悲しき水中翼船

MS謹製ブラウザのIEが新しくなったので早速入れてみた。
今まで使っていたIE10には何の未練も無いので、こういう時の決断は楽だ。
インストールも滞りなく終了。
再起動後にブラウザを立ち上げてみると「何が変わったの?」ってくらい見た目は同じ。
だけど、心なしか軽くなったような・・・ただし、ネットで言われているとおりYouTubeにアクセスすると固まりますな。
なぜなんだろう??
ま、いっか・・・そんなにYouTubeも見ないし。

IE11
– まともなブラウザを出したためしが無い –

さて、急に寒くなりましたね。
こないだ冬のコートとか陰干しして置いてよかった。
そそ、クリーニングとかに出してそのまま保管してあったコートとかは着る前に陰干しした方が良いですよ。
その際は午前中は避けてお昼ごろから午後二時位まで干す感じ。
直射日光は避けて干しましょう。

という事で久々のガチムチへ・・・と言いたいところですが、実はあの後F1ゲームを削除する前に「ちょこっとやってみよう」なんて言いながらやってたら面白くなってしまい、現在の私の脳内はF1オンリーとなってしまいました。
このblogの読者諸兄ならお分かりだと思いますが、私は典型的な”熱しやすく冷めやすい”タイプでございまして、今はまさにHOTな状態なのです。
ま、すぐに飽きるとは思いますが・・・

ここでいきなりですが中嶋悟越えを目指す!

F1_2013
– フェラーリのベルガーと競う中嶋 – 1988年のメキシコGPだと思われるひとコマ –

中嶋悟さんと言えば日本人初のF1フルタイムドライバーと言う事でご存知の方も多いと思います。
結果だけを見れば大した結果は残せなかったと言う人もいますし、ホンダの後押しやスポンサーの力が無ければF1に行けなかったかもしれないという人もおりますが、5年間世界の強豪と戦った事は紛れも無い事実なのだ。

そんな先駆者である中嶋悟さんに、ほぼペーパードライバーの私が勝手に挑む。

以前のエントリーでも書きましたが、コドマスさんのF1ゲームにもロータス100Tが入ってるのでコレを使う。
この車は1988年シーズンのものだそうで、過給圧2.5バールのホンダ製1500ccターボエンジンが搭載されていた。
因みに同じエンジンを搭載したマクラーレン・ホンダは年間16戦中15勝と言う圧倒的な強さを発揮したのだそうです。

詳しくはコチラでどうぞ↓
http://www.honda.co.jp/Racing/gallery/aboutus/

こう言うのを見てると歴史を感じますな。

と言う事で、1988年の中嶋さんの予選タイムを上回れるか挑戦したいと思う。
もちろん所詮はゲームですのでアレですが・・・

画像2
– 名物Eau Rougeを駆け上がる私 –

中嶋さんと言えば鈴鹿育ちと言えるので鈴鹿サーキットで勝負かな?とも思ったのですが、鈴鹿は意外と難しいのでスパ・フランコルシャンサーキットを選んでみた。
このスパは一部公道のサーキットで、ベルギーの美しい景色が印象的なサーキット。
もちろんスパが簡単なサーキットだと言うつもりはありませんよ。
走ってみて気持ちが良いと言うか、リズムが私に合っているのだと思います。

早速Wikipediaにて1988年のベルギーGPの予選結果を調べてみた。
時は1988年8月28日、天候は晴れのち曇り。
コンディションはドライ。
中嶋さんは予選8位ということで、この日の中嶋さんが叩き出した1’57.616を上回るべく頑張ってみたいと思います。
因みにポールポジションはアイルトン・セナで1’53.718だそうです。

