2010年 5月 の記事

五月病

五月もそろそろ終わろうかと言う頃になって五月病が発症した模様。
と言っても、私は新入社員でもなければ新入学生でも無い。
なのに周りから「五月病じゃな~い?」と言われているので、一応五月病になったつもりでいる。

でも、本当に体がだるいし、何もやる気が起きない。
朝起きるのも辛いし、会社に行くのもいつも以上に気が重い。

当然ビデオ作りなんかもやる気ゼロで殆ど何もしてなかった。
ただし、ちょっとずつではあるけれど例のUI-105をいじってた。

その甲斐あってこんな感じになった。

これ以上はやる気なし。
別に五月病だからと言う訳ではなくて、単に私のモチベーションが長続きしない事が原因。
とにかくやる気が持続しない。
飽き性なもんで┐(゚~゚)┌

私の知り合いのリペインターの方などは一機仕上げるのに100時間くらいは平気で費やすらしい。
でもこれはPhotoshopでの作業時間で、その前の”仕込み”に費やす時間と労力を考えれるばその苦労は計り知れない。

ところで、台南工廠さんのMOD Packにパッチ(TKM-1.12)がリリースされていた。

早速入れて見た。

スタティック用の零戦21型の色が灰色に変わってしまっていた・・・(´・ω・`)
何か工廠さん側に都合があっての事だと思いますので致し方ありませんが困ったのも事実。
昭和18年頃のラバウルを再現したいので、零戦は緑色系が好ましかった。
パッチを当てる前は良い感じにムラのある緑色だったのでバッチリだったのだ。

52型でも配置してしまおう。

ところで、このパッチを当ててKi-43_III Koを使うと落ちるのだとか。
試しにクイックミッションで飛んでみたら、loadが100%になったとたんにアプリケーションエラーと出て落ちた。
私のIL-2はイロイロMODを追加したりしてるので、そのせいもあるのかもしれない。
台南工廠さんの掲示板にも飛行禁止の呼びかけが出てた。
それによると、カウルフラップを開けると落ちるらしい。
私の落ち方とはちょっと違うのが気になった。

こういう事も含めて、MOD作者の方々は本当に大変だと思う。
作るのも大変、不具合が出たらもっと大変。
無償で公開してくれる台南工廠さんに感謝。

そういえば本日CS5が発売されたらしい。
Adobeさんからご案内が来てた。
ご案内が来たからと言って「ハイそうですか」と言っておいそれと買えるような金額でないところが悲しい。

でも買っちゃおうかな(゚ε゚)

暑い

先日”寒い”なんて事を書いたと思ったら、今日は日本の梅雨を連想させるようなむし暑さだった。
ちょっと買い物しに新宿まで出張ったのは良かったが、百貨店内のエアコンと外のむし暑さのおかげでちょっと気持ち悪くなった。

帰りにアイス買って食べたら元気になりましたけどね(゚ε゚)

最近のお気に入りは、丸永製菓株式会社の”九州名物 白くまバー”だ。

商品名に”九州名物”とあるのがお茶目だ。
カップの方のしろくまよりも私はこっちのバーの方が好きだ。
アイスを食べていると言う感覚が、より強く味わえるからかもしれない。

ちょっと前まではブラックサンダーアイスがお気に入りだったけど、ブラックサンダーアイスの”あの甘さ”は、正直夏の暑いさなかに食べるにはちと辛い。
それに結構カロリーが高いので、あんまり調子に乗って食べまくっているとデブ一直線となる。

