日和見日和で御座候ふ

週末はフジロック行って来ました。
ええ、ビョーク目当てですとも。
もちろん他のミュージシャンも楽しみにしてましたけど、なんと言っても今年はビョークですわな。


– Bjork – Army of Me –

天気に関しては言わずもがな・・・って事で、野外フェスは濡れてなんぼなんでアレですが、今年は他の事でチット残念な事があった。
反原発NGOだかなんだかがブース出したりしてましてね。
こっちは音楽を楽しむ為に行ってる訳で、政治的なスローガンなら他でやって欲しいわ。

この手の連中ってのは自分たちの主義主張に関しては何でもアリって感じがして凄く嫌いだねぇ。
独善的とでも言えば良いのかな?

前回のエントリーでも書いたけど、私は作品と作者のイデオロギーは分けて考えるべきだと思っているので・・・
まぁ、こんな事言うと実も蓋も無いけど、ミュージシャンとかって口で言う事は一人前だけど行動が伴ってない馬鹿が結構多いでしょ?
薬中とかアル中とかね。
おまけにLOVE&PEACEとか言いながら平気で自分の彼女とか奥さんとかボコボコに殴っちゃたりさ。
歌詞だけなら一人前の事を言うのは簡単なんですよ。
だって音楽の才能があるだけで人としてどうかってのは別ですから。
私は音楽に惚れてるだけなので、その人がどんな考えを持とうが何を支持しようが別な話って構えなんだけど、その辺りが理解できなくて信者になるアホも多いんだよね。

生活がRock ! 見たいなね。
シェゲナベイベーで人生変わりましたみたいな人ね┐(゚~゚)┌

最近でこそ減ってきたけど、テレビに出てる人=偉い人って思ってる人っているじゃないですか?
それと同じで、秀でた才能がひとつでもあると他の事も凄い人なんじゃないかって錯覚する人が意外と多いんだよね。
そんな事全然無いのにね。

日本人は他人に影響され易いと思いますね。
Twitterとか掲示板とか見てると凄く感じます。
流れがガラっと変わる瞬間があるんですよね。

凄く怖いと思う。

MACARTHUR LUZON
– 今風に言うとマッカーサー△ –

このblog的な事で言えば、70年前の敗戦の時もありましたよね。
マッカーサー元帥閣下への※感謝の手紙ね。
それまで鬼畜米英と呼んで憎悪していた相手の親玉へ50万通を超える感謝の手紙が日本中から届いちゃうんだからさ。

たぶん何にも考えてないんだろうね。
周りが書いてるから、なんとなく雰囲気に飲まれて、それが熱狂へと変わり、遂にはペンをとらずにはいられなくなる。

要するに勝ち馬に乗りたいんだろうけど。
敗戦というのは前代未聞のパラダイムシフトな訳ですよ。
その瞬間に思考停止して勝ち馬に乗る事だけを考えるようになる。

その方が楽だからね。
どこの国の人にもあるんだろうけど、日本人はそれが物凄く極端だと思いますね。

余談ですが、よく日本人は”団結して”とか、サッカーなんかでも”組織力”が日本人の持ち味って言われますよね?
逆に欧米人は単独行動が得意で団体行動が苦手みたいな言われ方されてて、戦争中なんかも個人主義のアメリカ人は駄目だ見たいな論調があったそうですけど、私はむしろ逆だと思いますね。

私の経験則からなんで恐縮ですけど、日本人の団体行動と言うのは、例えば一緒にお昼ご飯を食べに行くとか、一緒に帰るとかね・・・どうでも良い部分なんですよね。
で、肝心の部分では中々一つになれない。
戦争中も陸軍と海軍が仲が悪かったと言われていますよね。
それこそ皇国の荒廃が・・・って時なのにいがみ合ってお互いの足を引っ張り合ってる訳ですよね。
自分達の権益とか立場とかでね。

