2012年 12月 の記事

ごろごろ にゃーん

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– 子供のころに一番好きだった絵本 –

ただ、ひたすら「ごろごろ にゃーん ごろごろ にゃーんと、 ひこうきは とんでいきます」が続く不思議な絵本。
幼稚園の頃だったかな?
大好きでした。

ふぅ~

ようやく休みだ~
と言う事で、洗濯などをしつつコレを書いています。
カーテンとかシーツとかね。

今日は天気が良いのでガンガン行くよ!

そそ、年末と言えばお酒・・・ホントお酒好きが周りに大勢いると言う不幸を噛み締めざるを得ない季節・・・それが年末。
去年は胃薬飲みまくりだったけど、今年は意外と平気だった。
今回は、お酒飲んだ翌日の”あの二日酔い気味”の辛い時間帯を乗り切る為の新たな相棒との出会いがあった。


– オランジーナ最高! –

なんだろうこの美味しさは・・・まるで私の前世はフランス人なのではないだろうか?と思えるほど毎日飲んでも飽きない。
それくらい美味しい。
ほぼ二週間ほど毎日会社で飲んでたら、フロア内でちょっとしたオランジーナブームになってたのにはワロタ\(^o^)/

さて・・・今年もいろいろあったけど、今思えばあっという間だったね。
楽しい事も辛い事もいろいろあったんだけど「済んでしまえばそれまでよ」って感じかな。
今年は合宿とか社内試験とかがあったりで、予定していたビデオ製作の殆どが出来なかったのは残念だったけどね。
それに伴い社内での役割なんかも変わったので、それに慣れるのが凄く大変だった。
人を使うのとか自分には向いてないからさ・・・

そういう意味からすれば、今年は精神的に凄く疲れたのも事実。

でも愚痴はここまで。
来年に向けて今後の予定などを書くよ。

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– 真珠湾上空で制空任務に就く志賀機 –

まず、今作業しているのが例の真珠湾攻撃がらみのモノ。
ただし、時間的な事もあってビデオを製作するかは未定なんですよ。
恒例の”project”の宣言をしてないでしょ?

仕込の方の目処がある程度立ったら宣言しますので、このまま宣言が無ければお蔵入りです。
それくらい仕込が大変なんですよ。

ざっと調べてみた感じだけど、やはり機体番号などが良くわからない。
特に大変なのが九七艦攻ですね。
各部隊に微妙に違う迷彩が施されていたりして、ちょっと調べてみても諸説ありまくりで悩む。
機体番号はおろか、垂直尾翼の帯の色、本数、並びに胴体後部の帯の色など諸説ありすぎて追いきれない。
そんな感じで悶々としてると「メンドクサイからや~めた」となる訳。

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– 雷撃する赤城所属の九七式艦上攻撃機 – 色味模索中 –

それに・・・IL-2って80番が無いんですよね。
なんでなのかな?
HSX6に入ってるんじゃないかと淡い期待があった訳ですが、残念ながら入ってませんでした。
なんか理由があるのかな?
解せぬ∩( ・ω・)∩

ところで、この800キロ徹甲爆弾って、戦艦長門の主砲弾を改造して作ったんだそうですね。
今回調べてみたらレプリカの写真がありました。
仮に戦艦大和の主砲弾を改造したら1000キロ徹甲爆弾とでも言うのでしょうかね?
そうすると100番って事になるのかな?
因みにこの800キロ徹甲爆弾は、映画パールハーバーの中で戦艦アリゾナを派手に吹っ飛ばしてますよね。

小さなプロペラがくるくる回る印象的なシーンですが・・・
実際もあんな構造だったんですかね?
なんか信じ難いと言うか、緑色の零戦が出てる時点でちょっとねぇ・・・イマイチ信用できないじゃないですか。

ま、いっか。

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– 艦橋周り – FC3のファイル形式はFC2と同じなのかな? –

LOMACもねぇ・・・FC3が出たのにイマイチションボリですよね。
まぁ、フライトシム全般に言える事なのかもね。
ひところの勢いは確実に無いですよね。

私もビデオを製作する時くらいしか起動しないしなぁ。
ただ、最近では内輪でサーバー立ち上げて知り合いだけで楽しむって人が多いみたい。
お子ちゃまやら面倒な人はお断りって感じらしいです。

