Grand Prix Driver

先日帰って来ました。
だいぶ時差ボケも解消されてきた感じなんですが、深夜になると目が覚めてしまうと言う・・・
今日は仕事の帰りに友達と飲みに行ったのですが、飲んでる時は眠かったのでこのまま寝れるからな?と思ったけど甘かったようですな。
シャワー浴びたら目が覚めちゃった。
仕事中とかメッチャ眠いんだけどね。

つーことで、今年最後の海外出張から無事に帰ってきましたよって事でコレ書いてます。

ふぅ~今年の仕事は事実上これで終わり。
私の役目は終わった。
後は優秀な我がチームが結果を出してくれるだろう。

business&first class
– こんな感じの席でした – 上のがビジネスクラスで下のがファーストクラス –

そそ、やっぱり本物のビジネスクラスは最高でした!
広々してるだけではなく、非常にパーソナルな空間を演出されてて良かったです。
個室って程ではありませんけどね。

ファーストクラスの方は個室っぽい感じのもあるみたいですね。
海外のエアラインなんかも調べてみたんだけど、あちらのはホントに豪華な感じでビックリ。
私もいつかはファーストクラスに乗ってみたいな!・・・いつのことやら∩( ・ω・)∩

F1
– F1地上の夢とF1走る魂 –

で、行き帰りの機内で海老沢泰久(著)”F1地上の夢”と、”F1走る魂”を読みました。
F1地上の夢の方は、文字通りF1制覇を夢見た本田宗一郎氏をはじめとするホンダの技術者達の葛藤を中心に、第一期F1参戦から1986年のF1シーズン最終戦までを追った壮大なドキュメンタリーでした。
もうひとつのF1走る魂の方は、中嶋さんがレースを始めたきっかけからF1デビューに至るまでの過程が描かれており、遅咲きの新人F1ドライバーの苦労が垣間見れます。
F1での戦いが一戦一戦詳しく書かれているので、まるでレースを見ているかのような感覚になれます。
それに、中嶋さんが体験した苦労話などは大変興味深く読まさせて頂きました。
国内では敵無しとまで言われた中嶋悟がF1と言う夢の舞台で”世界”と戦った一年間の記録。

1987_italy
– 87年イタリアGPでLotus 99Tにセナを乗せる中嶋 –

読んでいて驚いたのはF1マシンってバンバン壊れるんですね・・・
中嶋さんのミスが原因で壊れる事もありますが、車そのものの不具合により殆どテストができないとか、予選で走れないとかあるんですよね。
ギリギリの設計なので、ちょっと何かあると壊れてしまう。

その一因なのが、この車に搭載された新開発のアクティブ・サスペンションと言う油圧制御のサスペンションなんですが、これがホントに厄介な代物でして、壊れ易いと言うのもそうなんですが、コーナーリング時の挙動が掴み辛くて中嶋さんも最初の頃はスピンの連続だったそうです。
あのセナでさえ面白いようにスピンしたと書いてあったので相当乗り辛い車だったようです。
しかし、デビュー戦で7位完走、続くサンマリノGPでは6位入賞で1ポイントを獲得。
第3戦のベルギーGPでは5位入賞と着実に結果を残した中嶋さんでしたが一転、モナコ・デトロイトではレース人生で最大の挫折を味わう事になる。
その後もマイナートラブルに悩まされ続けながらもイギリスGPでは4位入賞・・・そして日本への凱旋帰国。

こうやって文字で書くと僅か数行の事なのですが、実際に世界の強豪と伍して戦うと言うのは並大抵の事ではないのです。
それに、やはり34歳でのF1デビューと言うのは遅いですよ。
あと10歳若ければ・・・


1987年のオーストリアGPの舞台エステルライヒリンクをドライブする中嶋 –

↑のLOTUS99Tには過給圧4バールのHONDA製1500ccV6ターボエンジンが搭載されていて生み出すパワーは1000馬力以上だったそうです。
上の動画なんかを見てると1000馬力の車を運転しているようには見えない程に中嶋さんの運転は一見滑らかに見えますが、腕とかヘルメットなんかが激しく動く様は車体の振動や前後左右から受けるGの影響なんでしょうね。
シフトチェンジなども軽々やっていますが、この時代のF1カーはマニュアルミッションなのでシフトダウンの際はエンジンの回転数を合わせないとシフトダウンもままならなかったそうです。

それにしてもターボエンジン特有の低い排気音もカッコイイですね。
ノンターボの甲高いエンジンをソプラノに例えるとするならば、さしずめターボの排気音はテノールって感じでしょうか。
如何にも1000馬力って感じの力強いエンジン音が気に入りました。

