FLASH OUTのあとがき

今日は合宿所で着る部屋着などを買ってきました。
んで、荷造りしてコンビにから合宿所へ発送。
もちろん着払いで(゚∀゚)アヒャヒャ
聞いた話によると、合宿所・・・と言いましてもホテルらしいので、ちょっと想像していた合宿とは違う感じですね。
鬼教官もいないらしい。
いずれにしましても落ちこぼれないように頑張ってきます。

さて、先月急に思い立って作りだしたビデオFLASH OUTについて書きたいと思います。
キッカケは・・・急に何かを作りたくなったと言った感じです。
それに、前作、前々作は尺も短いですし、予告めいた内容のビデオだったので、本編のようなものを作って一定の区切りを付けたかったという思いもありました。

製作期間は二日間+αと言った感じでしょうか。
本編的なモノの中では異例の速さだと思います。
尤も、仕込み的な作業が少なかったのも良かったのだと思います。
仕込みは結構やる気を削がれますので・・・
F-2のリペイントやF-15Jの手直し、そしてMISSIONファイルの作成等の仕込みなどを含めると1週間くらいはかかっていると思います。


– 今回使用した機体MODの全て – 製作者の方々に感謝 –

コンセプトは前作の”亡国のイーグル”の本編的な位置づけと言った感じでしょうか。
それに”Practice”を足したような感じです。
意識して似たようなカットを使用しているのもその為です。

プロットを考える必要がなかった事も製作期間が短くなった一因だと思います。
時節柄で言えば敵をロシア軍ではなく中国軍にした方が良いのかもしれませんが、ちょっと生々しすぎなので止めました。
中国軍に対する知識が乏しいというのもあります。

それに、今回の作品にはあまり政治的な意味合いとか入れないようにしました。
実は公開する段階でちょっと削除したシーンとかはありますが・・・”頭の中が迷彩模様”な輩に寄って来られても困るのでね┐(゚~゚)┌
軽いノリで、即興的な感じで製作を進める事に主眼を置いて作業をしました。
そういう意味では正解だったかなと思います。


– 試写後カットしたシーン – OPの前にあったニュース映像風のシーン –

それ故、勢いは感じられるとは思いますが、あまり内容の無い薄っぺらな感じの作風に仕上がりました。
人間で言うと”チャラ男”みたいな感じといえば判り易いでしょうか。
なので、個人的にはあまり気に入ってはいません。
試写会だけやってお蔵入りするつもりだったので・・・
公開してしまった今となっては、もうちょっとちゃんと作っておけば良かったなと後悔しています。

余談ですが私は結構撮り直しが多い方で、カメラアングルとか納得が行かないと何度でもやり直します。
もちろんゲームを使用した動画製作には限界がありますので、妥協を強いられる事は多々ありますが・・・
ただ、それは単なる妥協なのではなく、何度も試行錯誤を繰り返した結果の”究極の妥協”と言うべきものだと考えています。
しかし、今回は殆どそれをやりませんでした。
やはり、まとまった時間が取れないと言うのはネックですね。


– タキシング中のF-15J – 今回の色味は地味にならない程度の調整に留めた –

今回のビデオを大きく分けると3つのパートに分かれています。

1 OPからAMRAAMをぶっ放すところまで。
2 増槽を投下してから敵機を撃墜するまで。
3 F-2による対艦ミッション。

このうち1と3はAIがメインとなっています。
厳密に言えば1はAIがメインで、若干プレイヤー機を使って製作しています。
例えば、離陸のシーンでは離陸自体はAIですが、ハイレートクライムはプレイヤー機、つまり、私がやっています。

3は完全にAIオンリーです。
なので、製作するのに最も速く楽に出来たパートでした。
製作期間は半日くらいだったと思います。

ただ、それも撮り直しをしなかった事による部分が大きいですね。
なので、通常であればもっと作業期間は長かったと思います。
カメラアングルなども含めて画作りとして甘いのは否めません。

最も苦労したのは2の空中戦のパートです。
Trackファイルに関しては以前に遊んでいた時に録ってあったものを使用しています。
ネタばらしをしますと、この空中戦は3つのTrackファイルから製作されています。
3つのTrackから良いシーンを抜き出し、私が考えた空中戦(シナリオに沿った)を再構築して映像化したものです。


– このビデオを作ろうと思って最初に浮んだイメージ –

OPは音楽を聴いていて閃きました。
文字通り”閃く”さまを表現しています。
闇の中に閃く日本刀的なイメージで製作しました。

その後アラートハンガーから・・・と言いたいところですが、ザッと見た感じで良いハンガーが無かったのでそのままRAMPからスタートさせました。
LOMACには良いハンガーが無いですね・・・欧州が舞台なので掩体は良く出来ていますが・・・


