2013年 3月 の記事

伝説のトラック野朗

なんだか急に寒くなりましたが皆さんは如何お過ごしでしょうか?
夜とかちょっと寒すぎですよね?
花粉のせいなのか風邪ぎみなのか鼻水がツーっとなりそうな危険予感がありましてマスクが手放せない今日この頃だったり。

そそ、先日仕事の帰りに映画”フライト”を観てきました。
デンゼル・ワシントンのファンなもので。
公開中の映画なので内容については書きませんが、映画を観ながらサミュエル・L・ジャクソンとトミー・リー・ジョーンズが主演した映画”英雄の条件”を思い出してみたりしました。
あとはエミリーローズを思い出しましたかね・・・
あの映画ってオカルトっぽい予告編とかキャッチコピーに騙された人がいて公開当初は酷評されたりしてましたが、映画としては良く出来ていますし、逆になぜ日本の配給会社がエクソシストをイメージさせるような宣伝をしたのかが悔やまれます。
映画を観て騙されたと感じた人が多かったようですしね。

なので、このフライトもパニック映画だと思って観に行くとガッカリするかもしれません。
いろいろと考えさせられる映画なので観に行く場合はお友達と行くのが良いとお思います。
で、映画を観た後は美味しい食事と美味しいお酒を楽しみながらじっくりとこの映画について話し合ってみてください。

人によっていろんな見方があって面白いと思いますよ。
まさに英雄の条件って人によって違うだろうし、正義に対する考え方も違うでしょうしね。

と言う事で、ガチムチトラック野朗のお話。

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– 今日の荷物は特殊なガラスだそうです –

目的地辿り着くと案の定急ぎの仕事があった。
仮眠も取らずに支度する俺。
疲れていないといったら嘘になるが、今はあのトラックを買うことしか頭に無い。
それには金も必要だがドライバーとしての錬度も上げなければならない。
今は働くしかないんだ・・・俺は自分にそう言い聞かせた。

運行前点検も早々に切り上げ、俺は運転席へと乗り込んでエンジンを掛ける。
いつもなら声だし点検を行うのだが今日はそれも省いた。

挨拶も早々に出発する俺。
混雑する市街地を抜け街道へと入る。
ここで夕飯にと買っておいたパンを冷えたコーヒーで流し込んだ。
そういや暖かい食事なんてここ何日も口にしていないな・・・
いつになく冷えたコーヒーの味が苦く感じられた。

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– 最近は空の様子で雨が降るかわかるようになってきた –

辺りが急に暗くなると案の定雨が降り出した。
急いでワイパーのスイッチを入れる。
同時にヘッドライトのスイッチも入れた。
無駄な罰金を払うのはもうコリゴリだ。
それに時間を無駄にはしたくなかった。

料金所を通過してハイウェイに入る。
雨は既に小降りになった。
この分だと時期に雨もやむだろう。
急いで距離を稼ぐ。
制限速度ギリギリで俺は走った。

ets2_4
– 料金所では決められた位置で一旦停止・・・停止位置は結構シビア –

まだまだ先は長い。
しばらくすると道が混んで来た。
どうやらサラリーマンの帰宅時間と重なったらしい。
俺はラッシュアワーの時間を避けて仮眠を取る為にドライブインに入る。
急ぎの仕事とはいえ、ラッシュに巻き込まれたらそれこそ時間の無駄だ。
このタイミングを利用して仮眠を取る・・・これぞプロの時間の使い方と言う物だ。
脳筋系と思われがちな俺達ガチムチトラック野朗だが、ちゃんと頭も使ってるんだぜ。

どこかに止める場所は無いかな・・・と、駐車スペースを物色していると見慣れないマークが目に入った。
「ん?あれは・・・」
昔世話になった伝説のトラック野朗!南方の兄貴のトレードマークだ。
それにしてもこんなところで出会えるとは・・・
俺は逸る気持ちを抑えながらも兄貴のトラックに横付けする。

ets2_1
– ん?・・・あっあれは306SQの部隊マークじゃねぇか! –

「兄貴!!」
俺が大声で呼ぶと不機嫌そうな声と共に懐かしい顔が見えた。
「おお!MAGNUMじゃねぇーか」
久しぶりの再会に俺の顔もほころぶ。
「良く俺だってわかったな」
「そのマークでピンと来やした。へへっ」
兄貴が豪快に笑った。

aniki
– 兄貴近影 – 某ドラマの人ではありません –

俺は近況を話した。
ちょっと前に独立して今は日雇いの仕事をしている事。
貯金に励んでいる事。
ゆくゆくは自前のトラックで勝負したい事。
そして、俺は例のトラックの事を相談した。

目標を見つけた俺の事を兄貴はまるで自分の事の様に喜んでくれた。
だがさすがは兄貴だ。
ただ喜ぶだけじゃなかったんだ。
兄貴はこう続けた。
「トラックに必要なのはパワーだ。だがIVECOにはパワーがねぇ。悪いことは言わねぇからVOLVOにしな。」
兄貴からのありがたいアドバイスだ。
今度暇を見つけてVOLVOのショールームにでも出かけてみるか。

それから俺達は昔話に花を咲かせた。
一杯あれば朝まで話せそうな勢いだった。

長居したいのは山々だがお互い仕事がある。
兄貴はこれからドーバー海峡を渡ってロンドンへ向かうらしい。
俺も早く自分のトラックを手に入れてドーバー海峡を渡ってみたいぜ。

西へ東へ

銀座のシネパトスが閉館だそうで何やら寂しい気分になってみたり。
最近は殆ど利用してなかったのでアレですが┐(゚~゚)┌
実は学生の頃の話ですがフランス映画に嵌ってた時期がありまして、その時は良く観に行ってました。

今思えば背伸びしたかったんでしょうね。
ゴダールだトリュフォーだなんて言ってね。
意味も無く「ヌーヴェルヴァーグ」なんて言ってみたりして、覚えたての言葉を使いたがる子供みたいなもんですな。
中には面白いと感じられる作品もありましたけど、長回しとかシーンが単調でね・・・時代なんでしょうが。
あとはフランス映画って無駄に長いじゃないですか?
私が見た中で一番長かったのは5時間以上だったかな?
途中で休憩が入るんだけどアレもねぇ・・・
おしりが痛いから休憩は欲しいんだけど、映画を見るという観点からすれば、ある意味途中で夢から覚めるようなものなのでね。