夏にデブになるのはカンベンなので、しろくまバーも自重しなければと思う。
でもおいしい\(^o^)/

さて、昨日の続き。

書体の変更と、日の丸に白フチを付けた。
よくよく写真を見たら白いフチがあったのに気がついたのだ。

この程度なら私のスキルでもなんとかなる。

撮影は遅々として進まない。

UI-105

ちょっと仕事が忙しくなってきた。
なので作業は進まない。
とりあえずチマチマとリペイントに明け暮れる。
と言っても、私のはリペイントモドキですが┐(゚~゚)┌

かの有名なUI-105のUIの文字を目立たなくしてた。
一応、今回作るビデオの主役なのであった。

このUI-105は、有名な機体の割にはいろいろと謎の多い機体だ。
一つは垂直尾翼に書かれた機体番号。
この機体の番号がUI-105だと言う事はいろんなところで目にするが、105は読めてもUIは読めない。
で、このUIは「赤色で書かれている」とか、「実は何も書かれてない」とか諸説あって、最も有力な説だと私が勝手に思っているのが「黒色で書かれている」という説。
元々この機体は灰色で、機体番号は黒色で書かれてたらしい。
それを現地で緑色に塗りたくったので、かなり適当な塗装がなされている。
で、UIの部分は灰色時代の黒のままで、105の部分だけ認識できるようにと白で書いたらしいのだ。

この適当さがカッコイイ(^-^*)

二つ目の謎は、搭乗員が誰なのか・・・
一番多く目にするのが西沢広義説。
でも、どうやらこれは違うらしい。
では一体誰なのか?
諸説ありますが、どれも決定打に欠けることもあって「わからない」が正解らしい。
この機体がこのあとどこでどうなったのかもわかりませんしね。
まぁ激戦のラバウルを戦った機体ですから、詳しい資料が残ってる事は無いと思われます。

と言う事で、それっぽく加工してみたけど本物のには遠く及ばない。
それにしても台南工廠さんは芸が細かい。
よく見て欲しい・・・アンテナが無い事にお気づきだろうか?

これぞ台南工廠製零式艦上戦闘機二二型でございます。
因みにこのアンテナは付けたり外したりが可能です。
なんとも至れり尽くせりなのだ。

私がHSFXを使っているのも、実は台南工廠MODが使いたいが為なのであった。
なので、もし台南工廠MODがUP2.01に対応した暁には、私もとっととUP2.01に移行しようと思っている。

と、ここまで書いてUI-105の1の字の書体が違う事に気がついた。

修正しなくちゃ( ´・_・`)

悪と書いワルと読む 其ノ二

今日もあんまり時間が無いので、Mission fileでも作ろうかと思いましたが止めました。
ちゃんと作ろうとすると結構時間が掛かるので。

と言う事でパイロットをいじる。

こないだいじったんですが、あの後イロイロ考えていて「どうせやるなら登場人物を決めて全員作ろう」って事になりまして・・・
まぁ大した作業ではありませんので。

一応6人だけですが作ってみました。
かなり”悪”な雰囲気がプンプンしますが(゚ε゚)キニシナイ!!
この為にPhotoshopを立ち上げた。
でも今回は日の丸を入れただけじゃありません。

さ~て、私は一体何をしたのでしょうか?

ヒント:こないだと同じ人がいますね・・・
    左肩のあたりに・・・

きっとAdobe systemsの方も喜んでくれただろうヽ(^O^)ノ

5月28日にCS5が出るらしい(´・∀・`)ヘー

試練 其ノ一

IL-2に限らず、FS系の動画を作っていて最初に訪れる試練は機体探しだったりする。
MSFSの動画の場合は、これが原因でお蔵入りする事が殆どだ。

IL-2の場合はあらかじめ用意された機体を使う事が前提となる為、機体探しの手間は省ける。
ただし、最近ではMODの充実により、デフォルトでは存在しなかった機体なんかもあったりして選択の幅が広がったのは嬉しいけれど、今までは無かった機体探しと言う苦労が増えた。

とりあえず探してみて無ければ諦めもつくが、IL-2の場合は機体があるのにリペイントが無い場合が殆どで、ある意味目の前にニンジンをぶら下げられた状態になる。
なぜならG-MAXに代表される3Dツールを使いこなすのはかなり大変なので機体を一から作ることは難しいけれど、Photoshopに代表されるようなグラフィックツールならちょっとは出来そうだからだ。

そうは言っても、”道具を使える”=”上手に塗れる”とは限らないのが悲しいところ。

だが”捨てる神あれば拾う神あり”とはよく言ったモンで、IL-2の場合だとTEMPLATEと言うのが存在する。
平たく言うとリペイントの雛形だ。
MSFSで言うところのペイントキットみたいなもんだろうか。

