はじめてのおつかい – 其ノ二

なんだか急に暖かくなって来ましたね。
3月ですしね。
私事で恐縮ですが・・・既に鼻がムズムズし始めておりまして、今年の花粉は凄そうな予感がしていますが皆さんは如何でしょうか。

そんな訳で話題はガチムチトラック野朗のお話へ

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– 同業者とすれ違う – 俺達トラック野朗は常に仲間を大切にする –

順調に南下を続けていく。
この分だと今日の仕事は無事に終えられそうだ。
ただひとつ気になるのは、目的地であるストラスブールの空が曇って見えることだ。
恐れを知らぬ俺達トラック野朗にとっても雨は怖い。
雨が降り出すと視界が悪いうえに少しの操作ミスも事故に繋がるからだ。

しばらくすると同業者とすれ違った。
同じ仕事で汗を流す者どうし、顔も名前も知らねぇ奴らだが親兄弟以上の絆を感じる。
すれ違いざまに軽くホーンを鳴らすと向こうも手を上げて応えてくれた。
「安全運転で行けよ」そこには無言の会話がある。
ガチムチトラック野朗ならではの”これぞ漢の会話”ってやつだ。

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– ガソリンスタンド – 大飯食らいなのは俺もコイツ(トラック)も一緒 –

ハイウェイを南下中に一軒のガソリンスタンドが目に入った。
今は借り物のトラックだから燃料は雇い主側が用意してくれるので給油の心配はいらない。
輸送距離から算出した量に少しだけ余裕を持たせた燃料を給油した状態で俺達に渡すって寸法だ。

おかげで俺達日雇いドライバーは運転に集中できる。

だが、いずれ自前のトラックが手に入れば給油はおろかトラックのメンテナンスも自分でやらなければならない。
俺達トラック野朗はドライバーであり、時にはメカニックでもあり、経営者でなければならないのだ。
その軽油一滴が俺達の汗であり、涙なのだ。

それこそガス欠にでもなったらサービスエリアで笑い者にされちまう。
事故とガス欠だけは勘弁な。

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– 目的地ストラスブールに着いた –

ハイウェイを降りてからは一般道を走る。
トラック野朗にとっては”下”の道は走りづらい。
俺たちの乗る大型トラックには道幅が狭すぎるんだ。

左右のミラーを使って車線の位置を確認する。
特に右側のサイドミラーの確認は重要だ。
おまけに都市部は道が複雑で、GPS画面の確認を怠るとたちまち道に迷ってしまう。

乗用車みたいに「ちょっとそこでUターン」なんて事は大型トラックには出来ない。
それに、無駄なルートを走ることは燃料の消費にも繋がるから注意が必要だ。

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– 夕日を背にトラックが行く – 撮影の為、後ろは大渋滞だ –

どうやら天気は持ったようだ。
雨で足を取られて事故・・・なんて事にならくて良かった。

ほどなくしてNAVIの画面に目的地が表示された。
「ようし!あの角を曲がれば目的地だ」
気合が入る。
「マドモアゼルちゃんアイスを持ってきてやってぜぇ」
俺の声も心なしか弾んでいる。

「右良し!左良し」で交差点に進入。
慎重にハンドルを切りながらも周囲の安全確認は怠らない。
これぞプロのドライバーの余裕ってやつだ。

そしてトラックはゆっくりと目的地の倉庫へと吸い込まれていった。

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– 賃金が支払われる – EXCELENTの文字に疲れも薄らぐ –

とりあえず最初の仕事は無事に完了した。
雇い主からはEXCELENTの評価が与えられた。
こんな俺でも褒められるのは嬉しい・・・今夜は本場のシャンパンとでも洒落こむか。
だが深酔いは禁物だ。
なぜなら明日はまた早朝から仕事が入ってるからだ。
健康管理も仕事のうち。
自前のトラックを手に入れるまでは、少々キツイが頑張るしかない。

やってみた感想は中々面白いです。
トラックと言うと一般人からすればちょっと縁遠い存在を題材にしているので地味なのは否めませんが、逆にトラックの運転席からの視点など目新しく感じる部分もあって新鮮でした。
それに、トラックの走行速度が遅いと言う事もあり、ドライビングテクニックのようなものを競うゲームでは無いので、私のような似非ゲーマーでもミッションをコンプリート出来る点が素晴らしいと思います。

ゲームのプレイ時間は※20分位でしょうか。
なので、私には丁度良いですが、ゲーマーからすれば少し物足りないかもしれません。
※レベルが上がると長距離の仕事も出てくるそうです。

スタート地点から目的地まではGPSが誘導してくれますので道に迷うことはありませんが、何かに気を取られているうちにGPSを見逃してしまう事が多々ありまして、何度か道を間違いそうになりヒヤっとさせられました。
本当に地味なゲームですが、トラックを運転する”と言う部分がしっかり作られていますのでゲームをしていてとても楽しいです。

これは嵌ってしまいそうだぁ~∩( ・ω・)∩

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