と言うことで、このLotus 99Tをコドマスさんで再現できないものかと無い知恵絞って考えてみた。
で、目を付けたのがLotus 98T。

lotus 98t
– デザイナーも同じなので黄色く塗っちゃえば楽勝?・・・ –

これは前年の86年シーズンで使用されたものなんですが、ボディーのシルエットなんかも似てるのでコレを塗る事に。
エンジンはホンダ製ではないものの、過給圧無制限の頃のルノー製ターボエンジンが搭載されているので、直線番長な感じも”なんちゃって99T”には丁度良い感じ。

そそ、ロータスって名門と言われていますが会社としての規模としては小さなファクトリーなんですよね。
まぁ、そんな事を言ったら全てのF1チームが”小さなファクトリー”なんですけどね。
大きなとこでも数百人規模ですしね。

会社としてみたら中小企業と言えなくも無い。

そこで一台一台手作りで製作されるんだから凄いですよね。
ボディーはカーボンによる一体成型なので、巨大なオーブンのような物で焼くんだそうです。
いやはやビックリ。

という事で、Lotus 98TをLotus 99Tに見立てて塗ったのがこちら。

ナンテコッタイ
– 嫌な予感が的中 – Logoとか適当に配置して置いてよかった –

実は塗る前から嫌な予感がしてたんですけどね。
テクスチャの流用って事で断念せざるを得ない。
ホントに流用とか引き伸ばしとかヤメテクレヨ!

あと、ビデオ作ってて気が付いたんですけど、このゲームに登場する全てのF1カーはタバコのロゴマークが外されています。
ゲームに登場する車のカラーリングも勿論ですが、ゲーム内で使用されている当時の写真でさえ修正されてタバコのロゴが消されています。
欧米ではタバコの広告そのものが禁止されていますのでわからないではないのですが、過去の写真さえも修整しないといけないと言うのはチョッとやり過ぎと言うか神経質過ぎてはいませんかね?

言い方は悪いけどチョッと病的。

f1_88_100t
– タバコのロゴだけが見事に消されている –

左はゲーム内で使用されている”実際のレース”の写真で、右は実際のLotus 100Tです。
1988年当時、既にドイツなどの一部の国ではタバコのテレビCMは禁止されていたのですが、この写真はメキシコGPの物だと思われますので・・・
因みに当時のメキシコはタバコのCMは禁止されていません。

念の為、YouTubeにて1988年当時のメキシコGPの映像を確認しましたが、そこにはしっかりとCAMELのロゴが確認できました。

Political Correctness – 聞いたことある方も多いと思いますが、本来の定義からするとちょっと違うのかもしれませんけど、度を越した規制を過去にまで適応するのはチョッと異常な気がしますね。
つい最近も、宮崎監督の映画風立ちぬの喫煙シーンが問題にされていましたが、あの時代は喫煙することが今よりも当たり前だった訳で、時代考証的には正しいのに今の価値観と違うからと言って難癖を付けるってのはどうなんでしょうかね?
欧米の映画なんかも行き過ぎた規制に警鐘を鳴らす人も多くいます。
事実、最近のハリウッド映画なんかは喫煙シーンが殆ど無い。
ある程度の規制は理解できますが、時代考証的に正しい事を描けないのは本末転倒だと思います。
まぁ・・・欧米人って日本のメディアが伝えているような「いつも笑顔でフレンドリー」な人達だけではありませんからね。
思い込みが激しい+自分が正しいと思うものは有無を言わさず強制するのが彼らの特徴と言ったら怒られちゃうかな?

そして、それに影響されまくって馬鹿騒ぎをするアホな連中。

人権先進国を自認する・・・平たく言えば独善的なエゴイストなんだけどね。
まるで何かを競うかのようにしてアフリカの子供を養子にもらうのとか見ていて不愉快。
金の次は名誉って感じなんだろうけど、本家ユニセフの事務所がなぜあんな豪華でなければならないのか・・・日本ユニセフだけではない寄付ビジネスの胡散臭さを感じずにはいられないのだ。

おっと話がズレた。

nakajima_helm
– だからテクスチャの引き伸ばしとかヤメテクレヨ! –

で、仕方が無いので中嶋さんのヘルメットでも塗ろうかと思って調べたんですがコチラもちょっと難しいかな。
本物はオレンジ色の部分にCAMELと入っているんだけどね。
試しに塗ってみたけど文字とか変形しちゃって微妙な出来だったし。

それに、優勝した時にドライバーのアップが映るんですけど、その時のシーンではリペが反映されないんですよね。

仕方が無いのでロータス100Tを塗るよ。
でも今日はお開きだよ。

さよなら、さよなら、さよなら。

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    • Gerd
    • 2013年 12月 14日

    ナチスのハーケンクロイツなんかの規制も厳しいですよね。時代考証的に正しいものを再現する場合なら良いとかなら良いと思うのですが。。

    • Gerdさんこんばんは。
      本当に仰るとおりですね。
      この手の規制がドキュメンタリー等へ波及しないでほしいものです。
      それにしても急に寒くなりましたね。
      どうかお体ご自愛ください。

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