ちょっと前の話ですけど、このblogを見てくれた人からお誘いを受けた事がありました。
週末だけサーバーを立ち上げて内輪だけで楽しんでるそうです。
私は下手過ぎて迷惑掛けちゃいそうなのでお断りしたんですけどね。

ホント・・・洒落にならないくらい下手なのよ。

実は過去に何度かマルチはした事があるんですよ。
海外サーバーとかに出張したり、知り合いの人達と飛んだり。
やっぱり内輪で飛んでるのが一番楽しかったかな。
気の合う仲間同士で和気藹々としつつも撃墜するとかね。
MSFSなんかだと戦闘とか無いんで地味に思われるかもしれませんが、ツーリングみたいな感じで結構楽しかったり。


– Outerra Tech Demo – デモは公式サイトでDLできます –

個人的にはこのくらいのクオリティーのフライトシムが出てきたら是非ビデオを作ってみたいですね。
これはグラフィックエンジンのデモらしいのでフライトシムの為だけに製作された物ではないようですが。
地上なんかもキレイに描画されているので、森の中を探検したりなんてのも良いかもしれません。
やっぱりね・・・MSFSとかもそうなんだけど、このデモのようにもう少し写実的な表現にしないとね。
フライトシムが衰退した理由の一つにグラフィックが前時代的と言うのがあると思っていたりします。

と言うことで、つらつらと書いてきましたがそろそろお開きの時間となりました。
ここまで読んでるって事は、あなたも相当お暇な方ですね m9(^Д^)プギャー
良いんだか悪いんだかわからないけど、なぜかこのblogのview数は右肩上がりを続けているのだ。
不思議な事もあるものですが、本音を言うとあんまりうれしくなかったり。
ひっそり系blogなので・・・だからRESTRICTED ZONEなんですけどね。

不思議と言えば・・・

なんで私って飛行機が好きなのかしら。
昔からなんですよね。

あんまり詳しくないけど。

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– この絵本のせいかな? –

きっとそうかもね。

またな(・ω・)ノ

GAME OVER

三年前、作家の村上龍は日本の政権交代を「子どもが大人になる時の憂鬱」だと言った。
今から思えば、文字通り国民が選挙の度に右へ行ったり左へ行ったりと、まさに主体性も無く右往左往している様を指摘しているようにも聞こえるが、そういう意味からすれば今回の振り幅の大きさも幼稚な国民性を反映しているとも言えなくも無い。
ただ、こうして何度もダッチロールを繰り返しながらも、ある意味着実に汚物は排除されているのも確かだったり・・・
今回落選した議員の中にも”大物”と呼ばれる汚物がいた訳ですが、彼らがずっと野党のままだったら国民の前にその醜態を曝す事は無かった訳で、日本国民の面前にその醜態を曝す事で目を覚まさせてくれた事へは素直に感謝したい。
まぁ・・・調子に乗ってお天道様の下へとしゃしゃり出て来てしまったが故に馬脚を現したと言うのが正解だろうが。

政府専用機
– これ以上汚物で汚されなくて良かった – あたいの憧れの政府専用機 –

そうは言っても、まるでゾンビのように比例で復活したクソ議員もいるのでアレですが・・・
それに、与党の方にも胡散臭いのが紛れ込んでるのも事実なので、国民主権と言う意識を常に政治家に持たせ続けなければ成らない。
来年の参院選まではマジメにやるとは思いますが、その先はねぇ・・・たえずプレッシャーを掛け続けないとね。

つー事で、民主党政権と言うの名のクソゲーによる罰ゲームはおしまい。
そして忌々しい3年間と売国奴どもにセイグッバイ。
本当に不愉快な3年間だったけど、良い経験させてもらったわ。

私は常々思っていた事があるんだけど、日本型のエリートは政治に向かないと言うのがこの3年間で良くわかった。
政治と言うのはイレギュラーな事の連続なのだけど、彼らのような”偏差値馬鹿”は応用が利かない。
確かにお勉強は出来たんでしょう・・・鳩は東大だし、菅は弁理士だし、勇者は早稲田・・・ま、たぶん私よりもよっぽどお勉強は出来たんだろうと思う。
でも政治には教科書も無ければ出題範囲も決まってない・・・ましてや政治は答えが一つじゃない。
要するに偏差値は高いが馬鹿と言う典型的な日本型エリートの終焉を図らずも国民に示してくれた事には感謝しよう。

