2011年 4月 13日 の記事

下りに乗って

今朝、私はいつものように会社へ行こうと駅に向かって歩いていました。
花粉が飛び交う良く晴れた日でした。
まだ4月ですが、五月晴れと言う言葉が似合う、そんな朝でした。

駅までの道すがら、桜の木が目に留まりました。
いつも見ているはずの景色が、なぜか今日はとても色付いて見えたのです。
私は携帯を取り出し、写真に収める事にしました。


– 珍しく激写 –

シャッターを押した瞬間、私には予感がありました。
今日はいつもと何かが違う。

駅が近づくにつれ、やがてそれは確信へと変わりました。
今思えば、昨日の段階で既に予感があったのかもしれません。

駅のホームで、私は賭けをしました。

「先に来た電車に乗ろう」

私は知っていました。
上りの電車よりも、下りの電車の方が先に来る事を・・・Σ (゚Д゚;)え?

桜の木が綺麗だったからでしょうか?
いいえ、それだけではありません。
丁度、sigur rosの曲が、イヤホンから流れていました。
そのせいかも知れませんが、実は、なんとなくですが昨日から予感はあったんです。
だから昨日の時点で、入っていた予定をキャンセルしておいたのです。
なんとなくですが・・・

私がお勤めする会社は、社員の予定などをグループウェアで管理しています。
サイボウズみたいなやつ。

外出先からそれを見る為のiPhoneも支給されています。
便利なんだろうけど、何か違うと思ってしまう。

乗り換えの為に下車した駅でiPhoneをチェック。
新たに幾つかの打ち合わせ希望が入ってたけど、社内の人間だし「ま、いっか」ということで、行動予定欄に「病欠」とカキコ後、会社に電話。
ズル休みアバンチュール(゚ε゚)

※良い子のみんなはマネしないように。

そこからしばらく電車に揺られて、海へ行こうか山へ行こうか迷ったんですが、そのどちらでもなく湖に向かう事にしました。


– 平日のせいか人もまばら。まさに貸切状態 –

海は実家のそばのがイイ。
山はあんまり知らない。
湖が今日の自分には合うような気がしたのです。

音楽を聴いて、ソフトクリーム食べて、歩いて・・・たまに写真。

何度か会社からメールがあったけど、全部仲良しさん達だった。
心配かけてサーセン(・ω・)ノ
でも、一番仲の良い子にはバレテマシタ。

そう言うもんですね。

湖畔に降りて、平らな石を探して、投げた。
”水切り”って遊び。
子供の頃、叔父が教えてくれた。
月日が流れて、その叔父の子供に、この”水切り”を教えてあげた事がある。
それを見ていた叔父の笑顔を思い出した。

たまにはこう言う日があってもイイかな。


– 湖畔に咲く桜 –