今回は気に入ったTEMPLATEが無かったので、既存のSkinに追加する事で対処する。
これを世の中では手抜きと言う(´д`)

 

こうやって見ると「すげーw」と言う声が聞こえてきそうですが、95%以上はこのりぺを公開してくださったリペインターの方のおかげです。
で、私は何をしたかと言うと・・・垂直尾翼の機体番号と、胴体に白いラインを入れました。

「そんだけかよw」と言う声が聞こえそうですが、そんだけです┐(゚~゚)┌

だから5%。

まるで消費税並みの作業だ。

でも、よく見ていただくと白いラインなんかにも汚しが加えられていたり、機体番号も所々剥げていたりして、リアルさアップなのであった。
こういう作業をウェザリングと言うのだそうな。

余談ですが、私は兵器に関してあまりキレイな状態は好きじゃない。
特に零戦を代表とする大戦機などはむしろ汚い方が好きだ。

想像してみて欲しい。

マトモな設備も無い南の島の基地に配備され、毎日激しい空戦を戦っている戦闘機が、まるでIRAN明けのように綺麗な訳が無いではないか。
塗装は赤道付近の灼熱の太陽に焼かれ、激しいスコールに曝され、連日の空戦で翼はたわみ、その為に傷み剥がれている筈だ。

と、熱く語ってみましたが、知り合いからの受け売りでした(゚Д゚)ハァ?
でも、この事を聞いた時に「なるほど」と思ったのは本当です。

こんな感じで苦手なリペイント作業に苦しむ日々。
撮影は遅々として進まない。

悪と書いてワルと読む

今日はあまり時間が無いので零戦搭乗員をいじる。

なんか”悪”な雰囲気がプンプンしますが(゚ε゚)キニシナイ!!

見る人が見ると誰だかバレちゃうので一応モザイク入り。
で、私が何をしていたのかというと、搭乗員の右肩に日の丸を入れてた。

この為だけにPhotoshopを立ち上げた。
Adobe Systemsの人が見たらきっと泣くだろう。

今月末にはCS5が出るらしい(´・∀・`)ヘー

~と言っては見たものの

本気と書いてマジと読む。

”本気モードで”と言っては見たものの、ラバウルなんて行った事ないですしね。
有名なラバウル航空隊の戦いを描いてみようと言っては見たものの、ラバウル航空隊なんて見たこと無いですしね。
判んない事ばかりなんですよ。

困った(´・ω・`)

悶々としてても仕方が無いので、本棚からそれっぽい本を取り出してペラペラと立ち読み。
一口にラバウル航空隊と言っても、そんな名前の航空隊が実際にあったわけじゃないんですよね。
ラバウル方面に配備されてソロモンで活躍した航空隊の総称みたいな感じと言えば良いのでしょうか。
かの有名な台南空なんかもラバウル基地で日々空戦を戦った時期もあったようですが、やはり台南空と言うとラエのイメージが強いですからね。
それに私の勝手なイメージなんですが、ラエの零戦=灰色、ラバウルの零戦=緑色ってイメージなんですよ。
なので使うのは緑色の零戦にする事にしました。

ただし、52型よりも22型の方が好きなので、メインは22型にしようかと思います。
そうなると、時代的には昭和18年頃のラバウルが舞台になります。
零戦が強かった最後の時代ですので、今回のビデオのコンセプトにはピッタリですね。
大挙して押し寄せる米軍機を零戦が千切っては投げ、千切っては投げるようなビデオにしようかと思ってます。

ただ、こんな内容でYouTubeなんかにUPすると、オレツォーイ的なアメリカン達から英語でボコボコにされちゃいそうですけどね┐(゚~゚)┌

さて、太平洋戦争の頃って一体どんな時代だったのでしょうか。
当然の事ですが今よりも物が無く、今よりも情報も無く、今よりもずっと不便だったのかもしれません。

でも、この写真なんか見ると今と大して変わらないような気もしてきます。
ドラム缶のデザインって今も昔も変わってないんですねw(゚o゚)w

搭乗員達の華々しい活躍は本などで読む事も出来ますが、その活躍を影に日向に支えたのは紛れも無く彼ら整備員なんですよね。
埃の舞う劣悪な環境の中でよくがんばったと思います。