さて、先日のアメリカ出張から帰って来てからクソ忙しくてやってられない。
ナスボーが出ても使う暇なし、遊ぶ暇なし。
潤いの無い生活とはオサラバしたい・・・

そうは言ってもほぼ毎日飲んでますが・・・シーズンなので┐(゚~゚)┌

ふぅ~

それでも暇を見つけてはちょこちょこリペイントをやってました。

AII-105
– 空母加賀所属の志賀機 AII-105 –

どっ・・・どうですかね?
塗ってる本人からすると良いんだか悪いんだかわかんないですよね。
一応お仲間も塗っておいたんだけど、機体番号等は適当です。
ちょっと調べてみたけどわからなかったし、時間もないので。
ただ、赤城飛行隊の機体番号はネットなんかにも結構あって、それなんかを見てみると通し番号って感じだったので加賀飛行隊もそうなんじゃないかと言う読み・・・読みと言うか願望か。

さて、このAII-105号機の搭乗員といえば志賀淑雄 元海軍少佐と言うのは有名なお話。
12月8日の運命の日も、加賀飛行隊の隊長として8機の零戦を率いて真珠湾上空の制空任務に就いたのだ。

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– カッケーなおい!惚れてまうやないか・・・(*^_^*) –

昨今の脳みそ空っぽのチャラ男やらキモオタとは雲泥の差ですな。
日本男児の見本を絵に描いて額に入れちゃったような人だ。

ま、冗談はさておき、この志賀少佐と言いますと343空飛行長としての顔も有名ですが、私的には横空での紫電改テストパイロットとして顔の方がしっくりきたりします。
以前にもこのblogでご紹介した”紫電改入門”の中にも紫電改の開発に従事する志賀少佐の姿が描かれています。
中でも印象的なのが東京湾上空での高度6000メートルからの垂直ダイブでしょうか。
この時にはさすがの志賀少佐も死を覚悟して臨んだそうです。
零戦の空中分解とかもありますしね・・・テストパイロットは大変ですよ。

今回、志賀少佐に関して色々調べていたら興味深いエピソードを目にする事が出来た。
元航空自衛隊のパイロットの方がお書きになったblogに、1995年当時の志賀少佐のお姿があった。
沖縄の米軍基地に招待された際のお写真だそうで、お年を召した志賀少佐の姿にはかつての”Zero Fighter”の凄みのような物は感じられなかった。
清潔感溢れるスーツの着こなしが印象的な紳士と言った佇まいは、半世紀あまりの平和な年月によるものなのだろうと思う。
この時は米軍のパイロットを相手に講演をしたそうですが、会場に人が入りきれないほどの大盛況だったそうだ。
基地施設内の見学に際して米軍側は志賀少佐へ記念のネームプレートを用意してくれたそうで、それらしき物と一緒に記念撮影する志賀少佐のお姿もあった。
米軍側が最大限のもてなしで、かつての”Zero Fighter”を迎えたであろう事は想像に難くない。

Rage Against the China

こないだ注文しておいたRage Against the MachineのCDが届いた。
デビューアルバムのリマスター版といってしまえばそれまでだが、一応20th記念と言う事でDVDとかも付いてるのでファンにとっては買うしかないでしょう。
と言う事で、先日までヘビーローテーションだった達郎さんから最近はRATM三昧な日々を送っていた私の元へ恐ろしいニュースが届いた。


– Killing In The Name – 殺しの名目 – このグルーブ感は凄い –

”またしても”と言いたいところだが、先日チベット人が焼身自殺した。
その中には16歳の少女までもが含まれていたそうだ。
この少女は自らの体に火を放った後、「ダライ・ラマを支持する」「チベットに自由を」などと叫んだのだと言う。
中国当局の高圧的な統治に抗議するためだったのは明白で、前日にも二人のチベット人が焼身自殺をした矢先の出来事だった。
チベット自治区では2011年3月以降、中国当局による「宗教や文化の弾圧」に抗議して30人以上が自らの体に火をつけている。
つい先月にも二人のチベット人僧侶が抗議の焼身自殺をしたばかりだ。