まぁ、彼らの撒いた種がアメリカン・ニューシネマになり、ひいてはインディペンデント系映画に繋がってる訳ですからね。
要するに多様性と言うことなんですが、そういう意味からすればシネパトスの死は多様性の終わりを暗示しているのかもしれません。

とかなんとか言いながらも話はガチムチへ

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– な、なんの嫌がらせだ – 誰だよ!こんな小さな出口作った奴は! –

あれから俺は文字通り地べた這い回るドブネズミみてぇにガムシャラに働いた。
世間の目だとか格好だとか、そんな事はお構い無しに死に物狂いで働き続けた。
ちょっと無理な事を言われたって金さえ良ければどんな仕事だって引き受けた。

「プライド?そんなものじゃおまんまは食えねぇぜ」
ピカピカの勲章が戦場では何の役にも立たないのと一緒だな。
それもこれも全てはあのトラックの為だ。
あのトラックを買うまでは少々キツイがこの生活を続けるしかない。
俺にはそれしかないんだ。

朝は暗いうちから起きて荷物の配送。
夜はトラックで寝るか、急ぎの仕事があれば寝ないで配送。
文字通りヨーロッパ中を西へ東へと駆け回った。

今日は朝から嫌な天気だった。
西の空がやけに曇ってやがる。
辺りが急に暗くなったな・・・そう思ったとたんに雨が降ってきた。
最初は小降りだったが、気がつくと先が見えないほどの豪雨となった。
慌ててワイパーを使うが間に合わないほどだ。

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– 雨は急激に視界を奪う – 鬼をも恐れぬ猛者揃いの俺達だが雨は怖い –

先が良く見えないのでライトを点けようかどうしようかと思案していると、いきなり警察官から「無灯火運転!」と言われ罰金を請求された。
見ると二十歳そこそこのケツの青いシャバ僧だった。
昔の俺なら必殺の睨みとガチムチの二の腕で黙らせるところだが今の俺は違った。

「へへっ・・・ちげぇねぇや」

大人しく罰金を払うと俺は警官に頭を下げてそそくさと車に乗り込んだ。
今は一分一秒も無駄にはできない。
あんなガキを相手にしている時間がもったいねぇぜ。

俺は先を急いだ。

しばらくすると雨は止んだ。
青空が心地よい。
改めて昼間だった事に気がついた。

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– 命がけの第三者視点 – この直後、道路は緩やかに曲がっていた・・・ –

一般道からハイウェイに入る。
今日は道が空いていて走りやすい。
ここで一気に距離を稼ぐのが俺達ガチムチトラック野朗のいつものやり方だ。
アクセルを踏み込む俺の足にも力が入る
気分が良い。

このままだと夕方には着きそうだ。
さっきの雨が長く続いていれば夜になっていたかもしれない。
少しでも早く目的地に辿り着ければ休息の時間もそれだけ多く取れる。
急ぎの仕事が無ければだが・・・
まぁ何にせよ安全第一で行くのがセオリーだ。

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– 羨ましい – 俺も早くあんな・・・荷物を牽引したいぜ! –

途中で新車を満載したトレーラーが横に並んだ。
荷台にあるのはどれも高級車ばかりだ。
この手の荷物を扱うには何か資格とか必要なのだろうか?
いつも俺が運ぶ荷物は自動車部品とかそんなのばかりだ。
今度調べてみるか・・・

ここんとこの頑張りが評価されたのか、今まで新人扱いだった俺もレベル上がり働き者と呼ばれるようになった。
とは言え、さすがの俺もガチムチ界隈ではまだまだひよっ子扱いだ。
回ってくる仕事だって割りの良いものばかりじゃない。
むしろ割りの悪い仕事ばかりが回ってきやがる。
へっ愚痴を言っても何も変わりゃしねぇな。

さ、お仕事、お仕事。

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– 全体地図 – 走破された道路が塗りつぶされていく –

まだまだレベルも低いし、それほど仕事をこなした訳ではないのでアレですが、不満な点もチラホラと・・・
と言うのも、最初の頃から指摘していましたが第三者視点が使い辛い。
もっと言えば、視点そのものは結構豊富に用意されているのだけど、走っている途中でその視点に変えるのはある意味自殺行為だと言える。
なぜなら、視点を変更しても運転操作はし続けなければならないからで、おのずと運転席視点のみでのゲームプレイを強いられてしまう。
スクリーンショットを撮るだけならPauseを押せば良いのだろうが、一時停止をすると余計なダイアログが表示されてしまいそれもできない。

ちょっとこの辺りは不親切だなと思う。

それに、いろんな視点を駆使する事が出来ればユーザーが製作したビデオなども大量に動画サイトに投稿されるようになるだろうし、動画の投稿が活発化することでコミュニティーそのものも活発になれば開発元にとっては良い宣伝になると思うのだが・・・
要するにどうすれば良いかと言えばリプレイ機能をつけてもらえれば良いのだ。
リプレイボタンを押した数十秒前から遡って再生するだけの簡単なものでも良いし、ちょっと凝ってもらって撒き戻し機能など入れてもらえると嬉しかったりする。

まぁ、パッチに期待しつつも気長に待ちましょうかね。
天才Modderによる外部ツールでも良いかも(*^_^*)

苦役自動車

magnum
– 俺の名前はB・Aマグナム、通称コング –

見ての通りのガチムチだ。
大統領でもぶん殴ってみせらぁ。
でも、飛行機だけは勘弁な。

座右の銘は「漢の生き様と書いて漢道と読む」
ハイウェイとは、まさに俺達ガチムチトラック野朗にとっての漢道。
I Wanna Rock!! ガチムチIRON FISTだこのヤロー!