零戦の話ではありませんが、以前に読んだ”杉山隆男(著)兵士を見よ”の中に、”遺影”という章がありまして、航空自衛隊千歳基地に勤務する機付員の話が載っています。
新造されたばかりのF-15DJ 12-8079機の整備を任されていたのですが、残念な事にエンジントラブルによってこの機は墜落してしまいます。

真冬の千歳で、”キャノピーに傷をつけてはいけない”との理由から、素手でキャノピーを洗う程担当する愛機を大切にしている機付員達です。
079を失ったこの機付員が受けたショックは計り知れないものがあると思います。 


翻って、激戦を戦う零戦の整備を担う当時の整備員達も、やはりこの機付員と同じように担当する愛機を大切に思っていたはずです。
平和な時代と違って、事故が起きる確率よりも遥かに高い確率で撃墜され還らぬ事の方が多かった愛機を、彼らは一体どんな想いを胸に秘めながら整備していたのでしょうか。
数時間前に言葉を交わした搭乗員が、自分が担当する愛機と共に未帰還となる。
現代社会ではあまり経験する事がない状況だと思います。


後ろに見えるのが花吹山。
大雨で噴火が止むまでは、多い時は日に何度も噴煙を上げていたと言われています。
火山灰の降り注ぐ灼熱の中で行われる整備は十分な物資が無い事もあって、それは大変な事だったと想像できると思います。

当時の整備員と聞いて私がすぐに思い浮かぶのは、出撃の時に帽子を振っている姿でしょうか。
必死に帽子を振る生真面目で懸命な姿を見ると、いかにも献身的な日本人らしさを感じずにはいられません。

空自の機付員の方達のエピソードと、懸命に帽子を振る旧軍人の姿はどこかダブるような気がしてしまいます。
時代は変われど、日本人の良さはしっかりと受け継がれているのだと思います。

Monochrome photography

本棚を整理していたら、以前に買った零戦の写真集が出てきた。

– 写真集零戦 ZERO FIGHTER 雑誌丸編集部編 –

 ちょっと嬉しくなって本棚の前でペラペラとめくっていたら、一枚のモノクロ写真が目に止まった。

ラバウルの飛行場で、椰子の木をバックに若い搭乗員がカメラに収まっていた。
緊迫した最前線だからなのか、それともカメラを向けられた為の緊張からなのか、少し表情の硬いこの搭乗員は、多分私と同世代なんじゃないかと思う。
彼の生きた時代に仮に戦争が無ければ、彼は一体何をしていたのだろうか?
戦争がなくても飛行気乗りを志したかもしれないし、好きな音楽を聴き、友達と馬鹿げた話をし、恋をしたのかもしれない。

余談ですが、この時代を生きた兵士達の顔を見ていると、今の時代を生きる同世代と比べて総じて老け顔に見える。
”老け顔”と言うと御幣があるかもしれないけど、この時代の20代は今の時代で言うと30代くらいに見える。
逆に言うと、今を生きる人々の顔は総じて幼く見える。
「平和ボケだよ」と、当時の人々から言われそうだけど、生きた時代が違うとここまで顔に変化が出るのかと思うと面白い。
それに、明日死ぬかもしれない状況にも拘らず、なぜかカメラに収まった彼らの表情は生き生きとして見える。

この写真のキャプションの最後にはこうある。
”この零戦搭乗員は、激戦のソロモン航空戦を生き延びられたのだろうか?”

以前に読んだ、この時代を戦い抜いた撃墜王の言葉を思い出した。
”みなそんなに若くして死ぬ必要はなかった。そして、生き残った者は功績を認められなかった。”
– 坂井三郎 –

なんとも悲しい言葉だ。

平和のありがたみと、日本の為に戦った当時の同世代へお礼を込めて、久しぶりにIL-2のビデオを本気モードで作ろうかと思う。

タイトルは、そのものズバリ”RABAUL(仮)”

と言う事で、唐突に始まりましたが宜しく御願いします(・ω・)ノ