– Rage Against the Machine – 頭の悪い奴ほど興味本位で見たがる –

このCDジャケットを見た時の衝撃は忘れられない。
そして、それが真実だと知っ時の衝撃も忘れない。
このCDとの出会いのおかげで、私はティック・クアン・ドック僧侶と出会う事ができたのだから。
残念ながら彼の死後30年以上経ってからの事ではあるが・・・
そしてそれは今も繰り返されている。

半世紀前のベトナムで起きた事が、国が違えど同じアジアで今起きているのだ。
聞いた話によれば、当時も国際社会は冷淡だったそうだ。
だが、まだましだったように思う。
”敵”がアメリカだったからなのか知らないが、我が国の平和主義者やら自称リベラルの文系著名人やらが反戦・反米を掲げてワシントンポストに広告を打ったのだそうだ。
今のカッコだけの平和主義者らとはチョット違うのかもしれない。

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– 小田実の言葉を岡本太郎が書いた –

ただ、相手がアメリカだと強く出れると言う、日本のナンチャって平和主義者な臭いがプンプンするのは否めない。
仮にそうだとすれば、所詮は歪んだイデオロギーの上で人の命の値踏みをする下種な人種だと言わざるを得ない。
実にくだらない連中だと思う。

チベット人の命がけの抗議に対して何もしない自称平和主義者。
日本のマスコミ然り、日本の知識人も然り。
大江健三郎とか坂本龍一とかも沈黙している。
原発問題にはしゃしゃり出てくるくせに、チベット人が焼身自殺しようが都合の悪い真実は目に入らないらしい。
坂本龍一に至っては”TIBETAN DANCE”なんて曲まで発表しておきながら、チベット人達の命がけの抗議を黙殺し続けているのだ。

イデオロギーとはなんとも恐ろしいものではないか。

大変才能のある両名ではあるが残念ながら真の平和主義者では無い。
本物の平和主義者なら、チベット人の命がけの抗議に対して何らかのアクションを起こしているだろう。
まぁ・・・”教授”なんて言われているが、学生時代にはゲバ棒振り回して共産革命に傾倒していたらしいので、ある意味この手のダブルスタンダードも彼の中では当たり前の事なのかもしれない。

要するに・・・

所詮は反米することがカッコイイと思っていた世代の亡霊なのだ。
体制への反抗がカッコイイと思っていた時代の残り香のような連中なのだ。
反抗してもマジギレされない相手を選んでいるあたりが狡猾だと言わざるを得ない。

そもそも作家やミュージシャンと言うのはそれぞれの分野で才能が開花しただけで、人間的に崇高な心があるかは別な話なのだ。
マリファナ吸ってラリッて書いた曲がたまたま当たっただけなのかもしれないし、外国人受けする自国批判を書いたら過大評価されただけだったりするのだ。
音楽や文学は作品を純粋に楽しむべきで、作曲者や作家のイデオロギーまで妄信する必要は無い。

我々はファンであるだけで信者になってはいけないのだ。
それはRATMにも同じ事が言える。


– Rage Against The Machine – Sleep Now In The Fire –

この曲は、まるで他国を踏み台にするかのようにして繁栄するアメリカを皮肉った歌だ。
印象的な歌詞に以下のような表現がある。

Maria, the Pinta, the Santa Maria
The noose and the rapist, the fields overseer
The agents of orange, the Priests of Hiroshima
The cost of my desire, sleep now in the fire

コロンブスがアメリカ大陸を発見した際に使用していた船の名前から始まり、アメリカがベトナム戦争で用いた枯葉剤の名前もある。
そして日本人としては無視できない”Priests of Hiroshima”と続く。

コロンブス側からしてみれば世紀の大発見であるところのアメリカ大陸の発見は、土着の民族であるところのネイティブアメリカンにとっては虐殺に至る悲しい記憶であり、自国の勝利の為なら手段を選ばずに枯葉剤を撒き、ベトナム人に奇形児が生まれようが謝罪することはおろか非を認めることも無く、同じように勝利の為なら広島と長崎に原爆を投下する国・・・それがアメリカだと言う訳だ。

ただし、彼らはそのアメリカで絶大なる人気を博し、巨万の富を得ている事も忘れてはならない。
彼らの音楽は素晴らしい。
歌詞もメッセージ性があって心に響く。
だからと言って感化されるのは愚かだ。
コレは彼らの考えであって、なにが正解かは自分で見つけなければならないのだから。

もちろん、何かをキッカケにする事は良いことだと思う。
でも、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分の頭で考えなければならない。
他人の考えを妄信するのは愚かだと思うのだ。

何度も言うが、彼らは人間的に優れている訳ではない。
それぞれの分野で才能が開花しただけに過ぎない。
世界平和を声高に叫びながら自分の妻を虐待し続けた劇作家然り、LOVE&PEACEなどと耳障りの良い事を歌っておきながら、裏では平気で他人に暴力を振るうミュージシャンや薬物中毒の著名人などが実に多い事。

真の平和主義者ならそんな事しないでしょ?