そんな俺を後押しするかのようにラジオからはJudas PriestのPainkillerが流れてきた。
ロブの兄貴のハイトーンボイスが心地良い。

Rob Halford
– 俺が尊敬するロブの兄貴だ – 俺の袖なし革ジャンもロブの兄貴の影響なんだぜ –

自分で招いた遅れは自分で取り戻さなければプロのトラックドライバーとは言えない。
俺は遮二無二前を行くであろう本来の自分を追い求めてアクセルを踏み込んだ。
「安全運転で行けよ・・・」
先日すれ違った名も知れぬトラック野朗・・・通称ガチムチフレンドの言葉が脳裏を過ぎる。
「いけねぇ、いけねぇ」
俺は首を横に振りながら我に返った。
事故が起きてしまっては実も蓋も無い。

「そうとも、安全運転で行かねぇとな」

この俺が運ぶ荷物を心待ちにしている野朗どもがこの世界のどこかにいるんだ。
例えそれがキモヲタだろうが一日千秋の思いで待っている事に変わりは無い。
事故って破壊されたエロフィギュアを奴らに見せる訳にはいかねぇ・・・

「またKONOZAMAかよ・・・」

そんな声を俺は聞きたくないが、まずは無事に荷物を届ける事が先決だ。
どんな非難の声にだって俺は逃げも隠れもしねぇぜ。
言い訳だって絶対にしない。
それに、プロのプライドに掛けてでも、なんとか時間通りに配送してみせるぜ。
もちろん安全運転でな!

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– ちんたら走ってんじゃねぇよ!ついつい昔の悪い癖が出ちまう –

そんな俺の気持ちを逆なでするかのように目の前には開かずの踏み切り・・・そして永遠に続くのかと思わせる長距離貨物列車の長い車列。
今日はついてねぇ・・・抑えていた俺の怒りのマグマが大噴火しそうになった。
「よりによってこんな時に・・・」
行き場の無い怒りがこみあげ、俺は思いっきりハンドルを殴りつけた。
右の拳に鈍い痛みだけが残った・・・ワルだった頃の記憶が、まるで走馬灯のように蘇った。

ちっちゃなか頃からワルガキだった。
15で不良と呼ばれたっけ・・・
ナイフみたいに尖っていた俺は触るものを皆傷つけてた。
だがな、わかってくれとは言わないぜ。
そんなに俺が悪いのか?
「ララバイ ララバイ おやすみよ♪」
母ちゃんの子守唄か・・・

そんな事を思い出したら泣けて来たぜ。
わかったよ母ちゃん・・・ヤケを起こしたら負けだな。
これも神様がくれた試練の一つかもしれないな。

程なくして俺は踏み切りを渡った。

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– 料金所はETC非対応 – めんどうだが一旦停止 –

一般道からハイウェイに入る。
ここで一気に距離を稼ぐ。
もちろん法定速度はしっかり守ってるぜ。

しばらくハイウェイを走っていると料金所が見えてきた。
なるべく空いている所を見つけてそこへとなだれこむ。
「ようし!」
ほんの少しのロスで料金所を抜ける事ができた。
このままならなんとかKONOZAMAにならずに済みそうだ。
「待ってろよキモヲタ野朗!」
エロフィギュア満載の俺のトラックが、早春の欧州を駆け抜けて行く。

ハイウェイを降りてから一般道を走る。
焦りは禁物だ。
途中ガードレールに後輪を接触して立ち往生するトラックがあった。
あんな事にでもなったら大変だ。
配送時間も遅延してしまうし、何より借り物のトラックの修理代を請求されちまう。

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– ガードレールに接触したトラック – 後ろは大渋滞だ –

良く見るとWATAMI運輸のトラックじゃねぇーか!
WATAMI運輸と言えば最大手の運送会社だ。
ブラックな事でも有名で、俺も昔何度か世話になった事もあったが「時間通り運べないのなら今すぐここから飛び降りろ!」と社長に言われて辞めたんだっけな。
これは修理代が高くつくな・・・しばらくの間はタダ働きだろう。
カワイそうなドライバーだぜ。
そう言えば俺の先輩も鼻血が出ようが何しようが一週間働かされ続けてたっけな。
先輩・・・元気にしてるかな。

そうだ・・・一つ教えておいてやるぜ!
社長がCMに出てる会社はロクなとこじゃねぇ・・・これマメな。
気をつけよう!甘い言葉とブラック企業!
リピートアフターミー!
「気をつけよう!甘い言葉とブラック企業!」

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– 目的地が見えてきた –

なんとか無事に、しかも時間通りに配送できたようだ。
一時はどうなる事かと思ったぜ。
さすがの俺も今度ばかりは肝を冷やしたのはナイショだぜ。

それにしても・・・あん時ヤケを起こさなくて良かったぜ。
こうやって無事に目的地に辿り着いてみると、真面目にコツコツ働く事が如何に大切かって事に気付かされる。

敷地内に入ると倉庫の人間が笑顔で出迎えてくれた。
軽く会釈しつつホーンを一つ鳴らす。
無言の会話がここにもある。
これぞ働く漢達の無言の会話ってやつよ。
額に汗して働く者にしか感じることが出来ない鉄の絆がそこにはある。

skill
– エコドライブのスキルを取得 –

事務所に入って精算をする。
経費やら何やらを引かれた残りが俺たちの取り分となる。
今日はミスらしいミスも無かった。
案の定満額での支払いとなった。
思った以上の金額に俺の顔もほころぶ。

加えて今までの仕事が評価されたのか俺のトラックドライバーとしてのレベルも一段階アップしたようだ。
こんな俺でも他人から評価されるのは嬉しい。
おかげで仕事に役立つスキルを取得する事になった。
俺は迷わずエコドライブのスキルを取得する事にした。
名前の通りこのスキルを持っていると10パーセント燃費が良くなるそうだ。

見た目も言葉遣いも乱暴だが、実は他人にも地球にも優しいのが俺達ガチムチトラック野朗なのさ。

You Got a Mail

ここんとこ寒暖の差がありすぎてヤバイって感じ。
気温の差に体の方が追いつかないですよね。
今日は朝からポカポカだったので、今年はこのままゲレンデとはサヨナラな感じがしたりしなかったり。

