週間IL-2の蒼龍を塗る

赤城の方が完成していないのにも関わらず、飽き性な私は蒼龍を塗る事にしたよ!
おんなじ事やってると飽きちゃうんだよね。
刺激が欲しい年頃なのよ。

デアゴる_蒼龍
– デアゴる – 創刊号は特別価格でお安いが、総額ではとんでもない金額になる –

因みに赤城は総額で150,500円(バインダー込み)だそうだ。
これを高いと思うか安いと思うかは個人の懐具合にもよるが、意外と盲点なのはその制作期間の長さだ。
赤城の場合だと約二年と書いてあったのだが、二年もの間こんなものを作り続ける根気のある人はそうはいないのではないだろうか?
まぁ、模型とか作ってる人は元々根気がある人だと思うので、そう言った意味からすればそれ程大した問題ではないのかもしれないが・・・
断言できるが私には無理だ。

さて、森史朗(著)”運命の夜明け 真珠湾攻撃全真相”を読むと、12月8日の日本時間0時30分ごろ、南雲忠一中将率いる南雲機動部隊は真珠湾北方約400kmの海上に位置していたとある。
11月26日に単冠湾を出撃してから、ただひたすらに東進を続けていた南雲機動部隊は、ハワイを目前にして一路南進を開始した。
ここで疑問なのは艦隊の配置だ。
つーことで、ググれカスの精神でググったらすぐにわかった。
今回も模型を作ってる人のblogには何度も助けられた。
模型をやってる人のblogを見ていて思うのは考証的な決め付けが少ない点だ。
諸説ある事を前提に書いてる場合が多くて好感が持てる。

この場をお借りして謝意を表したい。

nagumo_task_force
– 南雲機動部隊第6警戒航行序列 – モデルアート社製作による図 –

コレを見ると先頭を赤城、そしてその横には蒼龍とある。
てっきり隣は加賀だと思っていたのでちょっと驚き。
加賀だったら赤城を配置して艦橋が写らない様にすれば加賀っぽく撮影できるかなと思ってただけに一瞬困ったのも事実。
そうは言っても困ってるだけでは仕方が無いので、IL-2に用意されたgenericの空母を塗ることにした。
因みにデフォのgenericはこんな感じ。

generic2
– 日本海軍の一般的な空母としてIL-2に存在する迷彩っぽい塗装が施された空母 –

雲龍型などをイメージした物だと思われます。
本格的な迷彩と言うとマリアナ沖海戦時の瑞鶴などに施された迷彩が有名ですが、アレは隠れる為と言うよりは敵艦や敵パイロットなどからの目測を誤らせると言う効果を狙った物だそうです。
効果の程はどうだったのか知りませんが、欧米の艦艇などにも施されているので一定の効果はあったのではないでしょうか。
第二次世界大戦と言うのは未曾有の消耗戦を約6年間も続けたと言う人類史上稀に見る激戦だった訳ですが、そのせいもあって兵器の開発などが加速度的に進化した期間でもありました。
レシプロからジェット、光学式からレーダーなど、技術的な転換期にもなっているのが特徴だと言えます。
勝利の為に文字通りに必死になり、なりふり構わず兵器の開発を行ったが為の産物と言えるのかもしれません。
そういう意味からすればこの迷彩の生まれた背景も頷けるような気がします。

generic
– 飛行甲板が安っぽい感じがして嫌だ –

と言う事で、こやつを蒼龍に見立てて塗ることにした。
3Dモデル的には翔鶴型航空母艦をイメージしたものだと思われる。
なので大きさが全然違うし、細かい事を言えばいろいろあるけど気にしない。
まずは飛行甲板に貼られた木製甲板を再現する事を念頭に作業を開始。
この時も当然ながら模型を作っている人のblogを参考にさせて頂きなながらの作業となった事は言うまでも無い。

今回始めて知ったのですが、模型の世界にもアドオンと言うか追加でグレードアップする為のパーツと言うのが売られていて、その中にはそのものズバリで木製甲板があって驚いてしまった。
板を固定したであろうボルト?らしき物まで再現してある物もあって、いやはやディープで濃密な世界を垣間見たような思いが致します。

41442
– エッチングの部品もセットになったタイプ –

ま、このパーツを使えば誰でも凄いのが作れると言う程簡単な世界では無いようで、この手のパーツを使う事で余計にモデラー個々の力量が試される結果となってしまうようです。
言わずもがなですが、力量のあるモデラーが作った作品は本当にため息が出るほど素晴らしく、他人様の作品なので掲載は控えますが興味のある方はググれカスの精神でググってみてください。
同じプラモデルでもモデラーによって作り方と言うか加工の仕方がを違っているのが特徴で、道具の使い方はもとより、質感などを表現する方法などに其々の工夫があって本当に驚かされてしまいました。

この辺りはリペイントなどにも共通する事だと思われます。
リペイント自体はPhotoshopなどを使いこなす事さえできれば誰でも塗ることは出来ますが、他人を唸らせる事が出来るのは一部の作品であり、それを可能にするのは極一部のリペインターなのだと思います。
要するにセンスと言う事なのだと思いますが・・・もっとも、私のようにセンスの無い者もリペイントをして楽しむ事は個人の自由なので、こうしてガシガシ塗ってる訳ですが。

木甲板
– 飛行甲板に板が敷かれていく –

相変わらず空母の色に迷いがあるものの板を敷く作業は結構楽しい。
飛行甲板の色に関してはもう少し暗い方が良いかもしれないけど、新造時と言う事でキレイなままでお披露目。
赤城や加賀に比べれば蒼龍は新しいので、あまり汚くする必要は無いのかもしれないが・・・

板の継ぎ目とかが気になるので後で修正する事にして、艦自体の色はもう少し薄い方が良いのではないかと思われる。
ただ、個人的な考えを言えば濃い色の軍艦色の方がしっくり来る様な気がします。
これは”色が好み”と言うよりは、ゲーム内で見た際に濃い色の方が強そうに見えるので・・・

いくら正確に作ってあったとしても所詮はローポリの3Dモデルなので、それを正確な色で塗っても「それっぽく」は見えない。
空母の持つ巨大さや鋼鉄感を強調するには濃い色の方がしっくり来るような気がするのだ。

悩むねぇ~

蒼龍
– とりあえず”ほぼ”完成状態の蒼龍 - 全体的に明るめの軍艦色に変更 –

  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す