2013年 9月 8日 の記事

LIFE IN TOKYO

2020年のオリンピックの開催地が東京に決まったそうだ。
これは素直に嬉しいし、おもてなしの精神を如何なく発揮して世界中の人々を笑顔で迎えたいと思う。
そして、今回の招致活動に従事された関係者の方々には本当におめでとうございますと言いたいし、ありがとうございましたと言いたいです。

このブログ的な事で言えば、かつて行われた東京オリンピックの開会式ではブルーインパルスが展示飛行を行い、東京の空に五輪のマークを描いた。
そして、1998年の長野オリンピックでは信州の美しい空に五色の線を描いたのだ。
今回の東京でもブルーインパルスによる展示飛行をお願いしたい。


– 1998年長野オリンピック開会式 –

実は、私は子供の頃に家族で長野オリンピックを見に行った事がありまして、その時に生まれて初めてブルーインパルスを見たのですが、やはり子供の頃の原体験と言うのは別格だと思います。
本やネットなどで手軽に見れますし、ましてや大人になれば直接航空際などを見に行く事も可能でしょうが、子供の頃に見た記憶と言うものは、その子のその後の人生を大きく変える可能性を秘めているのだと思うのです。

そう言う意味からすれば、東京でオリンピックを開催する事が子供達にとって如何に素晴らしい体験であり、その体験が未来の日本にとってどれほど素晴らしい事なのか・・・東京開催に反対していた人々はこの言葉の意味を理解するべきだと思います。

2020年には是非とも私も見に行ってみたいです。
たぶん、その頃の私は結婚して子供がいると思うので、家族全員で東京五輪を満喫したいと思います。
1998年に家族で見た長野の時と同様に、きっと素晴らしい思い出になると思います。

さて、監督の宮崎駿が引退するそうだ。
過去にも引退を何度も撤回してきたが、どうやら今回は本当らしい。
ニュースで氏の会見を見ていたら今回は本気だと納得せざるを得なかった。

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– 引退する宮崎駿 – お疲れ様でした –

ご本人も仰っていたが、考えてみれば氏も既に72歳だ。
改めて言われてみると72歳と言うのは高齢なのだ。
ただ生きているのと違って、氏は創作と言う、いわばご自身の身を削って日々格闘していたのだ。
この先5年後7年後に新作を作ったとしたら、その時の氏は80歳目前なのだ。
余生を好き勝手にしたところで誰も文句は言えないはずだろう。

まだまだやれる・・・他人が言うのは簡単だ。
でも、やはり老いには勝てないのだ。
昔の・・・あの脂の乗り切った頃のHayao Miyazakiでは無いのだ。

夢中で絵コンテを描き、ストーリーを練ったあの頃の宮崎駿はもういないのだ。


– メリージェーンを熱唱するつのだ☆ひろ – 兄は漫画家のつのだじろう氏 –

そう考えると返す返すも最後の作品となった風立ちぬは残念でならない。
公開中の映画なのでアレですが、あれだけ零戦零戦と煽っておきながら、肝心の零戦が出てこない時点で商業映画としては破綻しているのだ。
”零戦の堀越二郎”と煽っておきながら堀越二郎の代表作である零戦を描かない・・・もしくはイデオロギーが邪魔をして描けなかった宮崎駿には失望させられたと言わざるを得ない。
例えるなら、つのだ☆ひろのリサイタルに行ったのに、往年の大ヒット曲メリージェーンをやらないと言うのはショービジネスとして成り立たない事なのだ。
ましてや、「平和主義者なのに兵器大好き」と言う宮崎氏の矛盾に答えを出すような事を宣伝しておきながら、全く中途半端な回答しか用意していないのは詐欺に近い。

兵器とは、敵を殺す事も含めて兵器なのだ。
平和な時代の兵器と戦争中の兵器とは違うのだ。
零戦は敵を殺す為に戦争中に生まれた兵器なのだ。
だからこそ平和ってのは大切なのだ。
零戦や堀越二郎のうわずみだけしか描けないのなら、架空の人物を描いてファンタジーでもやってろって話。

もっとも、そういった一連の鈴木敏夫のによる大風呂敷さえなければ「まぁまぁ」の映画だったとは思う。

また、主人公の声に関しても「良い声」だから選んだそうだが、声は良いがオンチのシンガーがいたとして、果たしてそんな奴の歌を聴きたいと思うのだろうか?
まともな演技すら出来ないが顔だけは良いジャ○ーズの坊やが主演する映画なんかたとえ金を貰ったって観に行きたくは無いのと一緒で、棒読みのおっさんの声など聞きたくはないのだ。

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– こう言うノリは嫌いじゃない –

ただ、今回の引退でジブリの若手は奮起しないと駄目だよね。
物凄いチャンスを貰ったんだからさ。
でも、ジブリってのはよく言えば”ムツゴロウ王国”悪く言えば”オウム心理教”なんで・・・って冗談ですが、ジブリのスタッフってどこか宮崎駿に仕える宦官って感じがするので、大したものは作れないような気がしますけどどうなんでしょう。
いわば精神的に去勢された連中には世界を驚かすようなものは作れないし、ましてや宮崎駿をギャフンと言わせるような作品が描けるとは思えないのだ。

宮崎さんを見ていてひとつだけ可哀想だと思ったのは、何を作っても当たってしまうと言う状況に置かれてしまった事ですね。
国内の客が馬鹿ばかりなので、ハウルですらヒットしちゃうんだから。
宮崎駿の包装紙に包まれていれば中身が何だろうと売れちゃうんだもん・・・監督からしたら悲しいですよ。

それに、アニメは子供ために・・・でも実際は”大きなお友達”ばかりが楽しんでたと言う皮肉・・・

とまぁ、ゴチャゴチャと書いてきましたが、お疲れさんでしたって感じです。
素人の私が言うのもなんですが、本当に稀有なアニメーション作家だったのは事実だし、やはり間違いなく天才ですよ。
キャリアの後半に祀り上げられてしまったのが本当に残念でしたが。

残りの人生を好き勝手に生きて欲しいです。
いっそのことカミングアウトしてロリコンアニメでも作っちゃうとかね。
それこそ生ける伝説としてキモヲタから「神!」とか言われながら人生を終えるのも良いじゃない。

冗談ですけど。

まぁ、でもルイス・キャロルもロリコンだったんだし、天才となんとかは紙一重と言うではありませんか。
作家に過度な期待を持ちすぎるのはいつの時代もご法度って事で。

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– JMSDF ひゅうが – おめでとうTOKYO –

LIVEでニュース見てたんでチョッと眠い。
でも、さっきまでソファーでうたた寝していたのはナイショ。
さてと洗濯でもするか~