– 微妙に気に入らない・・・特に#907の位置が –

離陸まではAI機メインですが、一番機がローリングテイクオフを開始して2番機が滑走路に入るシーンの2番機は私が操縦しています。
もう少し早く滑走路に入りたかったのと、もう少し画面向かって右に入ってからターンさせたかったのですが時間がなかったのでOKテイクとしました。
他にもカメラ位置はもう少し後ろの方が良かったとか色々ありますが、時間が無かったので妥協しました。
尤も、見る人が見ないと分からないと思います。
ただ、本当に画作りのセンスのある人からすると微妙なカメラアングルだと思います。


鬼教官コーチの南方二佐 – TACネームはPOP、愛称はポップ南方 –

ノーズアップから実際に滑走路を離れるところまではAIで撮りました。
と言うのは、LOMACの離陸は難しいので・・・
以前に南方コーチからF-15Jの離陸速度やピッチ角などを教えてもらっていたので今回の撮影では何度かやってみましたが、残念ながら私にはピッチ角をmaintainする事が難しく、格好良く離陸できないのとメンドクサイのとでAIに任せる事にしました。
AIのくせに微妙にフラフラしてるのがリアルと言おうか笑えますが・・・
ただ、AIはノーズアップ自体の動きが速いので、前輪の浮き始めから再生速度を調整(遅く)して編集しています。
エアボーンの瞬間にフォーメーションライトが灯るので、LOMACやってる人ならAIだと判ると思います。


– ビデオでは一瞬なので、こういう小技に気が付く人は少ない –

ハイレートクライムに関しては私がやっています。
これもAIがやってくれれば良いのですが、ミッションエディターで試してみましたが無理でした。
なので渋々やっていますが、これもピッチ角をmaintainするのが難しい(´д`)ママ…
何度かやってOKテイクとしましたが、本当はもう少し低高度の段階でピッチ角を固定して真っ直ぐ登っていく所を撮りたかったので残念です。
妥協の連続に既にやる気が失せ始めたのはナイショ。


– もうちょっと機体を揺らそうかと思っていたけど –

巡航シーンはイメージ通りと言うか、カメラアングルも何も無いので、リハーサルやって本番は一発OKとしました。
本当はもう少し高高度でやりたかったのですが、その後の戦闘シーンの高度が低すぎたのでそれに整合させるために高度低めでのシーンとなりました。
この辺りは事前の”ひとり打ち合わせ”をしなかった報いと言った感じで、やる気が削がれて行くと言うか”非公開なら無問題”と自分に言い聞かせながらの作業となりました。

他にも行き当たりばったりの報いがこのビデオにはゴロゴロしていますので、お暇な方は探してみてください。

AMRRAMをぶっ放すところも全てAIです。
なので同時に発射していますが、出来ればタイミングをズラして発射してほしかったです。
ミッションエディターで何度か試みてみましたがダメでした。
このあたりはAI機の限界なので致し方ないのかもしれません。


– 増槽を落とす事で戦闘が始まると言う”スイッチ”が入る。これは訓練ではない –

増槽投下から回避行動までは私が操縦しています。
増槽も2機が落とすところを撮りたかったのですが、コマンドメニューから出来るんですかね?
メンドクサかったので1機をいろんな角度から撮る事でそれ風に見せています。

さて、ここから苦手な戦闘シーンに入るわけですが、実はこのシーンは一番後回しにしています。
この時点でかなりやる気が失せてまして、簡単な対艦シーンを先に回す事でやる気が回復するのを待つことにしました。
あんまり書く事はありませんが、フレアーが綺麗だったので、それだけ見せられれば良いかな?と言うのがコンセプトです。
実際あんな風に派手にフレアー焚くのかは知りませんが、画的に綺麗なので良しとしました。

最後の一機が撃墜されるシーンとF-2の出撃のシーンをクロスオーバーさせたのは、制空権を確保できた事をイメージさせたいと考えたからです。
戦いを優位に進めているという印象を与えたかったので。

タキシングから離陸までは全てAIです。
10分くらいで撮影して10分くらいで編集したお気楽シーンですな。
細かいところで色々問題がありますが、時間が無いので良しとしました。


– 実際こんな風に低高度のまま編隊を組むのかはわかりません –

低空飛行でF-2が行く最初のシーンは競艇のCMにインスパイアされています。
競争しているような感じにしたかったので。
次のシーンでは陸地をバックに、次のシーンでは2機がブレイクして行きますが、これは4機がそれぞれ分かれて攻撃する事を示す為に見せています。