と言う事で昨日はまさに花金状態と言う事で麻布にある居酒屋で飲んだくれて見ました。
日本酒をガシガシ飲んで来ましたよ。
久々だと効きますな。

そそ、やっぱり個室だとついつい長居しちゃいますよね・・・
いつもの仲良しメンバーなんで構わないんだけど、もうちょっと早く帰ってくればEuro Truck出来たのにね。
今週はちょっと仕事が忙しかったりで全然プレイできてないんですが、そのせいもあって大げに言うとトラック欠乏症だったり。

最近では都内をタクシーで移動中とかにも自然とトラックに目が行ってしまう。
つーことで、ガチムチ禿げ野朗のお話。

mail
– カワイ娘ちゃんからのメールならいつでも歓迎するぜ –

俺達ガチムチトラック野朗の間にもIT化の波は押し寄せてきてる。
トラックに搭載されたカーナビにはメールの機能もあるんだ。
つい先日もメールが届いた。
見ると銀行からだった。
それによると良い話があると書かれてあった。

俺は銀行へ行く事にした。

窓口のカワイ娘ちゃんにメールの件を伝えると担当者と称する野朗が出てきた。
見ると絵に描いたような金貸し野朗だったが「わたくしどもはそこらの金貸しとは違いますよ」って臭いがプンプンしやがる。
高慢がスーツを着て歩いているような野朗だ。

そのクソ忌々しい野朗が言うには、俺に「10万ユーロを融資しても良いよ」って事だった。
「へっ!こちとら借金してまで贅沢しようなんざコレっぽっちも思っちゃいねぇぜ」
俺はそう言うと銀行のカウンターを蹴飛ばして店を後にした。

まぁ、「トラックの購入資金として借りれば良かったかな?」と、帰り道で後悔したのはナイショだぜ。

dealer
– ドブネズミみたいに世の中の底辺を這い回るだけの俺達にとっては別世界のショールーム –

今日もメールが届いていた・・・トラックの販売会社からのセールスのメールだった。
今の俺の手持ちじゃトラックのホイール一本だって買えやしねぇ。
だがな・・・一度行ってみたかったんだよ・・・新品のトラックが並んだショールームってやつによ。

ショールームは俺達ガチムチトラック野朗には似つかわしくない程に洗練された雰囲気で、俺の袖無し革ジャンには不釣合いな場所だった。
「こんな事なら寅一の一張羅を着て来れば良かったぜ」
だが、ビビったら負けだと自分に言い聞かせながらも展示されたトラックを睨む。

俺のこの周囲を威圧するかのような視線にやられたのか店員が寄って来てトラックの説明を始めた。

難しい事は分からねぇが相手に舐められたら勝負は負けも同然だ。
俺は知らねぇ横文字にも反応してみた。
「ああ、分かる分かる」ってなもんよ。

まぁ、金もねぇし今日のところは余裕かましながら帰るとしよう。

truck
– 俺の目標が決まった・・・コイツの黒に乗るんだ! –

だが、不覚にも俺は6×4の最大出力560PSのモンスターに一目惚れしちまったんだ。
自分のトラックを買うまでは仕事に励んで金を貯めるしかない。
それに、俺のトラック野朗としてのレベルを上げないと買えないトラックがある事を始めて知った。

あれを買うまでは歯を食いしばってでも働かなければならない。
「漢は汗をかいた分だけお金になる」
俺が尊敬するヨモ父の名言だ。

さぁ、仕事だ。
夢は見るもんじゃない・・・叶えるものだ。
俺は日雇いの仕事を探す。
一番金になる仕事を見ると”エロフィギュア”の配送の仕事だった。
今までは断ってきた仕事だが、こうなったら背に腹は代えられねぇ。
ポリシーだなんだでオマンマは食えやしねぇし、トラックも買えやしねぇ。
俺はその仕事引き受ける事にした。

traffic
– 新人トラック野朗への容赦無い仕打ち –

いつもの運行前点検を終え、意気揚々と駐車場を後にする俺。
だが、駐車場から出られない・・・
外は大渋滞だ。
時間はドンドン過ぎていく。
たかがエロフィギュアとは言え、コイツを心待ちにしているキモヲタどもがいるんだ。
俺の心も焦る。

そんな俺の心をあざ笑うかのように車列は一向に途切れる気配を見せない。
このままではキモヲタどもにネットでKONOZAMA呼ばわりされちまう。
「トラックドライバー仕事しろ!」そんな声が聞こえてきそうな展開だ。

しばらくすると気の良いドライバーが道を譲ってくれた。
「ありがたい」
いつもはしかめっ面な俺だが、この時ばかりはとっておきのガチムチスマイルで返してやった。
気分が良い。

このまま行けば今日の仕事は気持ちよく終われそうだ。
アクセルを踏む俺の足も心なしか軽やかだ。

ガチを。

tdu2_ferrari
– Cavallino Rampante – いつか現実の世界で体験してみたい –

オマケと言う事でTDU2内にあるフェラーリのディーラーをご紹介。
他にメルセデスやフォードなどもある。
もちろん日本車もありますが、なぜかTDU内ではASIANカーと言うカテゴリーになる。

でも日本車しか売ってないんですけどね。

そそ、you got a mailと言えば最近ですとiPhoneなどで目にする方も多いと思いますが、年配の方だとトム・ハンクスとメグ・ライアンが主演した「ユー・ガット・メール」と言う古いラブコメ映画を思い出される方も多いと思います。
原題はYou’ve Got Mailなのでちょっと違いますが・・・邦題の方はカタカナでユー・ガット・メールなので無理やり話を続けると、このタイトルの元ネタはAOLの着信音なんだそうです。
実際に映画内で二人はAOLのユーザーと言う設定らしいです。
映画の中でメールが届く度にこの音声が流れるので、映画のヒットと相まって特にアメリカ国内でのAOLユーザーが増えたのだとか。
映画を使った非常に優れたマーケティングの手法と言う事で当時は話題になったそうです。

無能症

震災から2年と言う事で、実はそのことについて長文エントリーを書いたんだけどお蔵入り。
なんだか震災特番を見ていたら公開する気が失せたのだ。
大した事書いてる訳じゃなのでアレですが・・・日本のマスコミの悲劇とお涙頂戴の報道姿勢に呆れてしまったもので・・・

もちろんあの悲劇を忘れないって事は分かるんだけど、あの日から2年経っても尚、津波に飲み込まれる町並みとか、津波から逃げ惑う人々の映像をこれでもかと流す姿勢が理解できない。
2年前に親を亡くした子供のインタビューとかって必要なんですかね?