無知ほど染まり易い・・・馬鹿と言い換えても良いかもしれない。
すぐに感化されて動き出す出来の悪いロボットと言う名の信者達。
何かに依存したり盲目的になる事の恐ろしさに早く気付くべきですな。

まぁ・・・「レイジ 僧侶 焼身自殺」などの頭の悪そうなキーワードで興味本位に検索してくる馬鹿には何を言っても判らないだろうが。


– これ見て三年前を思い出そう –

何も考えずに他人の考えに流された結果、今の日本があると言う事を思い出そう。
そして、また何も考えずに他人の考えを妄信しているだけでは同じ過ちを繰り返すだけだ。

少なくともテレビで顔を知っていると言うだけで選ぶのはやめよう。

※ティック・クアン・ドック僧侶
ベトナム戦争当時、南ベトナムのゴ・ディン・ジエム政権による宗教弾圧に対してサイゴンのアメリカ大使館前で抗議の焼身自殺をした。
ゴ・ディン・ジエムの義妹のマダム・ヌーはアメリカのTV番組のインタビューで「人間バーベキュー」と評した。
時のアメリカ大統領リチャード・ニクソンは著書の中で、この事件を共産主義者のプロパガンダの一環に過ぎないと主張した。

YouTubeなどには映像もあるそうですが、一人の人間が死に至る過程が映っているので興味本位で観るのは止めましょう。
半世紀以上経っても同じ事が繰り返されている事実や、為政者達の発言の内容が似ている事に恐怖を感じます。

タイムマシンにお願い

聞いた話によれば、作家の司馬遼太郎が本を一冊書く事を決めると、その内容に関する資料となる書籍が神保町の古書店から消えたほどだったと言う。
ご本人から連絡を受けたナジミの古書店の店主から神保町界隈にある歴史に強い古書店の店主へと連絡が行くのだとか。
そうやって集められた膨大な資料を読み、解釈し、司馬先生の体の中で発酵させたものが作品となったわけだ。

しかしながら、司馬遼太郎が書いた歴史小説はあくまでも小説であって歴史書では無い。
このあたりの事が理解できないアホ丸出しの一部読者が司馬史観なるものに感化されてしまい、あれが歴史だと本気で勘違いしてしまうのだから困ったものなのだ。
たぶんご本人も創作なのに・・・と思っていたのだろうが、読み手がアホだと才気溢れる文豪も哀れだ。

ただし、創作するにしても歴史を学んでからやるのと無知なままでやるのとでは大きな違いがあると思う。

まぁ、そんな大げさな話ではないけれど私もビデオを作る際は色々と調べる。
調べている時間の方が製作している時間よりも何倍も長い。
そんなこんなで、例の赤城のリペイントの件もあってここんとこずっと色々調べものをしていた。
毎回ビデオ製作の度に経験する事になる試練とも言えるこの資料集めは文字通り難業だ。
今回も案の定真珠湾攻撃時の機体番号と機体の色がわからないのだ。

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– 午前六時に設定・・・ちょっと明るいかな? –

とりあえずIL-2のサイトで手に入れた零戦のskinをテストで使ってみる。
ちょっと汚れが激しすぎて私のイメージとは違う・・・
これは勝手なイメージなのでアレすが、開戦後の戦闘ならイザ知らず、緒戦であるところの真珠湾攻撃の際には機体はそれ程よごれていなかったのではないだろうかと思うのだ。
新造されたばかりの機体もあったろうし、日本人の性格からすればまさに乾坤一擲な大勝負に出る際には自らも清くありたいと願うと思うのだ。
当時の搭乗員の証言うを読んでみると、宿敵であるところの米国との決戦を前にして「もう思い残す事は無い」や、ハワイを目の前にして「ここまで来れたのなら死んでもよい」等の言葉が残されている事を鑑みるに、刺し違えてでも敵を屠る覚悟にも似た悲壮な決意があったと思われる。
そんな精神状態の零戦搭乗員からすれば愛機は文字通り己と一体だったはずなので、強敵と相見える晴れの日を迎えるにあたり己の死に場所たる愛機を整備員達と協力して出来る範囲内で綺麗にしたのではないだろうかと思うのだ。
もちろん古い機体もあったし、汚いまま出撃した搭乗員もいただろうが・・・