ASM-1とASM-2の実弾の色も、パッと見てわかり易いようにあえて別々にしました。
以前にこのblogでも書きましたが、ASMの色に関しては諸説ありまして、1と2は白っぽい色だと言う説と2だけ青も存在すると言う説もあったりします。
まぁ、それこそ自衛隊の中の人で無い限り確実な事をわからない訳ですが、パッと見違うミサイルだと言う事を一般の視聴者の人にもわかるようにしたかったのでこのような形にしました。


– 煙があるからこその引きのカット – なんちゃってASM-1が行く –

このあたりから前作で使用したミッションファイルを使用して撮影しました。
なので撮影から編集まで数時間ほどで完成しました。
非常に簡単に出来たので、その勢いを駆って空中戦のシーンを製作しました。

基本的には3つのTrackファイルを使用して製作しました。
パズルみたいな感じでしょうかね。
かなり色んなシーンから切り貼りしています。
戦闘シーンを垂れ流すだけだと尺に収まらないし、かといって一つのファイルから作るとシーンとして魅力がないので、メンドクサイですがこう言う形での作業となりました。
Trackの再生に撒き戻し機能があればもっと面白い事ができますが・・・

戦闘シーンが短い割には上手くまとめられたかな?とは思っていますが満足はしていません。
ただ、どこかで見たようなシーンにだけはしたくなかったので、そういう意味では満足です。
他人の真似をする事ほど卑しい行為は無いと思っているので。


– フレアーは美しい花火のよう –

フレアーを連打して焚いているのは必死さを表すためです。
LOMACの戦闘シーンで唯一必死さをアピールできるポイントがフレアーだと感じたので。
これは実戦の厳しさを表現したかったので派手に焚きました。

所詮はゲームの画面で作られたビデオなので、実際の戦闘が持つ緊迫感のようなものは中々表現し辛いのは仕方が無い事だと思います。
ですが、戦争を表現している以上、何かしらの形で戦場の厳しさのようなものが表現できれば良いなと考えています。
それがどのような表現になるのかは作るジャンルによって変わるのだと思います。
フィクションにはフィクションの、ノンフィクションにはノンフィクションの”演出”が存在する訳ですから。
それを追求していくのもビデオ職人の楽しみの一つなのだと思います。


– SAM “Ship to Air Missile”によって撃墜される海上自衛隊所属の哨戒ヘリ –

タイトルは光が閃く様や、爆発の閃光をイメージしています。
この言葉の意味には”怒る”と言う意味もありますので、そういった怒りなども表現しています。
「日本の領空に勝手に入るなこの露助野郎!」と言った感じのイケナイ表現も含まれています。
軽いノリの中にも多少なりとも意味を込めて見ました。
一見チャラ男ですが、実は・・・と言う感じです。

音楽はELLEGARDENのAcropolisと言う曲を使いました。
歌詞の内容が、自衛隊の置かれている立場や自衛隊信者などのいわゆる”頭の中が迷彩模様”な連中の事を現しているような感じがしたので使いました。
もちろん、ELLEGARDENは自衛隊の事などを想定して歌詞は書いてはいません。
たぶん・・・自分の頭の中に引き篭もりがちな現代人に対する詩のような気がしています。
私の勝手な解釈なので、作詞した細美さんに問い合わせるようなマネはやめましょう。

と言うことでツラツラと書いて来ましたがおしまいです。
しばらくは忙しい日が続くので新作を作る余裕は無いかもしれません。
なので新作を楽しみにしてくれている人にはサーセンって感じです。
今回もコメントで「待ってました」みたいな事を言ってくれた人がいたので・・・

たぶんこのblogも見てくださっている常連さんだと思うんですけど、いつもビデオの方に励まし系のコメントを書いてくれてありがとうございます。
この場をお借りして御礼申し上げます。
基本的にコメントとか貰っても嬉しくない方なのですが、何人かの方がいつも励まし系のコメントをくれるのは嬉しく思っています。
そういう方達限定で何かを作ってみたいですが、配信方法などに問題があって難しいのかもしれませんね。
何か良い方法があれば、何かの形でお礼が出来ればと思っています・・・と言っても、ビデオを作るか未公開の物をお見せするかくらいしか出来ませんが┐(゚~゚)┌

暇になれば・・・試験に落ちれば暇になるので、そしたら何かを作るかもしれませんが予定は未定と言うことで。

そんなこんなでお開きの時間と相成りました。
明日から合宿で長野の方へ行ってきます。

アディオース (・ω・)ノ

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