悲劇や失敗から学ぶ事って確かにあるんだけど、成功から学ぶ事も大事だと思うんですよ。
いろんな視点って凄く大事な事だと思うんですが、どうも各局各紙が同じ方向を向いているような感じがして凄く違和感を感じました。
例えば、以前にもこのblogで取り上げましたが、あの震災の中で無傷で済んだ村もあるんですよ。

編集部
– 備えあれば憂い無し – 岩手県普代村 –

– Wikipediaより引用 –

堤防の建設には反発も大きく「(金を)他のことに使えばいい」「ここまでの高さは必要なのか」との異論も出た。地主の中にもどうしても承諾できない者がいたが、和村(村長)は「二度あることは三度あってはいかん」と決して譲らず、県にひたすら嘆願し、土地収用もからめ、事業認定をかけてまで強行した。

2011年に発生した東日本大震災の際、普代村では防潮堤の外側にあった漁業施設は津波によりほぼ全滅、603隻あった漁船は40隻前後にまで減少したが、防潮施設に守られた内側では死者0名(行方不明者1名)、住居への被害0件と、沿岸部の他自治体に比べて被害は極めて軽微に留まった

– 引用終わり –

震災直後はチョコっと報道されているのを見ましたが、危機を煽る報道や悲劇や美談などの報道に比べると圧倒的に少なくて、今回の報道特番でもこの村の事について触れている番組はありませんでした。

たぶんこの防波堤も津波に襲われるまでは”無駄な公共事業”だって感じていた人もいたと思うんです。
でも、一度津波によって町を破壊されてしまうと、その被害額は堤防を作る金額よりも遥かに高い訳で・・・
防波堤によって助かった命ももちろんですが、家や故郷を失わずに済めば辛い避難所暮らしや仮設住宅だって必要ないんですからね。

もちろん、全ての場所に巨大な防潮堤を作れと言ってるのではありませんよ。
失敗例と言う、云わば一方向からのみ震災を見て教訓とするのではなく、違う視点から・・・つまり、この村のような成功例からも学ぶべき事は沢山あると思うのですが皆さんは如何お考えでしょうか。

さて、ガチムチトラックの話・・・って言っても、今日はそんな気分にはなれないね。
花粉と津波の映像で目がボロボロだよ。
なんで津波の映像を見ていると涙が止まらないんでしょうかね?

悲しい音楽とか、悲劇を煽るナレーションとか邪魔なので消して見てましたが、悲しいって感情に気がつく事すら忘れてしまうほど呆然と画面を眺めているのに涙があふれ出て止まらない。

それにしてもアレですな・・・
1000年に一度の災害とか、戦後最大の国難と評されるほどの原発事故を起こしながらも、2年が経とうとしても誰一人責任を取らされていないのは一体どうなってるんですかね?
役人の肩書きや東電幹部の役職に変化があったくらいでお茶を濁して良い話ではないと思うのですが・・・
原発事故の調査だって3つある”事故調”がそれぞれ見解の違う報告書を出してそれっきり。
見解が異なるのは良いんですけど、専門家なんだからそれぞれの結果の違いについて話し合うとか無いんですかね?
お互いの意見をぶつけ合って、より精度の高い検証作業とか出来ないんですかね?

Flight-TWA-800-wreckage
– NY沖に墜落したTWA800便の残骸 – 原因究明の為に復元された事故機 –

– TWA800便について –
1996年7月17日、NYのJFKを離陸後12分経ったころに胴体燃料タンクの爆発によってNY沖に墜落。
機体は機首部と本体の二つに分かれながら飛散し、墜落後海底に沈んだ。
アメリカのNTSB – 国家運輸安全委員会は10ヶ月にわたる探索を行い、最終的には95パーセントの機体の残骸が海底から回収された。
これは、アメリカの最重要産業の一つである航空機製造業を守る為にも徹底的な調査が求められた為だとも言われている。
もちろん、被害者遺族への説明責任もあるが、二度と同じ過ちで犠牲者を出さないと言う国家の強い意思の表れとも言える。
原子力産業を守る為に原因を”隠す”国家と、徹底的に追求し事故の再発防止に努める国家と果たしてどちらが信用できる国家と言えるのだろうか?

もちろん、航空機事故と原発事故では違いはあるのでしょうが・・・

でも、1000年に一度の国難ですよ?
1000年に一度の国難には1000年に一度の体制を組んで原因究明に当たるのがあの震災で無くなった犠牲者への弔いであり、31万人以上とも言われる避難生活者へのせめてもの償いなんじゃないでしょうかね?
私は原発再稼動には賛成ですが、徹底的な事故調査及び事故原因の究明すら出来ない(しようとしない)日本政府と東京電力を含む原発関係者に対しては本当に憤りを感じています。

つーことで、かる~く書いてからガチムチトラック野朗のお話へと行こうと思いましたが今日のところはこれでお開き。
次回のガチムチトラック野朗をお楽しみに。

はじめてのおつかい – 其ノ二

なんだか急に暖かくなって来ましたね。
3月ですしね。
私事で恐縮ですが・・・既に鼻がムズムズし始めておりまして、今年の花粉は凄そうな予感がしていますが皆さんは如何でしょうか。

そんな訳で話題はガチムチトラック野朗のお話へ

ets2_1
– 同業者とすれ違う – 俺達トラック野朗は常に仲間を大切にする –

順調に南下を続けていく。
この分だと今日の仕事は無事に終えられそうだ。
ただひとつ気になるのは、目的地であるストラスブールの空が曇って見えることだ。
恐れを知らぬ俺達トラック野朗にとっても雨は怖い。
雨が降り出すと視界が悪いうえに少しの操作ミスも事故に繋がるからだ。