逆に欧米人は一緒に帰ったりとかしないけど、共通の敵を見つけた時の団結力ってのは凄いんですよ。
文字通り相手を叩き潰すまでは共闘して戦うんです。
現にマッカーサー(陸軍)とニミッツ(海軍)は仲が悪かったそうですよね。
でも、作戦面ではお互いの足を引っ張ったり、情報交換を怠るとかはしてないんですよね。
それは共通の目標(敵)があるからなんですよね。

農耕民族との遺伝子の違いですかね?
田んぼの大きさでいがみ合うってのに似てるのかも。
でも、古代の日本人も狩猟をしていた訳で・・・

やっぱりアレかな~戦国時代の国取り合戦とその後の天下泰平による平和ボケなんでしょうかね。
黒船が来るまではみんなで仲良く「のほほ~ん」と暮らしていたわけですからね。
鎖国して・・・海の向こうにアメリカがあるって事を見ないふりして。

uraga
– 浦賀に来航したアメリカ海軍 –

今と似てますね。
と言うか、何も変わってないのかもしれません。
参院選を見ていてふと思ったので書いてみました。

選挙の結果は結果なのでアレなんですが、投票率が低いから民意じゃないみたいな事を書いた新聞もあったらしいですけど、それって子供の駄々ですよね。
とりあえず50パーセントは超えてるんだし、国政選挙の結果を民意と言わずして何と言うのでしょうか?
投票率が100パーセントでないと駄目って事なのかな?
でも投票率が100パーセントなんて自由主義・民主主義ではありえませんよね?
投票しないと言う自由もあるわけだから。

おまけに選挙後も不機嫌そうな顔した司会者とかねぇ・・・露骨だなぁと思いました。
あとはラジオが結構酷いですね。
最近寝る前にラジオを聴きながら寝るんですけど、選挙の時はその話一色だったんですけど、自民党圧勝の報にため息吐いてましたからね。

露骨杉だろって笑っちゃいましたけど。

まぁ、結果はどうあれ、結果は結果ですから。
それに従わざるを得ないわけで・・・

学生時代から改憲派な私としては、サッサと憲法改正の議論を始めて欲しいと思いますね。
ただし、前々から言っているように憲法96条は変えるべきでは無いと思います。
改憲のハードルを下げると言うのは諸刃の剣ですから。

これだけ主体性も無く選挙の度に右へ行ったり左へ行ったりする浮気者の日本人ですから、また民主党のような汚物が政権を取らないとも限らないわけで・・・
敵の親玉にさえ「拝啓マッカーサー元帥様」とか書いちゃう国民性ですしね。
小泉さんの時の郵政民営化とかもね・・・なんか恩恵ってありましたかね?
郵便局員の接客態度は良くなりましたけどね。
それくらいかなぁ?

ま、この続きはメサの方でやりましょうか。
という事でネタふりでした。

バイなら~(・ω・)ノ

※NHKでは手紙の大半は復員に関する嘆願だったとされていますが、袖井 林二郎(著)”拝啓マッカーサー元帥様 占領下の日本人の手紙”によれば、贈答の申し出から果ては就職の斡旋を懇願する手紙まであったそうだ。
生前、私の祖母が「人々はまるで将棋の駒が成るように変わって行った」と表現していたのはこの事も含まれる戦後のパラダイムシフトを表現したものだと思われる。
後日に開かれたアメリカ上院の公聴会でマッカーサーが言ったとされる「日本人はまだ12歳だ」との発言がきっかけとなり、それまで日本中に吹き荒れていたマッカーサーフィーバーは急速に冷めて行ったらしい。
因みにこの「日本人はまだ12歳だ」発言は誤解らしいです・・・(゚Д゚)ハァ?

いろんな意味で踊るのが好きな民族なのかもしれないね。
「だ・か・ら・再稼動反対♪」みたいな連中とか見てると容易に想像できますな。

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