きざみ納豆走法で頑張るぞ。

F1_2013_2
– 残念ながらタイムトライアルにカーナンバー2は用意されていない –

選択できれば良いのにね。
MODとか無いのかな?と調べてみたんだけど、コドマスさんがMOD嫌いなのか権利の問題なのかこのゲームはMODはあまり盛んではないようです。
MP4/4とかもあるかなぁ?と思ったんだけど、似非MP4/4はありましたがフルスクラッチの物はありませんでした。
まぁ、3Dのモデリングって大変ですからね。
IL-2なんかにしてもLOMACにしても、フルスクラッチの3Dモデルを公開してくれてるModderさんには特に感謝すべきですな。
他とは手間が全然違いますから。
自分でやってみると身に染みてわかります。

アホには分からんでしょうが┐(゚~゚)┌

F1_2013 _4
– パドックでセッティングを煮詰める私 –

まずはコースを覚える意味もあってゆっくりと走ってみる。
ゆっくりと言ってもそこはF1マシン。
しばらく走っていると2分を切れるようになった。
だが、あと2.5秒が縮まらない。
これが世界との壁と言うものなのだろうか・・・

メカニックにダウンフォースを減らす方向でセッティング煮詰めてもらう事にして一日目の予選は終了となった。

F1_2013_3
– 1’57.846がこの日のベスト –

二日目。

昨日頼んでおいたとおりにメカニック達はダウンフォースを削る方向でセッティングしておいてくれた。
これによりストレートでの最高速度は伸びるが、コーナーではアンダーステアーが出やすくなる。
中高速コーナーが連続するスパでは吉と出るか凶と出るか・・・

右手を上げる。
それに呼応するかのようにエアスターターが回った。
強烈な振動とともにHONDA製V6ターボエンジンRA-168Eに火が入る。

ゆっくりとピットレーンに出た。

後続車を確認しながらコースイン。
タイヤが温まるまではゆっくりと走る。
そして最終シケインへ。

ここからはアクセル全開でホームストレートを駆け抜け、時速220km/hで計時セクションを通過。
計測が開始された。
あっという間に第一コーナーを抜け、スパの名物コーナー”オー・ルージュ”へと向かう。

F1_2013_5
– 下り坂をアクセル全開。つづくS字コーナーのRaidillonは上りながら抜けていく –

スパ最長のKemmelストレートは6速全開。
この日のストレートエンドでは307km/hをマークした。
レスダウンフォースに振ったセッティングのおかげだろう。
昨日と比べて最高速で10km/hほど差がついた。
この日のレブリミットは14500rpm。

急減速でLes Combeへと進入、続くMalmedyをリズミカルに過ぎると中高速コーナーが連続するヒルクライム区間へと入っていく。
下りながら連続する中高速コーナーはコース幅をワイドに使う事を心がけながら抜けていく。
繊細なアクセルワークが要求される難所だ。

Stavelotを抜けてからはF1サーキット屈指の高速コーナーが続く。
どこか鈴鹿の130Rを髣髴とさせるBlanchimontは6速全開で。
続く最終コーナー通称”バスストップシケイン”を抜ければメインストーレートが待つ。

F1_2013_7
– 1’56.210 – 1988年の予選タイムで言うと5番手のタイム –

やった!
遂に中嶋悟を超えた。
日本人初のF1フルタイムドライバーである偉大なレーサーを超えたのだ。

中嶋悟直伝のきざみ納豆走法で少しずつ粘り強くタイムを刻んでいったのだ。
思えば・・・「削除するならその前にもうちょっと遊んでみよう」と思い立ったあの日。
まさか、偉大なF1レーサーのタイムを抜けるとは思ってもみなかった。

ありがとう中嶋悟。

と、現役時代の中嶋さんを知らない私が言ってみる。


– 悲しき水中翼船 – 歌うF1ドライバー –

歌まで出してたそうです。
場末のスナックで歌う中年サラリーマンのようだと言ったらファンの人からフルボッコされそうですが。
私は歌って踊れるF1ドライバーでも目指そうかな。

でも、これって日本ならではだよなぁ。

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