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– 森史朗(著) 運命の夜明け – 真珠湾攻撃全真相 –

さて、森史朗(著)”運命の夜明け- 真珠湾攻撃全真相”を読むと、12月8日の運命のこの日、最初に飛行甲板を蹴ったのは空母赤城所属の第一次攻撃隊 制空隊指揮官 板谷 茂少佐だったと書かれている。
と言う事でDLした板谷機を赤城甲板上に並べてみたのが上のSSだ。
※このblogでは第一次、第二次という表現に統一します。

↓真ん中が「汚れが激しすぎててイメージじゃない」と書いた機体で、奥のは白いけど一番イメージに近い。
手前の機体はちょっとグレーが強くて私が持っている真珠湾攻撃時の零戦の色のイメージとは違う。
それに、汚しが汚い・・・矛盾しているように聞こえるだろうが、ちょっと嫌な感じの汚しなうえ、機体番号がAI-155なのに帯の色が赤と言う時点でアレだったりそうじゃなかったり。

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– 別角度、昼間 –

ところで、この板谷少佐の搭乗機であるAI-155ですが、資料によるとAI-101と言う説もあって、この先も他の機体番号等で翻弄されるであろう自分の姿が想像できて萎える。
なにせ、零戦よりも明らかに資料が少ないであろう艦攻や艦爆などの機体番号や色も調べなければならないからだ。
今回はリペイントなどには余り時間を掛けられないので、本音を言えば既存のskinを使わせて頂いてビデオ製作に入りたいのだが・・・
艦攻とか艦爆自体あまりよく知らないし・・・
特に艦攻に関しては、部隊によって塗装の感じが違うらしく、軽く調べてみたところ「〇〇の部隊の色は地味」などの表現を目にしましたが自分的には??なのだ。
たぶん各部隊による迷彩の違いを言っているのだと思うけど、マークが違うだけでも大変なのに迷彩やらなんやらなんて考えただけでもウンザリする…(・_・`)

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– 真珠湾攻撃二日前の赤城飛行甲板上で万一に備えて待機するAI-101 –

因みにAI-101に関しては手持ちの写真集の中に掲載されていた写真の中にしっかりと写っており、その写真によれば垂直尾翼に帯が無いので指揮官の搭乗機では無いと思われる。
また、板谷機の垂直尾翼の帯の本数も諸説あるようだが、検索してみて一番多かった上二本、下に一本の計三本の黄色の帯とすることにした。
ただし、帯の色や機体の色に関しては言わずもがなで、モノクロ写真しかないので想像で塗るしかない。

先にも書いたが、この分だと艦攻や艦爆なども塗らないと駄目だと思う。
暇を見つけてはIL-2のskinなどを公開するサイトなどに赴き、真珠湾攻撃時を再現したリペなどを探してはいるものの正直言ってリペの数自体が少ないのは否めない。
それに、どの機体がどこを通って何を攻撃したかなども調べた上で必要なskinを集めなければならないので、我ながら結構時間が掛かりそうで萎えまくりなのだ。

Akagi_AI-155
– あたいのAI-155 – どっ・・・どうですかね? –

うっ・・・(‘A`)マンドクセ
もう止めちゃおうかな。
歳のせいか根気のいる作業は仕事以外無理。
私生活では我慢と言う二文字とはオサラバしたい今日この頃。
行きの飛行機の中で考えよう。

タイムマシンさえあればね。

つーことで、明日から出張で※LAXへ行って来るよ。
来週には帰ってくるよ。
※ロサンゼルス国際空港のスリーレターコードがLAXなのでそれから来てるんだけど、現地ではエル・エー・エックスって発音しないと通じないから注意が必要だ。

では、行ってきます。