークがハッキリクッキリしてくれないかな –

それに、この行き場の無いクリエイティブ魂をどこに向ければ良いのだろうか。
と、嘆いていたらrFactorなるゲームを発見致しました。
ちょっと古いゲームなのでグラフィックがアレなんですが、これにはTyrell 019はおろか020もありますし、なんと!マクラーレンMP4/4まであるんですよ。

買っちゃおうかな・・・と、脳裏を過ぎったのですが、なんと!rFactor2と言うのが現在開発中?らしく、最近流行のEarly Access?らしいベータ版らしきものが既に販売されているそうなので現在情報を収集中です。
「どの程度リペが出来るのか」とか「グラフィックはビデオ製作に耐えられる程のレベルか」とか、いろいろ調べております。

なんでもメーカーサイドがMODを推奨しているそうなので期待が持てますが・・・
最近はハンコン買いそうな自分が怖い。

  • トラックバック 停止中
  • コメント (0)

コメントを残す