しばらくすると同業者とすれ違った。
同じ仕事で汗を流す者どうし、顔も名前も知らねぇ奴らだが親兄弟以上の絆を感じる。
すれ違いざまに軽くホーンを鳴らすと向こうも手を上げて応えてくれた。
「安全運転で行けよ」そこには無言の会話がある。
ガチムチトラック野朗ならではの”これぞ漢の会話”ってやつだ。

ets2_2
– ガソリンスタンド – 大飯食らいなのは俺もコイツ(トラック)も一緒 –

ハイウェイを南下中に一軒のガソリンスタンドが目に入った。
今は借り物のトラックだから燃料は雇い主側が用意してくれるので給油の心配はいらない。
輸送距離から算出した量に少しだけ余裕を持たせた燃料を給油した状態で俺達に渡すって寸法だ。

おかげで俺達日雇いドライバーは運転に集中できる。

だが、いずれ自前のトラックが手に入れば給油はおろかトラックのメンテナンスも自分でやらなければならない。
俺達トラック野朗はドライバーであり、時にはメカニックでもあり、経営者でなければならないのだ。
その軽油一滴が俺達の汗であり、涙なのだ。

それこそガス欠にでもなったらサービスエリアで笑い者にされちまう。
事故とガス欠だけは勘弁な。

ets2_3
– 目的地ストラスブールに着いた –

ハイウェイを降りてからは一般道を走る。
トラック野朗にとっては”下”の道は走りづらい。
俺たちの乗る大型トラックには道幅が狭すぎるんだ。

左右のミラーを使って車線の位置を確認する。
特に右側のサイドミラーの確認は重要だ。
おまけに都市部は道が複雑で、GPS画面の確認を怠るとたちまち道に迷ってしまう。

乗用車みたいに「ちょっとそこでUターン」なんて事は大型トラックには出来ない。
それに、無駄なルートを走ることは燃料の消費にも繋がるから注意が必要だ。

ets2_4
– 夕日を背にトラックが行く – 撮影の為、後ろは大渋滞だ –

どうやら天気は持ったようだ。
雨で足を取られて事故・・・なんて事にならくて良かった。

ほどなくしてNAVIの画面に目的地が表示された。
「ようし!あの角を曲がれば目的地だ」
気合が入る。
「マドモアゼルちゃんアイスを持ってきてやってぜぇ」
俺の声も心なしか弾んでいる。

「右良し!左良し」で交差点に進入。
慎重にハンドルを切りながらも周囲の安全確認は怠らない。
これぞプロのドライバーの余裕ってやつだ。

そしてトラックはゆっくりと目的地の倉庫へと吸い込まれていった。

ets2_5
– 賃金が支払われる – EXCELENTの文字に疲れも薄らぐ –

とりあえず最初の仕事は無事に完了した。
雇い主からはEXCELENTの評価が与えられた。
こんな俺でも褒められるのは嬉しい・・・今夜は本場のシャンパンとでも洒落こむか。
だが深酔いは禁物だ。
なぜなら明日はまた早朝から仕事が入ってるからだ。
健康管理も仕事のうち。
自前のトラックを手に入れるまでは、少々キツイが頑張るしかない。

やってみた感想は中々面白いです。
トラックと言うと一般人からすればちょっと縁遠い存在を題材にしているので地味なのは否めませんが、逆にトラックの運転席からの視点など目新しく感じる部分もあって新鮮でした。
それに、トラックの走行速度が遅いと言う事もあり、ドライビングテクニックのようなものを競うゲームでは無いので、私のような似非ゲーマーでもミッションをコンプリート出来る点が素晴らしいと思います。

ゲームのプレイ時間は※20分位でしょうか。
なので、私には丁度良いですが、ゲーマーからすれば少し物足りないかもしれません。
※レベルが上がると長距離の仕事も出てくるそうです。

スタート地点から目的地まではGPSが誘導してくれますので道に迷うことはありませんが、何かに気を取られているうちにGPSを見逃してしまう事が多々ありまして、何度か道を間違いそうになりヒヤっとさせられました。
本当に地味なゲームですが、トラックを運転する”と言う部分がしっかり作られていますのでゲームをしていてとても楽しいです。

これは嵌ってしまいそうだぁ~∩( ・ω・)∩

はじめてのおつかい

Manchester Unitedの香川選手がハットトリックを決めたそうだ。
相手が格下とは言え、これは快挙だ。
「プレミアリーグでは通用しないのでは?」との辛辣な意見に対しては文字通りピッチで反論した格好だ。

サッカー選手はサッカーで・・・口の上手い人がもてはやされがちな現代においては、まさに日本男児の本懐と言ったところだろう。

それにしても、ルーニーの優しさには泣いた。
あんな優しいパスを出されたら惚れてまうやロー
かつては粗野な言動で名を馳せたが・・・ジョーイ・バートンに比べれば可愛いもんだが・・・植毛してから丸くなったのだろうか?
昔からこの人のサッカーセンスは本当にゴイスーなので、それに優しさがプラスされれば女性ファンも増えるのでは無いだろうか。
因みに何かのアンケートだったと思うが、男性ファンの比率が最も高い選手がルーニーだったような。

と言う事で、話題はEuro Truck Simulator 2 へ。

inc
– 俺の名前はB.A.マグナム、通称コング – でも、飛行機だけは勘弁な –

一応このゲームにはキャラクターメイクがある。
RPGなどでおなじみの・・・とまではいかないけど、キャラ絵と好きなトラックのデザイン、そして会社のロゴマークなんかを選べる。
このblog的な意味でのキャラ設定と言う事であれば”あの人”しかいない・・・
現在、テレビドラマ”とんび”に出演中の内野聖陽さんがこのblog的にはぴったりなのだけどね。
ポップ南方ならぬエンカ南方をニューキャラとして登場させようかとも思ったのだが・・・

