Adobeカンタービレ

After Effectsと言えばPhotoshopと並んでAdobe Systemsの人気商品だ。
動画に様々なエフェクトを追加したりして加工する為のToolで、簡単に言ってしまえば動画版Photoshopのようなものだ。
編集ソフトの一種だと勘違いしている人も多いようだが、似て非なるものとはこの事だと言えるほど違う。
もちろんAEを使って動画を編集することも可能だが、あんなもので編集するくらいなら趣味で動画製作などやらなかったかもしれない。

– 自然なheat blurの表現はきわめて難しい –

例えるなら・・・

あなたは歩くのが好きだ。
だから毎日歩くのも苦にならない。
日本の本州を地図で見て見ると、山口県は下関まで地続きだ。
あなたは下関に行かなければならない。

歩いていきますか?

と、こんな事を悶々と考えながら近所のスーパーまで買い物に行って来た。
今日はこれからミートソースを作る。
来週から仕事が忙しくなるので、ミートソースを小分けにして冷凍にする。
そうしておけばちょっと遅く帰ってきてもパスタを茹でさえすればミートソースが食べれる。
更に、お湯で伸ばして、ベーコン、ジャガイモ、キャベツを足して煮込めば”なんちゃってミネストローネ”の完成となる。
意外とミートソースは万能なのだ。

ご飯も炊く。
冷凍の備蓄ごはんがなくなりそうなので、コレも小分けにして冷凍保存する。
こうしておけば、食べる時にレンジでチンするだけなので簡単だし、「サトウのごはん」を買うよりも経済的だ。

さて、ビデオの話。

AEを使わなければ既にリリースできていた。
が、何年もビデオを作りなどをしていると、自分に対する要求がドンドン上がってしまう。
ビデオを作り始めた頃は、それこそキャプチャして適当に繋げただけでも満足だった。
が、今となってはその程度のくだらないモノでは満足できない。
「アレやってみよう」的なアハ体験ならぬ”アレ体験的”な、何か知的好奇心を刺激する”アレ”が欲しいのだ。
そういう意味でAEには”アレ”が沢山詰まっている。
ただし、AEが使いやすいToolかと言えば( ´・_・`)な気分だと言わざるを得ない。

一応AEでの作業は終了した。
毎晩、仕事から帰ってきてからチマチマとAEで作業していた。
ラヴェルのボレロを聴きながら作業した。

この一週間、モーリス・ラヴェルの”ボレロ”を何度聴いただろう。
映画”愛と悲しみのボレロ”でご記憶の方も多いと思う。
200回以上は聴いた。
延々リピート再生。
”AEでの作業”と言う退屈な作業を完遂できたのも、このボレロのおかげだと言っても過言ではない。


– この曲のおかげで”AE”を楽しむ事が出来た。 –

余談ですが、映画に使われたクラシックの名曲は多い。
”地獄の黙示録”に使われたリヒャルト・ワーグナーの”ワルキューレの騎行”はあまりにも有名だが、この”愛と悲しみのボレロ”に使われたラヴェルのボレロも素晴らしい名曲である。
”のだめカンタービレ”のおかげで”なんちゃってクラシックファン”が増えたのは良いが、クラシックのCDが置かれたコーナーで、アニメやテレビドラマの話をするのは止めて欲しいと思うのは私だけではないはずだ。
「しーん」と静まり返った都内某店のクラシックCD販売コーナーで、嬉々としてアニメの話をしてた馬鹿をガン見していた初老の紳士の目には殺意が宿っているように見えた。

と言う事で、レンダリングしてチェックする前にコレを書いている。
なので、やり直しの可能性もあるが、とりあえず山は越えたかなと思っている。
早ければ今夜か明日。
遅くても来週中にはリリースできそうだ。

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