そそ、内野さんと言えば昔見たテレビドラマ”エースをねらえ!”の宗方コーチ役が真っ先に浮かぶのですが、森田義光監督の(ハル)と言う映画にも出ています。
深津絵里さん繋がりでDVDを借りてきたんですが、都会で一人暮らしをする独身男性の満たされない日常を好演されています。
最後はハッピーエンドなのでアレですし、バブルの残り香のようなものが画面からぷんぷんするのでアレなんですが・・・

時代と言う事なんだと思いますが・・・

2
– ポップ南方とサンフレッチェ広島の森保一監督・・・ではありません –

人の顔って、その人がどんな人生を歩んできたかで変わりますよね。
ドラマ”とんび”での内野さんは、役作りと言う事もあるとは思うけど上の写真とは違って見える。
これは別に整形って事じゃなくて、その人の生き様が顔に表れているのだと思う。

年齢を重ねるごとに良い顔になっていく人は素晴らしい人生を歩んでいる証なのだと思う。

そんな事を悶々と考えながらキャラ設定を考える・・・このblogでのキャラ設定って事ね。
健さんとか、そのものズバリで文太さんとか考えたけど、やはり走る場所がヨーロッパだからねぇ。
つーことで外国人の設定にすることにしたのだ。

余談ですが、海外の子供達の間でも日本の戦隊モノが人気なのは周知の事実。
なので、アメリカとかでテレビ見てると日本の戦隊モノがやってたりするんだけど、変身する前のシーンは「ビバリーヒルズ白書」みたいな感じで、カリフォルニアの青い空と青い海をバックに嫌味な程に白い歯をしたマッチョとビキニ姿の髪金のチャンネー満載なのに、変身したとたんに背景が松林に切り立った崖と言う如何にも”磯”な感じになってしまうのだ。

変身後のシーンだけ日本製のものを流用して使ってるらしんだけどね。

job
– フランス人”フ女子”の為にも美味しいアイスを届けよう –

とりあえず日雇いの仕事を得る為にハローワークへ。
早く自分のトラックが欲しいが、今は我慢だ。

仕事はある!
選り好みさえしなければ仕事は沢山あるのは現実もゲームの世界も変わらない。
でも、賃金はピンキリ。
トラックの購入資金の事を考えれば賃金は高い方が良いに決まってるけど、そこはやはりポリシーを持って仕事がしたい!と、自分探し系にありがちな事を考えながらも選んでみた。
おもちゃの配達にするかアイスの配達にするかでちょっと悩んだもののアイスの配達で決まり。
だってアイス大好きだし、それにおもちゃの配達と言うと「子供たちに夢を配りに」なんて感じで聞こえは良いが、箱の中身はキモオタ御用達のエロフィギュアの可能性もあるので止めたのだ。

と言う事で、アイスを配達しにドイツのフランクフルトからフランスのストラスブールへ。

truck
– 今回使用するトラック – はやく自前のトラックが欲しい –

トラックに乗り込むと緊張感がみなぎって来る。
まさに”はじめてのおつかい”状態なのだ。
自分の後ろの荷台には、マドモアゼル(フランスでは使っちゃ駄目よ)を虜にする”センタンの白くま”シャリシャリタイプが満載されているのだ。

まずは車体周りの確認だ。
運行前点検と言うやつだな。
「後方良し!」の掛け声が無人の駐車場に響き渡る。
「ワレながら良い声してやがるぜ」
俺は颯爽と運転席へ飛び乗る・・・コレが俺たちのトラック乗りのいつもの朝だ。
運転席に乗り込んだらエンジンを始動、その後は各部のチェックだ。
これを怠っていてはプロのドライバーとは言えないぜ。

「良し!良し!良し!ついでにお前に良しだコノヤロー!」と運転席のミラーに映る自分に向かって叫ぶ。

イザ出発。
「右良し、左良し」でアクセルを軽く踏みう込むと、トラックは意外な程静かにスルスルと前に出た。
見た目も言葉遣いも乱暴だが、実は他人にも地球にも優しいのが俺達Truck Guysなのさ。

truck2
– 道幅が狭い道路では内輪差に気をつけて – 後ろが大渋滞なのはナイショ –

と、ここまでノリノリで書いて来ましたが、このゲームは非常にblogに書きづらい。
内容がと言う事ではなくて、スクリーンショットが撮り辛いのだ。

例えば上のSSは大型トラックの内輪差について書こうと思って撮ったものだ。
コレを撮る為には視点を変更しないといけないのだが、視点を変更してもトラックの操縦はし続けなければならない。
なので上の場合は道路に停車してるとこを撮ったのだが、おかげで後ろは大渋滞となってしまった。

他にも、高速道路などを颯爽と駆け抜けるトラックの姿を第三者視点で撮りたいのだが、当然の如く運転はし続けなければならないので大変なのだ。
第三者視点の時だけ自動で走ってくれれば良いのによ!
クルーズコントロールはあるんですけどね。
速度の維持だけなので、ハンドル操作まではやってくれないのだ。
飛行機で言うところのオートパイロットとは全然別物だ。

他にもSS撮ろうとと思って停車したら追突されたり、仕事によっては制限時間が厳しいものもあるので一々止まってSSを撮るのは辛いんだよね。

つづく・・・

Truck Guys 一番星みつけた!

先週末はスキーで捻挫したので今週末は自重。
普段の生活に支障が出ないほどまでは回復したけど、階段の上り下りやひねりの動作なんかをするとチョット痛かったり。
運動不足と老いには勝てないね・・・

ただ、病院の先生曰く・・・捻挫を甘く見ると大変な事になるのだそうだ。
程度にもよるが、要するに捻挫とは靭帯を損傷している状態を指すので甘く見てはいけないのだとか。
皆さんも怪我にはお気をつけください。

1
– トラック野朗一番星 – 見た事あるようなな無いような –

つーことで、以前から私の知り合いの間で評価の高いEuro Truck Simulator 2をインストールしたよ。
簡単に言ってしまうとトラックを運転して荷物を運ぶゲーム。
なのでカッコイイスポーツカーも無ければレースも無い。

地味~に荷物を運ぶお仕事なのだ。

Euro-Truck-Simulator-2-2012
– まさにTruck Guysなロゴマーク – Euroと言うよりはアメリカンな感じ –

チュートリアルと言うか・・・免許の取得みたいなのがあるのかな?と思ってたけど、いきなり実戦って感じ。
もちろんチュートリアルを兼ねての事なのですが、こちらとしては牽引タイプのトレーラーなんて運転した事ないので基礎から教えて欲しかった。
ま、そうは言ってもゲームなのでね・・・事故っても死ぬ訳じゃないし。

一応キーボードでも操作出来るけど、私は箱コンを持っているのでコレでやる事にした。
久々の箱コンと言う事でさぞかし埃が・・・と言いたいトコだけど、実はビデオ製作にも使えないし邪魔なので押入れの中に片付けておいたので新品同様だったり。
何度でも新品気分を味わえるのは嬉しい。

assign
– Hシフトの設定なんかも可能なので、本格的な操作環境にも対応しているようだ –

適当に走りながらキーのアサインを変更。
自分好みの操作環境を構築するのはフライト系ゲームなどでも経験する醍醐味だったりしますよね。
もちろんメンドクサイのも事実なんですけどね。

当然の如くコントローラーのボタンだけでは足りないので、よく使うボタンだけをコントローラーに配置して、「あまり使わないものはキーボードで」と、言うのもフライト系ゲームで経験済み。

MAPは文字通りEU全域と言った感じで、かなり広い。
以前にご紹介したTest Drive Unlimited 2 なんかもそうだけど、最近はこう言う箱庭系自動車ゲームと言うのがトレンドなんでしょうかね?
私はレースゲームとか苦手なんで、この手のゲームが増えてもらえると嬉しかったり。

そうは言ってもゲームをやる時間とか取れなかったり。

ets2_1
– 一度は死の森と化したヨーロッパの森林 –

グラフィックは綺麗。
ACE COMBATのような派手さ無いものの、地味ながらも運転席内に落ちるダイナミックシャドウとかHDRとか最近のトレンドには対応してて好感が持てる。
天候もリアルタイムに変化するし、読み込みとかでストレスを感じる事は全く無いので、そういう意味からすれば優秀な部類なのかも。
ただ、かなり軽い部類に入るので致し方ないのだろうけど、個人的にはもう少し写実的なグラフィックだと良かったかな。

トラックの挙動にかんしてはそれらしい感じ。
と言っても、私はトラックの免許持ってないんでイメージでしか言えないですけどね。
ただ、バスなんかと挙動は似てると思うので、そういう意味からすれば”大きくてゆったり”したような挙動は十分再現されていると思う。

意外と良かったのは音で、ブレーキ掛けた時とか、シフトチェンジした時とかにする「プシュー」って感じの音が雰囲気あって良い感じ。

あと、個人的に高得点だったのはワイパーがあるところかな。
雨が降って来るとかなり視界が悪くなるのでワイパーは必須なんですが、自分でON/OFF出来るのは良いですね。
なんかこう・・・自分で操作してるって感じがあって凄く良い。

tdu2
– TDU2の我が家 – このゲームの中では大金持ちなのだ –

因みにTDU2の方はワイパー無いんですよね・・・
あと、ヘッドライトもオートなので、”自分で操作してる感”がちょっと足りない感じだったり。
その点このゲームはヘッドライトも自分でON/OFF出来るので、ワイパーと合わせて好感が持てましたね。

と言う事で、一年ぶり位でTDU2を起動してみた。
箱コンは自動認識してくれるのはEuro Truckと同じで、お気楽ゲーマーの私に取ってはありがたい。
このゲームをインストールしてから既に二年以上経ちますが、未だに終わりが見えないと言うかなんと言うか・・・
元々息の長いゲームなんだとは思うけど、私のように放置期間が長い人は終わりを見る前にアンインストールしてしまうのかもしれません。
まぁ、長ければ良いゲームか?と言われれば何とも言えませんが、まったりしたゲームである事は確かです。

そう言うのがお好きな人にはお勧めです。

tdu2_2
– 自宅の前でパチリ – 愛車の黒のアウディーはオープンカーなのだ –

Euro Truckにも乗用車とかあると良いのだけど、デフォルトではトラックしかないようです。
MODではあるのかな?
あったら入れてみようかな。
逆にTDU2にトラックとかあっても面白いかもね。
このblog的な事で言えば、この手の”無いものねだり”を解決する一つの答えがDCSシリーズなのかもね。
コアであるDCS WORLDにFC3とかA-10Cとかをモジュールって事でアドオン”追加”していく事で戦場と言う名の”世界”を表現しようとしている訳ですよね。
Combined Armsに至っては陸戦ですしね。
そのうち歩兵とかも出るんですかね?
FPS見たいな感じで銃撃戦したい人は歩兵や戦車で戦って、その上をA-10Cとかヘリが護衛したり、F-15による制空任務まで同じゲーム内で出来たら凄いですよね。
イージス艦なんかも操作できたりして、それぞれが役割を与えられて戦う・・・ここまで大規模になったら指揮官役の人とか必要だし、斥候とかスパイを敵地に送り込むとかも必要になってくる・・・って、話が逸れすぎた。

magnum express inc
– 私も遂に一国一城の主に – 社名はMAGNUM EXPRESS Inc –

とりあえずチュートリアルは無事に終了。
駐車にてこずったのはナイショ.。
駐車ボーナスを泣く泣く諦めたのもナイショ。
牽引型のトラックのバックがあんなに大変だとは思わなかった。
コントローラーだとハンドル位置が分かり辛くて結構大変。

それ以外はコントローラーでも十分遊べます。

いずれにせよ、自分の会社”MAGNUM運輸”を立ち上げたものの、自前のトラックも無ければ従業員もいないのでこの腕ひとつで稼ぐしかない。
まずはトラックドライバーを募集している会社の求人に応募して貯金に励むとしよう。
夢は自分のトラックを持つこと。
そして、自分の会社を大きくする事だ。
先は長そうだがやりがいはありそうだ。